活字秘宝 平成の名探偵50人 (1998.11.29追加)
洋泉社MOOK
発行日 1998年12月25日 定価 本体1,200円+税
雑誌69041-39 ISBN4-89691-354-X
去年、発売された「この本は怪しい!!」に続く「活字秘宝」シリーズ第2弾として発売された本書。今回は、「平成の名探偵50人」という企画で、最近、ミステリー小説などで活躍している50人の名探偵を紹介するガイドブック形式になっています。
前の「この本は怪しい!!」が、えらく妖しい本ばっかり紹介していたので、今回もそういう作りになっているかと思いましたら、意外にもかなりまともな作りで驚きました。
50人の探偵は、大沢 在昌「新宿鮫」の鮫島、京極夏彦の中禅寺秋彦や榎木津礼次郎、コミック「金田一少年の事件簿」の金田一一などの超メジャーどころから、清流院流水のJDC所属探偵達、西澤保彦「念力密室」等の”超能力者問題秘密対策委員会見習相談員”神麻嗣子、蘇部健一「六枚のとんかつ」の小野由一、雨宮早希「EM」のエンバーマー、村上美弥子、ゲーム「街」の雨宮桂馬、「EVE-burst error」の天城小次郎等々、結構マイナーな方々も含まれてます。
基本的に”誉める”ということを中心にした愛のある紹介で、その本を読んでいる人にも、読んでない人にも、それなりにわかりやすい文章になっていると思いますね。
それと、各探偵のコーナーにそれぞれ、各探偵のイメージイラストが掲載されているのですが、結構いい味出してます。個人的には、特に「風のシルフィード」などの作者 本島幸久の描いた森博嗣「すべてがFになる」等の犀川創平&西之園萌恵のイラストですね。あまりにも頭の中で描いていたイメージどおりで溜め息が出ました。
本島幸久自身も、インタビューでミステリーファンぶりをさんざん発揮しています(^^;。
、探偵の紹介パートは、かなりまともですが、いくつか掲載されている”突発座談会”は濃すぎます。セックス探偵の話題とか、何故か話が声優ネタになった直後に、脈絡もなく座談会が終わっていたり、その後、どういう話の展開になったか、よく想像できますね(笑)。
中でもインパクトが強かったのが、挿し絵にちょっとだけ載っていた劇画「御用牙」(原作 小池一夫 作画 神田たけ志)に登場する性豪同心 かみなり半蔵という人物。○○○○(伏せ字)鍛えれば、事件が解決! ってどういう話ですか、一体(笑)。ぜひとも一度読んでみたい物です(^^;。
あと編集後記で、「架空戦記」ネタが次の企画として上がったようですが、潰れたみたいですね。ちょっぴり残念ですが、その理由はよくわかるような気もします(笑)。