MYSCONレポート みすべす版

 以下は、2000年3月11日夕刻〜3月12日朝まで開催された、インターネットを通してミステリ好きが集まる企画「MYSCON」のレポートです。並行して行われた企画もあり、すべてを紹介することはできませんが、雰囲気が少しでも伝わればよいと思います(まだ未完成です)。


目次

1.開始前

2.全体企画 「井上夢人さん、e-NOVELSを語る」

3.本の交換会

4.クイズ大会

5.フリータイム

6.分科会企画その1 「HP企画」と「若ミス」

7.分科会企画その2 「海外ミステリを読もう」と「ミステリ大喜利」

8.古本オークション

9.深夜企画 「ミステリ夜話」

10.夜を徹して

11.ミステリ談義

12.閉会式


開始前

 MYSCONの開催場所は文京区本郷の鳳明館森川別館。地下鉄南北線で東大前駅から徒歩7,8分のところでした。スタッフの方々が途中に立っていらっしゃるので、道に迷うこともありません。こうした気遣いが嬉しいですね。会場に着くと受付にはフクさんを初め、スタッフの方々がずらり。日頃オフに出ていないわたしは友野さんの姿を見て一安心です。

 入り口は2階、1階が大広間、4階まで客室があるのですが、部屋ごとに「霧越邸」「蒲生邸」「ホロー荘」などミステリにちなんだ名前が付けられていて、楽しませる工夫がされていることに感心しました。こうした配慮一つにもスタッフの皆さんのお気持ちが感じられます。わたしの部屋の入り口には「黒猫館」と書かれていました。しかしその下にマジックで「達人」の文字が…。何が「達人」なのかと思い、部屋に入るとそこには小林文庫オーナーさんがいらっしゃいました。納得です。小林文庫の掲示板でお名前だけは存じ上げていた須川さんにもお会いしました。 

全体企画1 「井上夢人さん、e-NOVELSを語る」

 e-NOVELSはネットでミステリを販売するというもの。井上夢人さんが代表として数年前から取り組まれてきた計画が、動き出したところなのです。内容は以下の通り。

  1. 今後の予定
  2. テキスト文書とPDF
  3. オンライン決済
  4. 出版界の現状と課題
  5. 質疑応答

本の交換会

 受付時に配られた名簿には、「明智小五郎」、「シャーロック・ホームズ」など古今東西の名探偵の名前。その下に参加者の名前があったのですが、これがクイズ大会のグループ分けでした。わたしは金田一耕介チーム。席に着くと隣に座られたのは『六枚のとんかつ』を書かれた蘇部健一さん。ふと前を見ると「間に合わない〜」と言いながら漫画を描いている方がいらっしゃいます。なんと国樹由香さんではありませんか。生で描かれる生原稿、すごいものを見てしまいました。
 蘇部さんに次作についてのお話をうかがうと、次は本格で行きますとのこと、楽しみです。国樹さんには以前メールを差し上げていたのですが、みすべすを見てくださったそうで、その場でリンクを快諾していただきました。よかったです。

 本の紹介はたかはし@謎宮会さん、中村さん、チャッピーさん、蘇部健一さん、わたし、水沢ながるさん、なかじまさん、美夜さん、彩古さん、国樹由香さんの順で行われました。わたしが持ってきたのは遠藤周作の『闇の呼ぶ声』。唯一のミステリで、しかtぽもサスペンスの傑作です。精神科を訪れた女性の相談は夫の様子。それぞれ幸せな生活をしていた従兄弟が次々に失踪したため、自分にも同じ事が起きると心配しているらしい。そしてある日…という内容です。映画化されたときのカバー、帯つきで提供。しかしあまりに暗い内容のため、それを補うために昨年出た絵本『いつまでもすきでいてくれる』をつけました。もしぼくが自転車になっちゃったら、もしぬいぐるみになっちゃったら、それでもお母さんはぼくを好きでいてくれる、とカンガルーの男の子がお母さんと話すという物語。読み終えたらきっと温かい気持ちになるでしょう。この2冊、チャッピーさんに貰っていただきました。

 わたしが頂いたのは水沢ながるさんの『魍魎の匣』文庫版。講談社ノベルスは持っているのですが、京極夏彦は文庫化の際にページごとに手を入れて読みやすく書き直しているので、ありがたく頂戴しました。山田風太郎、笹沢左保、若竹七海、小泉喜美子にバグリイと幅広い作品が出て楽しめました。

