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オープニングから驚きました!斬新な映像!もうさすがです。なんといっても近年のサスペンス・スリラーといえばデビット・フィンチャーでしょう・・・かつてのヒッチコックに匹敵すると言われていますが、ホントこの毎回の驚きは頷けます。正直言うと、ホント正直言うと期待し過ぎていたせいか、観終わった後の少々の物足りなさが自分的にも?だったのですが、アイデア、映像、展開などは目をみはるものがありました。
スゴイの1番はカメラ・ワーク。家の中なのに、それをCGで再現し実際では不可能なアングルで、しかも「長まわし」の手法で撮っていく。観客はまるで虫や幽霊の視線のごとく自在に家中を飛びまわり、侵入者が入ってくるシーンではなんともいえぬ恐怖感感に襲われます。コーヒーカップ。びっくりしますよ。
スゴイの2番は設定と展開の意外性でしょう。サスペンスものといえ、これだけ映画やドラマが溢れている中、SFではないジャンルで意外性を出すのはむずかしいはず。内容が書けないのが残念ですが、「そう来たか!」というアイデアはやはり面白かったです。
この映画、たった1晩の出来事の映画。主人公がその事件に会ってしまうのには、そんなに必然性はなく、とんだハプニングで突然極限状態に追い込まれる。そんな時、自分はどんな風に対処できるんだろう。主人公が強くいられたのは「愛する娘を守る母親」の強さなのだろうか・・・離婚して転居してきたその夜の事件。事件の数時間前にはワインを飲みながらバスタブにつかり、1人で泣いていた女性の弱さとは全く対照的。自分が何かの逆境にあっても、強くありたいという気持ちが大切な時、負けたくないという気持ちが大切な時、その気持ちが自分自身に力を与えてくれるかもしれないなと感じました。
この映画は、当初はニコール・キッドマン主演の予定が彼女のケガで断念。でもなんと1ヶ所だけ彼女が声の出演をしています。まだ観ていない人は気をつけて観てください。そして脚本・製作は今公開中の「スパイダー・マン」のデビット・コープという人。「スパイダー・マン」は期待以上に脚本が良く、ヒーロー映画というより青春ラブ・ストーリーと言ってもいい程、伏線である恋愛や友情の部分もきちんと書かれていました。今回もクリステン・スチュワート演じる娘役とフォレスト・ウィテカー演じる犯人役の複雑な心境の変化が、うまく書かれていたように思います。
では何故観終わった後に自分的に?だったのでしょう・・・それはきっとキャストティングのジョディ・フォスターとフォレスト・ウィテカーのせいかなぁ。あまりにも俳優のイメージに役柄が近いとね、ストーリーを想像させ過ぎるって感じがしてしまうでしょう。でもやっぱりフィンチャーはいいです。セブン、ゲーム、ファイトクラブ...映像と音響のセンスはやっぱり抜群ですよ。映画の途中でスロー&サイレンスな部分がありますが、たまらなく降参って感じの瞬間でした。
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