葬儀とは?

人の死、それは人生の最も厳粛な出来事です。とくに身近な人の死ほど辛く悲しいものはありません。
しかし、ただ単に哀別の情にとどまることなく、突きつけられた無常という現実の前で、何が本当のよりどころとなり、救いとなるのかを、共々阿弥陀様のお念仏の教えに聞いていくところに、浄土真宗の葬儀の意義があるのです。
たとえば、よくお棺の中の亡くなられた方に「ええ所に参らさせてもらいんさいよ」と声をかけておられる方がいらっしゃいます。
これは亡くなられた方を思う素直な気持ちから出てきた言葉だと思います。
しかし、こう仰る方の中で何人の方が「私はどこへ参るのだろう」と、亡くなられた方へかけた言葉を自分自身に向けられるのだろうかと思います。
亡くなられた方ばかりに向けていた言葉を、やがて死んでいかねばならない自分自身に向けたとき、私の求め(何が本当のよりどころとなり、救いとなるのかを阿弥陀様のお念仏の教えに聞く)が始まるということです。
お葬儀の日が、あなたにとって有意義なご縁(お念仏の教えを聞く機会)となることを願ってやみません。

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          法事とは?(先祖供養とは?)

法事とは、葬儀のところでも書きましたが、亡くなられた方に思いをはせると同時に、限りある私の命をどのように生きるべきかを阿弥陀様のお念仏の教えに聞きたずねるということです。
ですから、僧侶はお仏壇の前でご門徒の皆様と一緒にお勤めをさせていただいた後、今日皆様と一緒にお勤めをさせていただいたお経の中には「実はこんな事が書かれてあったのですよ」とお話をさせていただくのです。

次に先祖供養ということについて記します。
供養とは元々インドの言葉で「プージャナー」という言葉を中国で供養と訳したのです。その意味は、「尊敬すること。礼拝すること」というものです。
つまり、仏教で供養というのは、仏さまの教えをいただいた上から、仏さまをお敬いし、灯明やお華、お香などをお供えをさせてもらうことを意味しています。このとき大切なことは、お供えをしたからといって、その代償を求めないということです。

こういう仏教でいう供養の意味をしっかりと踏まえた上で、先祖供養という言葉を使わせてもらいたいですね。
もしかすると、ご先祖を敬うというよりも、法事をしたり、お墓にお参りをする事によって、自らの幸せを願ったり、粗末にすると罰が当たるという恐れの思いから供養という言葉を使っている事が多くないですか?

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        お焼香って、何回すりゃいいの?

    結論から言います。浄土真宗では、1回です。
    お焼香の作法は、次の通りです。

               
          1.仏前で軽く頭を下げる。

              
       2.お香を1回だけつまみ香炉に入れる。
        (このとき額にお香をいただかない)

             
      3.合掌・念仏(南無阿弥陀仏)・礼拝する。

               
              4.軽く頭を下げる。

浄土真宗(西本願寺)では、お香を焚(た)くことを供香(ぐこう)といいます。
供香とは、仏さまをお敬いする心から、よい香りをお供えして、心静かに仏さまの教えに遇(あ)うことを意味しています。
これは、部屋に香を焚き、身体に香を塗って大切な方をお迎えするというインドの習慣から、仏教の作法へと取り入れられたものといわれています。

尚、宗派のよって、お焼香に対する考え方が異なるので、自然と宗派によってお焼香の回数もかわってきます。

             *線香について…。

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          水引の色と表書き

◎ 葬式の場合
  ◇ 水 引 → 黒白、銀白
  ◇ 表書き → 御香典、御香資、御仏前

*「御香典、御香資」とは、お香を求めるための代金という意味  です。それは当家の方に、これでお香を求めて、仏さまに御供 えいただきたく存じますということです。

◎ 法事の場合
  ◇ 水 引 → 黒白
  ◇ 表書き → 御仏前、御供

◎ 建碑式(墓立て)の場合
  ◇ 水 引 → 赤白
            (但し、亡くなられて間がない場合は、黒白)
  ◇ 表書き → 御祝、御供

◎ 入仏式
  ◇ 水 引 → 赤白
            (但し、亡くなられて間がない場合は、黒白)
  ◇ 表書き → 御祝、御供

* 入仏式とは、新しくお仏壇を購入して、仏(阿弥陀さま)さまを  お迎えする喜びの法要です。それは、はっきりとした私の心   の依りどころをいただくことです。
  しかし、お墓同様に、身内の方がなくなられて初めて購入され  る方も多いいことと思いますので、(但し、亡くなられて間がな  い場合は、黒白)と付け加えておきました。

*住職(僧侶)に対しては、全て「御布施」でかまいません。

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      法事は、何回忌と何回忌をつとめるの?

ご門徒さんから、「今年は、親父の十三回忌に当たると思うんじ
ゃが、ご院さんどうじゃったかいの?」という質問をよく聞きます。
そこで、年回の数え方と、何回忌に法事をつとめればよいのか
ということについてお答えしましょう。

 ◎年回法要の数え方
  亡くなられてから 1年目を 1周忌
  亡くなられてから 2年目を 3回忌
  亡くなられてから 6年目を 7回忌
  亡くなられてから12年目を13回忌
  亡くなられてから16年目を17回忌
  亡くなられてから24年目を25回忌
  亡くなられてから32年目を33回忌
  亡くなられてから49年目を50回忌
  として数えます。

 ◎2005(平成17)年の年回表
   1周忌 → 2004(平成16)年に亡くなられた方
   3回忌 → 2003(平成15)年に亡くなられた方
   7回忌 → 1999(平成11)年に亡くなられた方
  13回忌 → 1993(平成 5)年に亡くなられた方
  17回忌 → 1989(平成 1)年に亡くなられた方
  25回忌 → 1981(昭和56)年に亡くなられた方
  33回忌 → 1973(昭和48)年に亡くなられた方
  50回忌 → 1956(昭和31)年に亡くなられた方

 ◎何回忌に法事をつとめればよいか。
  上に書きましたとおり、1周忌、3回忌、7回忌、13回忌、
  17回忌、25五回忌、33回忌、50回忌、後は50年ごと
  に勤めることとなっています。
  また、地域によっては、23回忌と27回忌をつとめることも
  ありますので、それぞれのお寺のご住職さまにお尋ね下さ
  い。
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