お薦めの本・コミック
16年度は70種くらいの本とコミックを読みました。
その中から10冊をお薦めします。

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 哲学・思想・教育

1 ハイデガーの思想 木田元 岩波書店 (哲学)
 10年以上前の著作ながら、ハイデガーに関しては名著である。私は3回目を読んだが、毎回教えられることも多い。入門書としてじっくり読むと、ハイデガーのことが少しずつ分かってくる。だって、日本におけるハイデガー研究の第一人者だから。

2 人間的自由の条件(ヘーゲルとポストモダン思想) 竹田青嗣 講談社 (哲学)
 専門的論考だから手強いが、近代精神や自由について、現在考えていくにはとても参考になる本である。

3 ポストコロニアリズム 本橋哲也 岩波書店 (思想)
 植民地主義以後の思想(ポストコロニアリズム)について、よく知らなかったのだが、よい入門書に出会った。ファノン、サイード、スピヴァクも紹介してくれている。

4 プラグマティズムと教育(デューイからローティへ) 柳沼良太 八千代出版 (教育、哲学)
 プラグマティズムとは何か、というのも実はよく分かっていなかったのだが、教育を素材にして、パース、ジェイムズ、デューイ、そしてローティと歴史的に手際よく対照的に説明してくれたのはうれしい。研究論文なので、専門外の人は読みにくいとは思うが。

5 考えあう技術(教育と社会を哲学する) 苅谷剛彦・西研 筑摩書房 (教育、哲学)
 個人の自由と社会化の問題を教育の面から、哲学の面から対話を通して詰めていく、この議論には共感するところが多い。




 文学

6 となり町戦争 三崎亜記 集英社
 町役場から戦争が始まったということで、敵地偵察を命ぜられた僕。しかし、音も光も戦争らしい気配はない。それでも戦争は続いている?このシュールさと恐さを感じさせる作品である。
 
7 博士の愛した数式 小川洋子 新潮社
 短い記憶しか持てなくなった天才数学者が愛した数式。家政婦である「私」とタイガースファンの10歳の息子が博士と織り成すドラマ。本屋さんが選ぶ本ベスト1になった読み応えのある本である。


 人生論・自己啓発

8 ラッセル幸福論 ラッセル 岩波文庫
 ラッセルの幸福論は実際的で大いに役に立つ。要は意識を内向きでなく、外へ向けて建設的に行動していくことを説いている。

9 まずこのセリフを口に出せ!!ビジネスハンドブック 斎藤孝 講談社
 「ネガティブな意見を言っているヒマがあったらアイデアを出せ!」と叱咤したり、「そう、いまのやつ、それでいいんだ!」と励ましたり、「そんなことあったけ」と忘れてあげる、PTOに応じた様々なセリフの見本が並んでいる。


 コミック(戦争・平和・原爆)

10 夕凪の街桜の国 こうの史代 双葉社
 ヒロシマの原爆から10年、1人の女性の魂と身体が大きく揺さぶられる。こんなにも悲しく戦争を描いた作品に心が動かされる。 


 上記10冊をYahoo!ブックスにリンク

 1 ハイデガーの思想
 2 人間的自由の条件
 3 ポストコロニアリズム
 4 プラグマティズムと教育
 5 考えあう技術
 6 となり町戦争
 7 博士の愛した数式
 8 ラッセル幸福論
 9 まずこのセリフを口に出せ!!
 10 夕凪の街桜の国


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