クイズ大会

 交換会の後はお楽しみのクイズ大会。
問題は「古本屋の100円均一棚から、毎日20冊ずつ本を持っていく人がいた。どんなわけなのだろう。」でした。
 グループで相談して答えを出すので、楽しくコミュニケーションをとることができました。これはよいですね。出た答えは、「脱税した男が壁に埋め込まれた金庫を古本で隠そうとした」、「ミレニアム記念で商店街の福引があり、2000円分本を買うと券がもらえる」など。他のグループからは、「講談社の蔵之助を貰おうとした」、「店の奥にある貴重な本が店頭に出るように買いつづけた」、「指相撲の選手が片手に10冊ずつ持ち、帰ってから破いて鍛えた」など珍答が飛び出しました。「西澤保彦」という答えで会場は大爆笑。すかさず横から『七回死んだ男』の本が差し出されたのには驚きました。意味がわからない方はこの作品を読みましょう。ミステリ好きな人たちが集まると、本をネタにして楽しむことができます。読んでいるから分かり合えるのです。これはとてもすばらしいことですね。

フリータイム

 次の分科会までの間、部屋に戻って少し休憩。小林文庫オーナーさんに日本推理作家協会の「戦後推理作家総目録」を見せていただきました。浅いわたしはそのようなものがあることすら知らず、ただただ感心するばかりです。
 そういえばnaubooさんと本を交換する予定だったと思い出して、さ迷い歩くこと数分、何とか出会うことができました。中町信の『新人文学賞殺人事件』を渡して『幻獣遁走曲』を頂きました。Masamiさんにもお会いして、ワセダミステリクラブのOB会世話役就任のお祝いを申し上げ、とりあえず分科会の会場に移動です。

分科会企画その1 「HP企画」と「若ミス」

 「HP企画」は、ネット系ミステリらしくホームページの立ち上げ、運営、管理などについて話し合うというもの。一方、若ミスの方は若手のミステリ読みの方々がお薦めの作品をいくつか挙げて解説するというものです。同じ時間に二つの企画、わたしは「HP企画」で話をするようにと指令を受けているので選択の余地はありません。
 それにしてもわたしのように広く浅くしか読んでいないものが語るなど、百年早いように思います。正直なところ、質の高いサイトを運営されている方がこれだけいらっしゃる中で、わたしは何だか申し訳なく、消え入るような思いでおりました。まして小林文庫オーナーさんとご一緒させていただくなど、とんでもないことです。

 会場に着くと卓のまわりに座布団。小ぢんまりと数人で話をするようなアットホームな雰囲気です。座ったところにkashibaさんがいらしたので、お渡しするものを取り出すと、「おおっ、古本かっ!」と電光レス。もしかしてこれは条件反射では…。違うのです、こういうわけでとお見せして、コンプリートしたポケミスの棚にでも入れて置いてくださいとお願いしました。やはりここは大明神に願をかけておかないといけません。(この部分は意味不明でよいのです)

 ほっと一息ついて隣を見ると、そこにいらっしゃるのは倉阪鬼一郎さん。はじめましてと挨拶をし、先日読ませていただいた『白い館の惨劇』について話をすると、「HPで取り上げてくださってありがとうございます」と言われてしまいました。まさかみすべすをご覧になっていらしたとは…。恐縮していると、「あそこはみんな見ていますよ」と一言。いったいどなたが見てくださっているのでしょうか(この時点ですでに相当動揺しております)。
 宮澤さんがいらしたので、修理に出されたというパソコンのお話を少し。小林文庫オーナーさんとは「お客さん、あまり多くない方がいいですね」などと話をしておりました。

 そうこうするうちにとうとう分科会の開始。「若ミス」を覗いて来られた方の情報で、年齢層がだいぶ違うことが分かり、「若ミス」に対抗して「老ミス」だ、などとわけのわからない話から楽しくスタートしました。その後の内容は以下の通りです。

  1. 掲示板について
     アクセス数を伸ばすには、掲示板へのレスが肝心ではないかということから掲示板を中心とした話になりました。

    わたしの考え
     書き込んでくださる方は本が好きで、それについて話をしたいのだと思っています。こんなことを書いてよいのだろうかと心配しながら、それでもよい本を知らせたくて、勇気を振り絞って書き込みをしてくださるのです。だから、できるだけそのお心に感謝し、お返事するのがよいのではないかと思っています。一冊の本が話題となり、相互理解への道が開けたらよいと思います。
  2. リンクについて
     リンクの依頼メールの話や、リンク集の管理についての話題が出ました。

