2003(平成15)年1月

    同じ意見の人を
     愛することは簡単。
    現代は、違う意見を持つ人を
     愛することが大事なんだ。

      アメリカ先住民詩人 トム・ラブランク


自分の考えのみに執着して、それを正当化していくと対立が生じる。
それはやがて争いへと発展し、たくさんの苦しみが起こってくる。
互いが相手の身になって考え、互いに理解し合い、生かし合っていく
とき、対立を超え、争いの苦しみから離れていく道が見えてくる。

                       

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2003(平成15)年2月

    優しさは、痛みを想像する感性だ。
   その感性は、磨き続けなければ
   輝きを失っていく。

     主婦・安井 春子(朝日新聞・投稿欄より)


安井さんは、阪神淡路大震災の被災者だ。震災で家や財産など
多くのものを失ったが、その一方で多くのボランティアの方などから
たくさんの優しさと思いやりをいただいたそうだ。
こんな思いの中で「優しさとは…」という言葉がある。

                      

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2003(平成15)年3月

     人間は幸福を求めすぎると
   病気になる。
  完全な幸福などないと悟った方が
   健康でいられる。

        土井 健郎著『幸福のすすめ』より

何もかもそろった幸福など何処にもない。
多少愚痴を言うぐらいでちょうど良い。
お経には「少欲知足(欲は少なく足ることを知る)」とちゃんと
書いてある。
                         

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2003(平成15)年4月

   人はすべて
    暴力におびえ 死を恐れる
   わが身に引き当てて
    殺してはならない
    殺させてはならない

        『法句経(ダンマパダ)』


とうとうイラクとアメリカとの戦争が始まった。
理屈ではなく、自らの思いのみを正当化し、自らの欲望のみを満たす
ために互いに殺し合うことは止めてほしい。
また、その犠牲になるのはいつも何の罪もない市民だ。
                             
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2003(平成15)年5月

   荒々しい言葉を言うな
   怒りを含んだ言葉は苦痛である
   報復が汝の身に至るであろう


         
『法句経(ダンマパダ)』

アメリカは強大な武力でもって自分の言うことをきく国を増やそうと
躍起になっている。
それはやがて必ず強い反発となってアメリカ自身を襲う原因になる
だろう。
                         

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2003(平成15)年6月

    最終的には
     人と人のつながりが
     生活を支えている

 たすけあいワーカーズはぁーとネット代表  佐々木 智子


どんなに人間関係が希薄な世の中になっても世の中(社会)は
人間関係によって成り立っているのだ。
互いが互いの身になって考え、思いやることの大切さを感じられる
人間でありたい。
                       

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2003(平成15)年7月

    怖いのは
     自分を省みるこころを
     失うこと


常に自分の心をのぞく鏡を持ち、心に潜むものを映し出しましょうと
申しているのは、謙虚な気持ちで自分自身を見つめ直すことから、
すべてが始まるのだという意味なのです。

     西本願寺 第24代門主 大谷 光真著
            『明日には紅顔ありて』より

                         
               
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2003(平成15)年8月

    一般社会で人を殺すと
     罪となるが
   「戦争」という
     非常事態のなかでは
     人を殺すと
     英雄になる


どう考えても筋が通っていませんが、多くの国において、今なお、倫理
の問題と政治とが整合性を持たないままである。
たとえいかなる理由があったとしても、人を殺していい理屈などある
はずがありません。いのちはそれほどに「尊い」ものなのです。

    西本願寺 第24代門主 大谷 光真著
            『明日には紅顔ありて』より

                 

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2003(平成15)年9月

   子どもは
   親の喜ぶ顔を見て
    善だと思い
   悲しい顔を見て
    悪だと思っていくんだよ

 
富田 富士也著『お父さん お母さん こっち向いて!』より

親の子どもに対する態度が、子どもの生き方に大きな影響を
与えていることを改めて感じさせてもらった言葉だ。
親の身勝手さで、子どもの気持ちを左右してはいけない。

                       

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2003(平成15)年10月

    人間の幸福は
     人間を信じるという
    よろこびの希望を
     失わないこと

     中尾 俊博著 『やっぱりお母ちゃん』より

人間を信じることができるのは、互いに認め合っているからこそ、
互いに支え合っているからこそなのだ。
しかし、嘘をつかれたり、裏切られたりすると、互いに認め合ったり、
互いに支え合ったりしたくなくなる。
すると互いに信じ合えなくなり、互いが笑顔で会えなくなる。
つまり、このような関係になるとき人間は幸福を失うのだ。

                       

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2003(平成15)年11月

  あやまちは 人間をきめない
  あやまちのあとが 人間をきめる

        『東井 義雄詩集』より


この詩には続きがあって
 「あやまちは 人生をきめない あやまちのあとが 人生をきめる」
となっている。
いずれにしても失敗した後どう対処していくかが問われているという
ことだ。それは自分自身が今までどういう価値観で生きてきたかが
問われることでもある。
                      

