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<1>教科書 トップ
@「詳説 世界史B」(山川出版社)![]()
(佐藤次高、木村靖二、岸本美緒)
・もっとも一般的に用いられている教科書。各項目の配列、分量、内容ともにバランスが取れ、学習に向いている。山川出版の教科書の特徴は、一地域の歴史をしばらく学び、それから次の地域へと移っていくところにある。
A「詳解 世界史B」(三省堂)
(荒井信一、木村英亮、馬渕貞利、五井直弘、清水透、南塚信吾、浜林正夫、新川健三郎、森田安一、中村平治、田中祥之、山根清志、伊藤定良、八尾師誠、山本洋幸、今井駿、古田元夫、岡倉登志、前沢伸行)
・@に次いでよく用いられている教科書。配列は@と随分違い、@は古代オリエントから始まっているのに対し、これは古代中国から書き始めてある。
・@が一地域の歴史を時間的に(縦に)しばらく追っていくのに対し、これは一時代の各地域の歴史を広く(横に)見ていくところに特徴がある。本文の横に配置された注が詳しくかなり細かな事項まで載っている。
B「世界史B」(東京書籍)
(尾形勇、後藤明、桜井由躬雄、福井憲彦、山本秀行、西浜吉晴、宮崎正勝)
・文章が読みやすい。各所に載せられているトピック記事が最近の研究を紹介すると同時に時代の特徴を考えさせる内容となっている。
C「新世界史B」(山川出版社)
(柴田三千雄、弓削達、辛島昇、斯波義信、木谷勤、近藤和彦)
・@と同じく山川出版の教科書だが、@とは配列が大きく異なっている。例えば、近代ヨーロッパのところでは、@はルネサンスから書き始めているが、これは大航海時代から始まっている。ウォーラーステインらの「世界システム論」の影響を受け、大航海時代からヨーロッパの世界進出が始まり、世界の一体化が作られ始めた、という構成になっている。
・中国史では、唐代の安史の乱の後で節を切り、唐宋変革を強く意識した構成をとっている。
・筆者の関係からか、ローマ史(弓削達)、フランス革命史(柴田三千雄)のページ数が多いと同時に面白い。
<2>学習参考書 トップ Amazonで探す世界史の参考書・問題集
◆「新世界史B―新制チャート式シリーズ」(数研出版)
適度に簡潔で、適度に詳しく、文章も良い。最初から読み進んでも面白く読み通せる。私は教員採用試験の前に繰り返し精読した。
◆「詳説世界史研究 」(山川出版社)
教科書(詳説世界史)とほぼ同じ目次の構成のもと、細かな事項まで詳解してある。ここが分からない、と言ったときに、辞書的に使うのが便利。
◆「なるほど近現代世界史河合塾シリーズ 」(河合出版)
近現代の分野を詳しく解説してあり分かりやすい。
◆「ポイント世界史 (上)」「ポイント世界史 (中)」「ポイント世界史 (下)」(河合出版)
近年の研究成果や入試の出題傾向を知ることが出来る。
◆「最頻出世界史試験5分前―世界史B」(ライオン社)
入試直前のまとめに便利。
◆"World History the Easy Way: Ancient and Medieval Times to A.D. 1500"
"World History the Easy Way: A.D. 1500 to the Present"
1997 Barron's Educational Series, USA
1巻が1500年まで、2巻が1500年以降。世界各地の歴史を平易に記述してある。各章末に確認テストがある。
<3>図説、年表、地図 トップ
◆「New Stage 世界史詳覧」(浜島書店)![]()
年表、図版、まとめの表ともに豊富で面白い。
(浜島書店のホームページ内には次のようなページもある。)
・世界史に関する音声を集めたリンク集(ケネディーやキング牧師の演説など)
・世界史おすすめ50冊(基礎的な参考文献案内)
◆「地歴高等地図―現代世界とその歴史的背景」(帝国書院)![]()
地図帳に史跡などを載せたもの。歴史上の地名が現在の地図上のどこに位置するかを正確に知ることが出来る。眺めているだけでも楽しい。