    わたしの考え
     みすべすのリンクは150くらいあります。メンテナンスはなかなかできませんが、依頼された場合はできるだけこちらからもリンクするようにしています。また、わたし自身がリンクをお願いすることがたくさんあります。でも、自分ではみすべすのリンクを使うことはほとんどありません。ブラウザの「お気に入り」にすべて登録しているからです。ではなぜ縦に長いし、使いにくい「みすべすリンク」を作っているかというと、それは初めて見る方が、ミステリ系にはどのようなページがあるのかと知ろうしたとき役立つようにするためなのです。ミステリには様々なジャンルがあり、HPもまたそれぞれに特長があります。ミステリ好きな方たちが自分にあったHPに辿り着き、そこで思う存分楽しむことができるように、そしてそれがミステリ好きな人たちが増えるきっかけになるよう願って作成しているのです。
  3. 睡眠時間について
     小林文庫オーナーさんも、わたしも5時間くらい。フクさんも同じくらいでしたか。オーナーさんは今ちょうど仕事が忙しく更新が難しいとのこと。フクさんは移動の時間が長いため本を読むことができるそうです(それにしても毎日というのはすごいですよね)。ただ、テレビを見る時間が少なくなり、CMのコーナーは考えているそうです。ところでわたしの起床時刻は少し早すぎますか(午前2時半から3時)。kashibaさんは1日1冊読み、レビューを書く習慣はつけたけれど、怒涛の掲示板は予想外だったとお話されていました。
  4. 小林文庫オーナーさんの情報
     オーナーさんがさりげなく書かれる情報はいったいどこから出てくるのか、という質問でした。オーナーさんは以前からリストを元に様々なミステリを探して読まれていたそうで、そのときの蓄積したものが現在生かされているのだそうです。やはり積み重ねてきたものが違いますね。

 思ったよりもたくさんの方に来ていただきました。無事に終えられたのは友野さんとフクさんのおかげです。また、小林文庫オーナーさんにもよいお話をうかがうことができ、感謝しています。みなさんどうもありがとうございました。

分科会企画その2 「海外ミステリを読もう」 「ミステリ大喜利」

 「海外ミステリを読もう」は、森英俊さん、藤原義也さんによる初心者のための海外ミステリガイド。「ミステリ大喜利」はミステリをネタに楽しんでしまおうという企画。わたしは「海外ミステリを読もう」に参加させていただきました。

 初めにプリントが配布されました。記載されていたのは以下の作品です。

これがおすすめ海外ミステリだ!

初心者にお勧めの海外ミステリ
(森英俊選)
1.本格もの
料理長が多すぎる レックス・スタウト ハヤカワ
爬虫類館の殺人 カーター・ディクスン 創元 (森博嗣が好きな人向け)
猿来たりなば エリザベス・フェラーズ 創元
大はずれ殺人事件 クレイグ・ライス ハヤカワ
大あたり殺人事件 クレイグ・ライス ハヤカワ (2冊セットで小泉喜美子が好きな人向け)
スカイジャック トニー・ケンリック 角川
偽のデュー警部 ピーター・ラヴゼイ ハヤカワ

2.非本格もの
毒薬の小壜 シャーロット・アームストロング ハヤカワ (天藤真が好きな人向け)
度胸 ディック・フランシス ハヤカワ (岡嶋二人が好きな人向け)
ふりだしに戻る ジャック・フィニイ (宮部みゆきが好きな人向け)
クリスマスのフロスト R・D・ウィングフィールド 創元
踊る黄金像 ドナルド・E・ウェストレイク ミステリアス・プレス文庫

3.短編集・アンソロジー
ミス・マープルと13の謎 (火曜クラブ) アガサ・クリスティ― 創元/ハヤカワ
エラリー・クイーンの冒険 エラリー・クイーン 創元 (有栖川有栖・法月綸太郎が好きな人向け)
ピーター卿の事件簿 ドロシー・L・セイヤーズ 創元
あなたに似た人 ロアルド・ダール ハヤカワ (江戸川乱歩・阿刀田高が好きな人向け)
九マイルは遠すぎる ハリー・ケメルマン ハヤカワ (北村薫が好きな人向け)
招かれざる客たちのビュッフェ クリスチアナ・ブランド 創元 (北村薫・山口雅也が好きな人向け)
おかしなこと聞くね ローレンス・ブロック ハヤカワ
革服の男 エドワード・D・ホック 光文社 (泡坂妻夫が好きな人向け)
密室殺人傑作選 アンソロジー ハヤカワ・ミステリ

