「日本一短い法話」のコンセプトに基づき「かんたん仏教」「かんたん浄土真宗」「法話エッセイ」の三本柱でヘゴヘゴ住職がお送りします。
 仏教って、こんな教えなんだ。浄土真宗(お念仏の教えって)そうなのか、と思っていただければ、とても嬉しいです。
 
仏さまの教えは、私たちの心を照らす灯火です。



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            浄土真宗って、どんな教え?   
                                2000.6.9(金)

親鸞聖人(しんらんしょうにん)を宗祖(開祖)とする、日本仏教の一宗派。
ご本尊は、阿弥陀如来(あみだにょらい)。

「かんたん、過ぎましたかね〜」
これじゃ、どんな教えか全然わからん!?
「もっとも、もっとも。もう少しお話を続けましょう」

宗祖(しゅうそ)、または開祖(かいそ)とは、「仏教の一宗派を開いた人」
という意味で、開山(かいさん)ともいわれる。

ご本尊とは、「一番本(もと)になる尊い仏さま」という意味です。

親鸞聖人は、「南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ)」とお念仏を申されつつ、
阿弥陀さまと共にお浄土を向いて、苦悩多きこの人生を生き抜かれた方
です。
浄土真宗とは、親鸞聖人を宗祖(開祖)と慕い、親鸞聖人がそうであった
ように、門徒(信者)である私たちも、お念仏を申しつつ、阿弥陀さまと共
にお浄土(阿弥陀さまのお悟りの国)を向いて歩まさせていただく教えです。
                             
                                親鸞聖人
                    も ど る



              阿弥陀さまって、どんな仏さま?
                               2000. 6.16(金)

浄土真宗のご本尊の名前で、「阿弥陀仏(あみだぶつ)」とか「阿弥陀如来
(あみだにょらい)」といいます。
それを私たち門徒(信者)は、親しみを込めて、「阿弥陀さま」とか、「親(おや)
さま」とか、「まんまんさん(ちゃん)」とか、「ののさま」とか言っているのです。

阿弥陀(アミダ)とは、本来インドの言葉です。中国人がインドの「お経」を持ち
帰って翻訳するときに同じ「ア・ミ・ダ」という音をもつ漢字を当てはめて「阿弥
陀」と訳したのです。
ですから、漢字そのものには意味はありません。

では、中国語に訳すとどうなるのでしょうか?それを中国人は、「無量」と訳し
ました。もう少し詳しくいうと、阿弥陀(アミダ)には、それぞれ「バー」と「ユス」と
いう言葉が略されていて、バーは光、ユスは寿(いのち)という意味ですから、
阿弥陀仏とは、無量の光と寿(いのち)をもつ仏さまという意味になります。

阿弥陀さまは、無量の光で、私たちの迷い、心の闇を明るく照らしてください
ます。また、無量の寿(いのち)で、いつでも私たちと共にいてくださいます。
つまり、私たちのあるべき姿を明るく光として示してくださると共に、なかなか
そのように生きられない私たちに 「いつでも一緒にいるからね」とよりそい、
悟りの国である「お浄土」に向かって一緒に 歩んでくださる仏さまです。
                             
                               阿弥陀如来
                   も ど る



              念仏(南無阿弥陀仏)とは?
                               2000. 7.20(木)

阿弥陀さま」ということについては、もうお話をさせていただきましたので、
ここでは主に「南無(なも)」ということについてお話してみたいと思います。

「南無」とは、インドの挨拶である「ナマス・テー」という言葉の「ナマス」から
きています。
この「ナマス」は、次に続く言葉によって発音が変わることがあります。
たとえば、「南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ)」というお念仏のように「アミター
(阿弥陀)」と続く場合は、「ナマス」が「ナモー」となります。
私たちがよく目にする「南無」は、「ナモー・アミター・ブッダ」というインドの
言葉を中国人が翻訳(漢訳)するとき、同じ音をもつ漢字を当てはめたもの
ということになります。

次に「南無」の意味について、お話しましょう。
インドの挨拶「ナマス・テー」の「ナマス」とは、「お敬いの心をもってお礼し
ます」という意味です。仏教的にいいますと、「帰依(きえ)します」ということ
になりましょうか。(ちなみに「ナマス・テー」の「テー」は、「あなた」という意味
です。)
そうしますと、「南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ)」とは、「阿弥陀さまに帰依
します。阿弥陀さまの教えをいただきながら、阿弥陀さまと共に悟り(浄土)
に向かって歩んでまいります」という意味になります。

また、親鸞聖人(しんらんしょうにん)は、この「南無阿弥陀仏(なもあみだ
ぶつ)」のお念仏を、阿弥陀さまが「私(阿弥陀)に帰依してくれ、私(阿弥陀)
と一緒に悟り(浄土)に向かって歩もうぞ」と自分自身(親鸞聖人)を喚(よ)
んでおられる、喚び声だと受け止められました。
ここらへんが非常に宗教的なところですが、親鸞聖人のように受け止める
ことにより、念仏を申すということは、いつも阿弥陀さまと共にあるということ
なんだと実感できることでしょう。
また、そのようになれるよう、阿弥陀さまの教えを共々に聞かせていただき
たいものです。
「南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ)」と一緒に称(とな)えてみませんか!

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