(帝国書院のホームページは地理の統計・地図・リンクが充実していて、現代の世界を知る上でも有益)
◆「標準世界史年表 」(吉川弘文館)
詳解な世界史年表。後ろに歴史地図も付いている。日本史版もある。
◆「世界史年表」歴史学研究会編(岩波書店)1994
標準的な年表で使いやすい。
◆「世界史大年表」(山川出版社)1992
歴史的事項の年のみならず月日まで記してある詳細な年表。
<4>辞典、事典、辞書 トップ
@「世界史B用語集 」(山川出版社)![]()
手軽な高校生向け用語集(「詳説 世界史」と併用)。
A「詳解 世界史用語事典」(三省堂)
手軽な高校生向け用語集(「詳解 世界史B」と併用)。
B「旺文社世界史事典」(旺文社)
@Aよりやや詳しい解説が付く。2色刷で見やすい。@ABまでは大学受験生向き。Bは一般の人も多いに利用できる。
C「角川世界史辞典 」(角川書店)![]()
Bよりやや詳しいが、手頃な大きさ。2001年10月に発行された新しい辞書。税抜3800円という値段も手頃。
D「山川世界史小辞典」(山川出版社)![]()
手頃な大きさ。2004年に改訂された新しい辞書。Cとほぼ同じ大きさ・厚さ。
E「世界史事典」(評論社)
BCよりさらに詳しく分厚い。これも新しい。
F「新編 西洋史辞典 」「新編東洋史辞典」(東京創元社)
京大文学部が中心となって編纂されたよく知られている辞典。Eよりさらに細かく詳しい。
G「Encarta 総合大百科 2006 DVD-ROM 」「Encarta 総合大百科 2006 DVD-ROM アカデミックパック
」
「Encarta 総合大百科 2006 CD-ROM 」(マイクロソフト社)
![]()
DVD、CD−ROMで販売されている百科事典。記述が適度に詳しく適度に簡潔なので、ちょっとした調べものには適している。
H「世界大百科事典 全35巻セット」(平凡社)/CD−ROM版(値段も安く場所も取らない)![]()
・伝統ある平凡社の百科事典。Gに比べて事項は多く、記述は詳しい。
・コンパクトなCD−ROM版「New 百科事典マイペディア」もある。
・インターネットでも見られる。@niftyの会員なら月300円でこの百科事典の本文を検索できる。私も月300円で利用しているが、とても便利。インターネットに接続できる環境さえあれば、いつでも百科事典をひいて調べることが出来る。@nifty会員以外でも手続きをすれば有料で見られる。詳しくは平凡社のサイトで。
I"Encyclopedia of World History"
詳しい歴史事典。オクスフォードからはより簡潔な世界史の辞書(A Dictionary of World History)も出ている。
J"A Dictionary of Contemporary World History" by Jan Palmowski
近現代史の事典。詳しい記述。
<5>史料 トップ
◆「史料世界史 上・下」(山川出版社)
史料とならんで詳しい解説が付いている。
◆「新訳世界史史料・名言集」(山川出版社)![]()
簡潔な史料集。
◆「文学作品で学ぶ世界史」(山川出版社)
小説などの一節を紹介しながらその歴史的背景を解説する。
◆「世界史史料 上・下」(東京法令)1977
上下あわせて1000ページを越える充実した史料集。ほぼ教科書の配列通りに並んでいる。
<6>全集 トップ
◆世界各国史 全28巻(山川出版社)
![]()
イギリス史、フランス史など、国別の歴史を古代から現代まで概説してある、世界各国史シリーズの新版。ヨーロッパ、中国、インドなど、研究所の多い分野は他書もあるが、中央ユーラシア、東南アジア、カナダ、オセアニア、バルカン等、類書の少ない分野はこのシリーズが重宝する。
| 東南アジア史(大陸部) |
東南アジア史(島嶼部) |
中央ユーラシア史 |
| 南アジア史 |
西アジア史(アラブ) |
西アジア史(イラン・トルコ) |
| スイス・ベネルクス史 |
バルカン史 |
ギリシア史 |
| ドナウ・ヨーロッパ史 |
ポーランド・ウクライナ・バルト史 |
