「今から法事じゃ。葬式じゃ。結婚式じゃ!!」
「あれは、どうじゃったかいの〜?」
そんな、あなたが見るページです。


 浄土真宗の法要(行事)の種類とその意義
   報恩講(ほうおんこう)
   おたんや
   降誕会(ごうたんえ)
   永代経(えいたいきょう)
   盂蘭盆会(うらぼんえ)
   彼岸会(ひがんえ)
   花まつり・灌仏会(かんぶつえ)
   成道会(じょうどうえ)
   涅槃会(ねはんえ)
   帰敬式(ききょうしき)・法名(ほうみょう)
   入仏式(にゅうぶつしき)
   仏前結婚式(ぶつぜんけっこんしき)
   初参式(しょさんしき)
   建碑式・墓建て(けんぴしき・はかたて)  
   除夜会(じょやえ)・元旦会(がんたんえ)
 お仏壇に関すること
   お仏壇とは?
   ロウソクの色について
   線香って立てるの、寝かせるの?
   過去帳ってなあに? 位牌はどうするの?
   お仏飯(ぶっぱん)は何時お供えするの?
   水とお茶は供えないってホント?
 葬式・法事に関すること
   葬式とは?
   法事とは?(先祖供養とは?)
   お念珠とお経本の扱いについて
   お勤めについて(読経の意味は?)
   お焼香って、何回すりゃいいの?
   水引の色と表書き
   七日参りと四十九日(満中陰)の意味
   法事は、何回忌と何回忌をつとめるの?
 お墓、納骨に関すること
   お墓とは?
   大谷本廟(おおたにほんびょう)の
   納骨について
   納骨の時期について
   お墓にどう書く(刻む)のがホント?
 その他、素朴な疑問 
   真宗と浄土真宗は違うの?
   西本願寺と東本願寺は?
   「下がり藤」とか「桐」の紋が多いいのは?
   友引に葬儀を出すといけないの?
   四十九日(満中陰)の法要は、三月にまたが
   るといけないの?



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            報恩講(ほうおんこう)

「報恩講」とは、浄土真宗をお開きくださいました親鸞聖人(しん
らんしょうにん)のご命日(新暦1月16日、旧暦11月28日)を
ご縁として、親鸞聖人のご恩徳を偲ばさせていただくとともに、
親鸞聖人が真実の教えといただいていかれた阿弥陀さまの
お念仏の教えを、みんなで聞かさせていただく法要です。
浄土真宗においては、一番大切な法要となります。
私たちの本山、京都の本願寺(西本願寺)では、1月9日より
1月16日まで報恩講のご法要が「御正忌報恩講(ごしょうきほう
おんこう)」と称しておつとまりになります。
したがって、この本願寺での「御正忌報恩講」にお参りするため
、一般のお寺やご門徒の家庭では、年を越す前(11月から12
月にかけて)に「報恩講」をおつとめするのです。
その際には、親鸞聖人が阿弥陀さまのお念仏の教えに出遇
(あ)われた喜びを漢文で偈(うた)にされた『正信偈(しょうしん
げ)』をお勤めします。
また、お仏壇のお掃除はもちろんのこと、お仏壇のお飾りも
打敷をかけたりして、普段より丁寧にして「報恩講」をお迎え
したいものです。
                     

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               おたんや

「おたんや」とは、「大逮夜(おおたいや)」が訛(なま)ったもの
といわれています。
まず「逮夜(たいや)」ということですが、それは亡くなられた人
の命日の前夜のことをといいます。
親鸞聖人は、今の暦で1月16日にお亡くなりになられましたの
で、毎月の15日が「逮夜」ということになります。
つぎに「大逮夜(おおたいや)」ということですが、親鸞聖人の
祥月命日(1月16日)の前夜をいいます。
もう少し説明しますと、毎月の月末を晦日(みそか)といい、
最後の晦日(12月31日)を大晦日というように、親鸞聖人の
毎月の命日の前夜を逮夜といい、最後の命日の前夜(1月15
日)を「大逮夜」というのです。
最初に書きましたように、この「大逮夜」が訛って「おたんや」
というようになりました。それが、やがて親鸞聖人の命日の前日
(1月15日)だけでなく、その当日(1月16日)も含めていうよう
になり、さらには親鸞聖人のご命日をご縁に、聖人のご恩を
偲びつつお勤めする「報恩講法要」そのものを指していうように
もなりました。

*親鸞聖人の命日は、旧暦では弘長2(1262)年11月28日
  です。それを新暦に直すと1月16日になります。

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             降誕会(ごうたんえ)

親鸞聖人は、承安3(1173)年4月1日に京都洛南・日野の里
にお生まれになられました。(新暦:5月21日)
「降誕会」とは、この親鸞聖人のご誕生をお祝いする法要のこと
をいいます。
もちろん、単にお祝いするだけでなく、親鸞聖人が心のよりどこ
ろとして喜ばれたお念仏の教えを、みんなで聞かせていただくこ
とが大切です。
また、そうするなかで、「親鸞聖人なかりせば…」と、より深く
親鸞聖人のご誕生の意義を味わい、喜んでいけるのではない
でしょうか。
京都の本願寺(西本願寺)では、明治初年から5月21日に
この「降誕会」の法要をお勤めしています。
また、一般のお寺でも5月21日を中心として、この法要を営ん
でいます。

