三輪士郎

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・DOGS BULLETS & CARNAGE

DOGS BULLETS & CARNAGE

作者
三輪士郎
ジャンル
アクション
掲載誌
ウルトラジャンプ
出版社
集英社
刊行
1〜2巻
オススメ度
★★★★☆
DOGS/BULLETS CARNAGE 1 (1) (ヤングジャンプコミックス)
感想とレビュー(2007/09/08作成)
マフィア等がはびこる荒廃した世界を舞台に繰り広げられる、クールなガンアクション漫画です。

主人公はハイネというキャラであるようですが、彼を含めた以下の4人が中心となって物語りは進行します。

ハイネ
荒事専門の代行屋?のような仕事をしている。彼らの住む地下街の更に下層には、謎の組織が存在するらしく、そこの出身であるらしい「ケルベロスの脊髄」という物を移植されていて、常人離れした戦闘能力を持つ。

バドー
ハイネと共に仕事をするかたわら、個人で情報屋としても働く。普段は腰抜けのように見えるが、極度のニコチン依存症で、タバコが吸えずにニコチンが切れるとブチキレテ、高い戦闘能力を示す。

直刀
この漫画のキャラがほとんどみな銃器を扱うのに対して、刀を武器にして戦う女性キャラ。仇と思い込んでいた相手と共に暮らして剣術を教わっていた過去が有る。

ミハイ
元マフィアお抱えの殺し屋だったが、あることをきっかけに組織をクビになる


この作品の前章として「DOGS Stray dogs howling in the dark」という全1巻の本がありますが、これは上記4人のそれぞれを主人公にした1〜2話の短編形式で描かれているもので、これを読んでおくと本作「DOGS BULLETS & CARNAGE」の世界観やキャラクターをより良く理解できると思います。
バドーのニコチン依存症などは、本作ではまだよく説明されていなかったようにも思いますし。

ウルトラジャンプ本誌にてこの前章が掲載されているのを読んだ時は、自分好みの世界観と作画に見せられて、長編連載されることを強く期待していました。
単行本の発効日で見ると、前章と本作の間には5年も経っているようで、ようやくといった感じです。

僕は漫画の絵の中で、「多重人格探偵サイコ」の田島昭宇さんの絵が一番好きですが、この作者の絵もそれと似たような雰囲気があります。
トーンをあまり使わず白黒を強調して、無駄な線を使わず美しい線で構成されたその作画は、冷たく乾いた印象があり、本当にカッコいい!!
本作が作者初の長編連載となるようですが、既に作画は完成されているようなところがあります。

この作者のすごいところは、止め絵だけでなくアクショーンシーンのクオリティーも高い所です。ただ上手いだけではなく、前衛的と言えるような新しい動きも各所にあり、この作者の描くアクショーンシーンも相当にカッコいいと思います。

ストーリーはまだ2巻ということで、地下からの使者とのバトルなど見所もありますが、まだ大きな動きはないと言った印象。2巻の後半でフリューリングなる地下組織の大物らしいキャラが登場するので、今後大きく展開していくのかもしれません。
地下に存在する謎めいた組織、華やかなりし頃の過去の遺物としての亜人、ケルベロスの脊髄等、雰囲気のある世界観は構築されているので、今後展開されていくストーリーに期待したいです。