北欧史 |
| ラテンアメリカ史1 |
ラテンアメリカ史2 |
オセアニア史 |
◆「世界の歴史 全30巻」(中央公論)![]()
1996年から刊行の始まった新シリーズの世界の歴史。写真がきれいで、各巻末には年表も付いている。入門者向き。
| (1)人類の起原と古代オリエント | (2)中華文明の誕生 | (3)古代インドの文明と社会 |
| (4)オリエント世界の発展 | (5)ギリシアとローマ | (6)隋唐帝国と古代朝鮮 |
| (7)宋と中央ユーラシア | (8)イスラーム世界の興隆 | (9)大モンゴルの時代 |
| (10)西ヨーロッパ世界の形成 | (11)ビザンツとスラヴ | (12)明清と李朝の時代 |
| (13)東南アジアの伝統と発展 | (14)ムガル帝国から英領インドへ | (15)成熟のイスラーム社会 |
| (16)ルネサンスと地中海 | (17)ヨーロッパ近世の開花 | (18)ラテンアメリカ文明の興亡 |
| (19)中華帝国の危機 | (20)近代イスラームの挑戦 | (21)アメリカとフランスの革命 |
| (22)近代ヨーロッパの情熱と苦悩 | (23)アメリカ合衆国の膨張 | (24)アフリカの民族と社会 |
| (25)アジアと欧米世界 | (26)世界大戦と現代文化の開幕 | (27)自立へ向かうアジア |
| (28)第2次世界大戦から米ソ対立へ | (29)冷戦と経済繁栄 | (30)新世紀の世界と日本 |
◆「世界の歴史 全16巻」(中央公論)
1970年代に刊行された旧シリーズの世界の歴史。新シリーズに比べると巻数が約半数なのでより簡潔。日本史版もある。
◆「ビジュアル版 世界の歴史 全21巻」(講談社)
カラー写真などの図版とならんで歴史の流れを読むことが出来る。
◆「世界史リブレット 全66冊」(山川出版社)
薄いブックレットなので1冊をすぐに読める。近年の研究成果を手軽に知ることができる。
◆「地域からの世界史 全21巻」(朝日新聞社)1993
各国史。オセアニア、内陸アジアなどもある。
◆有斐閣の概説各国史シリーズ
手頃な分量にまとめられている。研究入門として適している。
| 概説アメリカ史 | 概説イギリス史 | 概説フランス史 |
| 概説ドイツ史 | 概説イタリア史 | 概説スペイン史 |
| 東欧現代史 | 概説カナダ史 | 概説メキシコ史 |
| 概説ブラジル史 | 概説イスラーム史 | 中国現代史 |
| 東南アジア現代史 | 概説オーストラリア史 | 概説アメリカ外交史 |
| 概説アメリカ経済史 | イギリス経済史 |
◆ミネルヴァ書房の歴史シリーズ
有斐閣シリーズと同様、研究入門書として良い。
| アメリカ合衆国の歴史 | フランス近代史 | ドイツ近代史 |
| イギリス近代史 | イギリス中世史 |
◆「岩波講座 世界歴史 全31巻」(岩波書店)1971
旧版の岩波講座。古代、中世、近代、現代に分け、各巻に優れた論文が並ぶ。
◆「岩波講座 世界歴史 全29巻」(岩波書店)1997
新版の岩波講座。旧版と違い、古代、中世、近代、現代という時代区分はなされていない。近年の研究成果を、様々な角度から捉えた論文で知ることが出来る。
◆「西洋の歴史〈古代・中世編〉・西洋の歴史 近現代編」(ミネルヴァ書房)1987、88
わずか2冊なので、手軽に西洋史の範囲を学ぶのに適している。研究入門書として良い。
◆「アジアの歴史と文化 全10巻」(同朋舎出版)1994
中国のみならず、朝鮮、北アジア、中央アジア、西アジア、南アジアも扱っている。
◆「講座世界史 全12巻」(東京大学出版会)1995
世界史とはいえ16世紀の大航海時代以降を取り扱う。
<7>文献案内 トップ
◆「世界史のための文献案内 」(山川出版社)![]()
項目別に日本語文献の基礎的なものがあげられていて重宝する。
◆「西洋近現代史研究入門 」(名古屋大学出版)
日本語文献のみならず外国語文献も。研究成果のまとめもある。
◆「西洋中世史研究入門 」(名古屋大学出版)
上記「西洋近現代史研究入門」の中世史版。