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         永代経(えいたいきょう)

「永代経」とは、「永代読経(えいたいどきょう)」という意味です。
もう少し言えば、「永く代々にわたってお経を読む」という意味
です。

お経には、今生きている私たちに向けられた仏さまの尊い教え
が説かれているのですから、そのお経を読むことは、仏さまの
尊い教えに出遇っていることに他なりません。
また、このように受けとめさせていただくためには、ちゃんと
お寺に参ってお経の中に説かれてある仏さまの教えを聞かな
ければなりません。
つまり「永代経」とは、「永く代々にわたってお経を読み、みんな
で仏さまの教えに出遇っていきましょう」ということになります。

また、よく「永代経懇志」ということを聞きますが、これはお寺で
代々にわたって読経がなされ一人でも多くの人が教えに出遇
っていくことができるようにとねがって懇ろな志を包むものです。
一般には、身近に亡くなられた方のご法事をご縁に永代経懇志
を包まれる方が多いようです。
たとえば法事の場合…、「亡くなった母がお世話になりました。
ご住職さん、母が喜んでいたお念仏の教えをこれからも読経を
通して伝えっていってくだいね。これをお寺のために…」といっ
た具合でしょうか…。

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          盂蘭盆会(うらぼんえ)

『仏説盂蘭盆経』にある、お釈迦さまとその弟子である目連
(もくれん)の話にその由来があります。

その話とは、…。
目連が神通力によって亡くなった母親が何処へ往(い)ったか
を見てみると、なんと母親は「餓鬼道(がきどう)」に落ちて苦し
んでいました。
目連は何とか母親を救いたいと努力してみましたが、どうする
こともできません。
そこで、お釈迦さまにアドバイスを求めました。
お釈迦さまは、目連に「布施行」をするようにと言われました。
目連がお釈迦さまが仰るとおり「布施行」をすると、不思議なこ
とに「餓鬼道」で苦しんでいた母親が救われたといいます。

一般には、この目連の話から施餓鬼供養とか、先祖の追善供
養(墓参り)が盛んに行われています。
しかし、浄土真宗では意味合いが異なります。
浄土真宗では、お盆には、『仏説盂蘭盆経』のお説教をお寺で
お聴聞させていただき、阿弥陀さまのお念仏の教えを通して、
自らのありようを問うていくことを本義とします。

たとえば、目連の話を通して…。
餓鬼道→自分だけの欲望を満たそうとし、他の人を思いやる
      ことをせず、お互いに奪い合い、憎しみを抱えては
      喧嘩をし、苦しみを抱えていく世界。
布施行→自分だけの欲望を満たそうとせず、他の人を思いやり
      、お互いに与え合い、苦しみも、喜びも共に分かち合う
      安らぎの世界。
今の私は、「餓鬼道」と「布施行」のどちらに身をおいて生活して
いるかを自分自身に問うてみる。それは、阿弥陀さまが、どっち
の道(餓鬼道・布施行)を行けと仰っているのかを、お念仏を申し
ながら自分自身を振り返って見るということでもあります。

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             彼岸会(ひがんえ)

仏教で彼岸(ひがん)とは、仏様のさとりの世界を意味します。
この彼岸に対して私たちの煩悩渦巻く迷いの世界を此岸(しが
ん)といいます。
浄土真宗では、阿弥陀さまのお念仏の教えのご縁をいただき、
仏の身としてお浄土(じょうど・彼岸)へ生まれさせていただくこ
とを喜んでお勤めさせていただく法要をいいます。

また、法要の時期については、中国の善導大師(ぜんどうだい
し)という唐の時代の僧侶が、春分と秋分の日には太陽が真東
から出て真西に沈む。阿弥陀さまのお浄土は真西に沈む太陽
の方向にあると言われたことをご縁に、日本では、約1200年
昔の平安時代の初期から、夕日が真西の方向に沈む春分、
秋分の日を中心に、それぞれのお寺で彼岸会の法要が営まれ
ています。

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         花まつり・灌仏会(かんぶつえ)

「花まつり」とは、お釈迦さまの誕生日(4月8日)をお祝いする
法要です。
また、それを「潅仏会(かんぶつえ)」ともいいます。

有名な話ですが、お釈迦さまは、お生まれになられてからすぐ
に七歩、歩かれ 「天上天下 唯我独尊 …」と仰ったといいま
す。
「七歩」歩くとは、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上という六道
(迷い)を超えた目覚めた人(仏)ということを意味しています。
「天上天下 唯我独尊」とは、「私のいただいた”いのち”は何も
のにも代えがたい世界に一つしかない尊い”いのち”なのだ」と
いう真実に目覚められたお釈迦さまの言葉です。
他の人の”いのち”も皆平等に尊いと目覚めるということは、
まず自分自身の”いのち”が「何ものにも代えがたい尊い”いの
ち”であった」と目覚める必要があります。
「天上天下 唯我独尊」とは、まさしくそういう言葉です。

