玻璃の惑星

 著者 櫻井 牧 イラスト 松岡 剛志 富士見ファンタジア文庫

 初版発行 平成10年2月25日  定価 本体620円+税

 ISBN4-8291-2799-6


 エネルギー情勢を根本から覆すと言われている、モーラン結晶。そのモーラン結晶は、惑星「エリュシオン」にしか大規模な鉱脈は存在しない。銀河大学の最上級生で良識派の主人公リグと、おぼっちゃんのクリスは卒研のために「エリュシオン」に足を踏み入れるが、そこは間欠的に風速200メートルのストームが吹き荒れる大秘境。彼等はそこで、今まで発見されたことの無かったモーラン結晶の大鉱脈と、小さな妖精のような姿をしたエリュシオン人を発見したのだが・・・。

 なかなか手軽に楽しめる小説です。貧乏学生で、ろくすっぽコンパにも出たことのない現実派のビスマ・リグと、金持ちで世間知らずながらも、奇妙な諦観を持つクリス・シェンバインのコンビも結構ありがちかもしれませんが、なかなかいい味を出してます(^^)。

 テロリストの襲撃や、300メートルの風が3日3晩吹き荒れる「ビッグ・ストーム」などの出来事を通して、リグとエリュシオン人の女性リーリは親睦を深めていくのですが、その展開もなかなか良かったです。

 

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