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2003(平成15)年12月

 自分の言行が誤っていたと気づいたら
  あっさりと詫びた方がよい
 いつまでも詫びずにいるから
  そんなに胸が痛むのだ

  連研教材作成研究会(研修部)編 『百八つのことば』より

胸がいつまでも痛いとき、この言葉を思い出そう。
そして、難しいかもしれないけれど「ごめんね」と勇気を出して言おう。

                          
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2004(平成16)年1月

  仏教が めざすものとは
   現実の人間が
   少しでも 理想の人間に
   成長していくということです

      信楽 峻麿著 『親鸞とその思想』より


「仏教」とは、「仏の教え」と書くように仏さまの教えをいただいていく
宗教である。
仏さまの教え(真実)をいただいて生きるということは、同時に自分の
嘘なる姿に気づかされるということである。
その時から現実の人間(嘘なる姿の私)から理想の人間(真実なる仏)
をめざして生きる私にならせていただくのだ。
だから命終わるとき、仏の身として浄土に生まれることができると
親鸞聖人は仰った。
                       

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2004(平成16)年2月

   自己に地獄を見る人には
   深い人間性への目覚めがある

      瓜生津 隆真著『仏教から真宗へ』より


念仏申しつつ阿弥陀仏の真実(教え)に出遇う人は、自己のうちにある
虚偽(地獄)を見る。
そういう人は他の人の虚偽に対して寛容になれるのではないだろうか。

                        

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2004(平成16)年3月

     憎き者を愛することは尊い
   だが、憎む心のやまぬ
  己が心を恥じることも、また尊い

   教材作成研究会(研修部)編『百八つのことば』より


分かってはいるが何事も理屈通りには行かぬものだ。
しかし、それを「しょうがない」と済ますのか、「恥ずかしい、せめて…」
と自分を律していくのか、ここが大きな分かれ目である。

                     

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2004(平成16)年4月

     仏さまのみ教えに
      生きるものは
     みんな仏に成れる
      これが仏教


仏さまにお願い事をすることが仏教なのではない。
仏さまの教えを聞き、その教えを心の中心において生きていくとき、
この私が仏に成る道が開かれる、これが仏教である。
                         
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2004(平成16)年5月

   聞こえないけどいいんです
    どうせろくなこと
      言わないでしょ
    人間は…

       フジコ・ヘミング(ピアニスト)

達観しきったようなこの言葉の裏には、計り知れない体験がある
に違いない。
人間の本当の姿を知った人の言葉は誤魔化しがないが故に怖い
ものがある。
                      
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2004(平成16)年6月

  ぶどうに種子があるように
   私の胸に悲しみがある
  青いぶどうが酒になるように
   私の胸の悲しみよ喜びとなれ

        『ぶどうの種』 高見 順


葡萄(ぶどう)がワインになるためには、それなりの時間がかかる。
悲しみが癒え喜びになるのにも、それなりの時間がかかる。
その時間をどのように過ごすか、それが勝負である。

                      

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2004(平成16)年7月

   死という問題を抜きにして
   宗教は絶対に成り立ちません

      小川 一乗著 『縁起に生きる』より


どんなに辛くても、現実をごまかしては、本当のものは見えてきません。
宗教(仏教)とは、本当にものを見据えるなかで真実に遇うことです。

                       

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2004(平成16)年8月

   兵戈無用(ひょうがむよう)

         『仏説無量寿経』より

兵とは兵隊。戈とは武器。
お経には
   「仏さまのみ教えを大切にして生きる国は、
    太陽の月も明るく輝き、国は豊かになり、
    民衆は平穏に暮らし、武器をとって争うこともなくなる。」
と書いてある。
戦争関連のニュースの絶えない今こそ、心してお聴聞したいと思う
今日この頃である。

                    

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2004(平成16)年9月

  妹とけんかしたとき
  仏さまの目はいっそう細く見える
  涙をこらえているのかな


      福井県 あざみ日曜学校 水野 真奈美さん

お仏壇の前で手を合わせ、仏さまのお心に出遇える人は、けんかが
単なるけんかで終わらない。
手を合わせままに、自分を見つめる、自分の生き方を顧みるご縁と
なってくださる。
私は、今ままで、どれくらい仏さまを泣かせてきたことだろう…。

                      

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2004(平成16)年10月

  国と国との争いを解決するために
   武力で脅したり
   それらを使ったりしません
   これかわは ずっと

    『やさしいことばで 日本国憲法 第9条』より

なんと素晴らしい言葉だろう。しかし、この言葉は私たち一人ひとりの
強い思いによって守られる。
今こんな時代だからこそ手放してはいけない、守らなくてはならない
言葉だ。

                       

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2004(平成16)年11月

    自分の生命も
    他人の生命も
    同じ尊さをもっている


自分の生命も、他人の生命も同じ尊さをもっているのであり、
それ故に、いかなる理由があろうとも人の生命を奪ってはならない。
不殺生戒の根拠は、何よりも生命尊重の思想がある。

      菅沼 晃著 『ブッダの悟り33の物語』より

                

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2004(平成16)年12月

    失敗なんてない
    次どうすればいいかが
    考えられなかった時に
    失敗というのだ

         京セラ会長 稲盛 和夫


自分が失敗をしてピンチだと思ったときが、自分が成長するチャンス
なのです。

   杉本 厚夫著 『自分のことは自分でしない』より

                       

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