また、「花まつり」を「灌仏会」というのは、「竜王が、お釈迦さま
の誕生を甘露の雨を降らしてお祝いをした」という伝説により
ます。(灌→注ぐ。水をかけて潤す。という意味)
法要の際、お花で飾られたお釈迦さま(誕生仏)に甘茶をかけて
お参りするのは、この伝説によるものです。
尚、甘露の雨とは、「人々の渇いた心を潤す仏さまの教え」と
いう意味です。

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     帰敬式(ききょうしき)・法名(ほうみょう)

「帰敬式」は、仏教徒・門徒(信者)としての思いを新たに、阿弥
陀さま、お釈迦さまを敬い、帰依するという意味の儀式です。
この時、かたちだけで実際に剃りはしませんが、頭にかみそり
を三回当てて「仏・法・僧」の三宝(さんぼう)に帰依することを
誓います。そこで、この儀式のことを「おかみそり」ともいいま
す。(仏・法・僧→仏さま・教え・共に仏さまの教えをいただく
仲間・信者という意味)

次に「法名」ですが、これは「帰敬式」を受式した時に、ご門主
さま(本願寺のご住職)からいただきます。
この法名は、浄土真宗の門徒としての名前(名告)という意味
で、「釋〇〇」というものです。
法名は、みな二文字であり、「釈」の字はお釈迦さまということ
で、法名の前にこの「釈」の字をつけるということは、お釈迦さま
のお弟子になるということを意味します。

*以前、本願寺では女性に対し「釋○○」としておりましたが
  、現在では男性・女性共に「釋○○」としています。

浄土真宗では、お釈迦さまが説かれた「浄土三部経(仏説無量
寿経、仏説観無量寿経、仏説阿弥陀経)」を通して阿弥陀さま
のお念仏の教えに出遇わせていただきます。
また、阿弥陀さまはお釈迦さまをはじめ一切の諸仏を通して
お念仏の教えを生きとし生けるものに伝えようとされました。
お釈迦さまは、この世に生まれたその訳は、阿弥陀さまの
お念仏の教えを説くためであったと言われました。

西本願寺(京都市下京区)では、帰敬式を日に二回おこなって
います。
(但、1月1日、1月16日の晨朝後、1月8日、12月20日の
 終日は除く)
(午前の部→晨朝(じんじょう)のお勤めに続いて)
(午後の部→1時30分より)

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           入仏式(にゅうぶつしき)

「入仏式」とは、お仏壇を購入し、ご本尊(阿弥陀如来・南無阿弥
陀仏)をお迎えした時にお勤めする法要のことをいいます。
何といっても浄土真宗は、お念仏を申しつつ、阿弥陀さまのご本
願のお心をいただいていく仏教ですから、亡くなられた人がいる
とか、いないとかにかかわらず、ご本尊をお迎えして、心のより
どころを持たさせてもらいたいものです。

*ご本願→煩悩に迷う私たちに仏の真実を知らせ、浄土に救い
 とり仏に成らせたいという阿弥陀仏の願いをいいます。
 また、この願いが「南無阿弥陀仏」というお念仏なって私たち
 ひとり一人にの上に届けられているのです。

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          初参式(しょさんしき)

子どもが生まれたことをご縁に、仏さまに手を合わせてお参り
をし、「親子共々これからも仏さまの教えをいただき、うれしい
時も、悲しい時も仏さまと一緒に生きてまいります」と心を新た
にする法要です。
家族そろって、みんなでお参りいたしましょう。

*一般的には、親鸞聖人ご誕生日(5月21日)前後の土・日
  曜日に「初参式」を営まれているお寺が多いと思います。

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     除夜会(じょやえ)・元旦会(がんたんえ)

○「除夜会」について

蓮如(れんにょ)上人の頃(室町時代)は、「歳末の逮夜」とい
われていたそうですが、時代が下がるにつれ今のように「除夜
会(じょやえ)」といわれるようになりました。
一年の最後の日(12月31日)に、阿弥陀さまの前でお勤めし、
お念仏の教えを通して、その年の色々な出来事を思い出し、
反省すると同時に、阿弥陀さまのご恩を偲ぶ法要です。
また、この法要の後、除夜の鐘(かね)を突くところもあります。


○「元旦会」について

一年の最初の日(1月1日)、浄土真宗の門徒(信者)として、
心新たに阿弥陀さまの前で手を合わせ、お念仏を申しつつ
「今年も阿弥陀さまと一緒にお浄土を向いて生きていきます」
とご縁をいただく法要です。

門徒であるなら、神社ではなく、お寺から(阿弥陀さまの前から)
一年のスタートしたいものです。

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