ニオイガメ

「ニオイガメ」サイト"mk farm" - ミシシッピニオイガメカブトニオイガメヒメニオイガメの飼育繁殖方法を徹底解説♪

繁殖

ニオイガメは比較的簡単に繁殖を狙うことができます。

繁殖をさせるには成熟した雌雄の交尾が前提になりますが、
常に雌雄ペアを同居させていると喧嘩のおそれもあります。
ニオイガメは小型ですが、見た目によらず排他性が強く、
他個体に積極的に噛みつく個体も少なくありません。
よって、心配な場合は交尾時のみ同居させる方法が良いでしょう。
(成熟したメスなら、オスの存在や交尾に関係無く無精卵を産卵します。)

繁殖を狙う上で冬眠(ク−リング)は重要な意味を持ちます。
自然下での温度変化を擬似体感させ、繁殖機能を活性化させる効力があります。
なお、繁殖目的ならばソフトクーリングも効果があります。
ソフトクーリングについては、中級編のページを参照してください。

繁殖に必要な性成熟するまでの期間は、環境にも左右されます。
性成熟するまでは成長ペースが早いのに対し、性成熟後は急に成長が鈍化します。
性成熟は、年齢よりはサイズの方に依存する傾向が強く、
冬眠させると冬眠中は成長は止まるので、性成熟もそれだけ遅くなります。

交尾 冬眠前の秋、または冬眠後の初春に交尾をさせるといいでしょう。
オスがしきりにメスの匂いを嗅ぎ、
「オスがメスに向かって顔を上下に細かく振っている。」
「メスの顔に向かって口を開け威嚇する。」
これらはオスの求愛行動の一つです。
うまくいくとそのまま交尾します。
ニオイガメは1回の交尾で数クラッチ、有精卵を産みます。(遅延受精)
遅延受精については、中級編のページを参照してください。
冬眠後、水深が浅く狭めの環境から、水深が深く広めの環境に移してやると、
比較的早く、交尾行動が見られます。

交尾が成功したら、産卵場を作ります。
よく洗った川砂に極小の赤玉土を同量混ぜ、
保湿の為に湿らせた少量のモス等のミズゴケを入れた市販のタッパーを、
水槽内に陸場として入れます。
産卵場の大きさ、形状は試行錯誤となりますが、
だいたい20cm四方で深さ10cmは必要になると思います。
(もちろんこれより小さい場合でも成功例はあります。)
気に入らないと水中産卵したり、産卵の時期が遅れたりします。

卵 メスの産卵の前兆としては…
「食欲が急になくなる。」
「後ろ足の付け根辺りがふっくらする。」
「陸場に興味を示す。」
「行動に落ち着きがなくなる。」
などの変化が現れます。

だいたい冬眠から目覚めて1ヶ月後位から卵を産み始め、
2〜6個位の卵を、30日ほどの周期で年に2〜5回産卵します。
(産卵期は概ね3月〜8月ですが、飼育下では環境により変化します。)

産卵後、孵化の確実性を上げる為、卵を別容器に移します。
かるく湿らせたバーミキュライトを入れた小さめのタッパ−を用意し、
蓋には小さな穴をあけ、ネット等を蓋に挟みこんで湿度の調整をすると良いでしょう。
卵は産卵後、上下を変えてしまうと駄目になってしまうで、
取り出す時には卵に鉛筆等で目印を付け、上下位置が変わらないように注意します。
(水中産卵した場合も上下位置に注意し、直ちに別容器に移します。)
卵の上半分が見えるように、下半分のみをバーミキュライトに埋めます。

白濁 容器は直射日光が射さず、あまり気温変化のない場所において、
2〜3日おきに卵にかからないように水を少しさします。
(水のさし過ぎには注意)
容器内の温度は26〜29度位での管理が理想ですが、
ニオイガメは、卵の中で胚発生が進む過程の温度によって、
雌雄が決まると言われています。(TSD:温度依存性決定)
温度とその環境で出現する個体の性との関係は様々な爬虫類で見られる事ですが、
ニオイガメでは温度が23度より低くても、30度より高くても、
すべてメスが出現すると言われています。
TSDについては、中級編のページを参照してください。
つまり、孵化までの卵の温度管理によって、稚ガメの雌雄の産み分けが狙えますが、
30度以上は甲ズレの発生する危険が増加しますし、
低温だと孵化までの日数が増加します。
保温方法は、温度管理された水槽にタッパ−を入れる「湯せん」式や、
プレ−トヒ−タ−をサ−モスタットにて制御するなど工夫して下さい。

数日で有精卵は部分的に殻が白濁し、それが帯状、そして全体へと広がっていきます。
一方、無精卵は状態に変化はなく、やがて表面にカビが生えてきます。

孵化 そのまま温度と湿気を保っていると90日〜120日位で孵化します。
孵化したての稚ガメは腹甲のところに袋(ヨークサック)があり、
2〜3日はこの栄養を吸収するので、エサは必要ありません。
この間は水には入れず、湿らせた水ゴケ等に軽く潜らせてやり、
2〜3日後、水に入れてあげます。
餌は配合飼料に餌付けさせた方が良いでしょう。
稚ガメはとくに清潔な水と、水温管理に注意して下さい。

ちなみに、自家繁殖個体のページで当方の繁殖個体を紹介中です♪

※以下は、当方で繁殖のオオアタマヒメニオイガメの画像の一部です。
孵化 腹甲 息継 背甲 比較 稚亀

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