藤原義也選
エジプト十字架の謎 エラリー・クイーン ハヤカワ/創元
ABC殺人事件 アガサ・クリスティ― ハヤカワ/創元
ユダの窓 カーター・ディクスン ハヤカワ
毒入りチョコレート事件 アントニイ・バークリー 創元
ブラウン神父の童心 G・K・チェスタトン 創元
さむけ ロス・マクドナルド ハヤカワ
狙った獣 マーガレット・ミラー 創元
二人の妻を持つ男 パトリック・クエンティン 創元
死の接吻 アイラ・レヴィン ハヤカワ
内なる殺人者 ジム・トンプスン 河出文庫

 いくつかピックアップして、選んだ理由についてのお話がありました。どの作品もミステリのおもしろさを堪能できる逸品ぞろい。藤原義也さんは後味が悪いのが好きということでなるほど眺めてみるとその手の作品が多いことに気づきます。ちなみに全部読んでいた人、と聞かれて手を挙げたのはMasamiさんとわたし。あともう一方はどなただったのでしょう。海外ミステリの刊行予定などもお聞きすることができたのが嬉しいところでした。海外ミステリが好きな人がたくさん集まっていたような気もしますが、読まれていない方にとっては実によい機会だったのではないでしょうか。スタッフの方々が紹介された作品を現物で準備されていました。その場で気に入った本を選べるというのはよいですね。こうした配慮がすばらしいと思うのです。

 終了後に森英俊さんとお話。これだけは絶対にと持ってきた『海外ミステリ作家事典』にしていただいたサインには、「ミステリへの愛をこめて!」とありました。藤原義也さんにはいつも刊行予定でお世話になっているのでご挨拶。国書刊行会の出版は毎回4000部だそうですが、海外ミステリ好きの方々に支えられて刊行が続いているとおっしゃっていました。よい作品は、いつまでも残しておく必要があると思います。

古本オークション

 オークションといえばkashibaさん。どんな本が出てきてもその本にまつわるエピソード、入手難易度、版型による違いまで詳細に解説し、さらにそこで笑いまでとってしまうというまさに超人技。この技術は芸ではありません。もはや芸術の粋に達しているといっても過言ではないでしょう。これを見るだけでもMYSCONに来る価値があるというものです。結果はMYSCONのオークションの結果ページをご覧ください。
 
 わたしはフクさんが出した『黒いトランク』角川文庫の初版白背を落としました。もちろん本は読んでいます。なぜ買ったかというと、実はオークションで本を買うのは生まれて初めてなのです。記念としてMYSCONを企画したフクさんの本をkashibaさんのオークションで落としたかったのですよ。こういうのをミーハーというのでしょうか。その後も白熱の戦いが続いたのですが、「ミステリ夜話」の企画の案内を受けていたのでそちらに移動しました。

深夜企画「ミステリ夜話」

 東野圭吾の『秘密』について語り合おうという企画です。shakaさんを中心に、雪樹さん、ほそみさん、りなりなさんとお話。あのラストの意味は何なのか、平介の行動はあれでよいのかなど、ネタバレ禁止のHP上では語れないほどの厚みのある話をすることができました。設定が逆だったらどうか、などちょっと危ない話まで飛び出したのですが、shakaさんは女性と男性の読み方の違いについて考察したかったそうです。夢見るshakaさんはどうしてもラストが許せないということでした。その熱い思いにわたしは心打たれてしまいました。

夜を徹して

 「ミステリ夜話」から部屋の奥を見るとMasamiさん、姫香さん、川村晴明さん、友野さんの姿。そちらの方に移動して話に加わると、なぜか成績処理の話題になってしまいました。学期末ということもあって、Masamiさんとわたしが揃うと提出日がどうのこうのとミステリとは関係ない話に…。

 そこにいらしたのが浅暮三文さん。話題は一気にミステリに変わり、新作についてのお話をうかがうことができました。今度は『カニス…』とはまったく違ったタイプの作品だそうです。読んでさわやかな気持ちになれるような、そんなものを書きたかったとおっしゃっていました。次に蘇部健一さんもいらして、わたしはメフィスト賞受賞作家お二人に挟まれるという大変貴重な体験をすることができたのです。浅暮三文さんはわたしがミステリ夜話に参加していたときに、『カニスの血を嗣ぐ』のグルメ情報をレクチャーされていたようです。同時進行の企画ですので、身体が二つほしいですね。

 部屋に一度戻るときに大森望さんにお会いしたので、ご挨拶。「みすべす、見ましたよ」と言われてここでも動揺。「浅いページですみません」と思わず謝ってしまいました。

古本朝市

 気づかないうちにもう朝になっていて、早朝企画の古本朝市が始まりました。MYSCON参加者で売りたい本がある人が自分で本を並べて売るというもの。なかなか手に入らない本がびっしり並び、それを見る人で部屋の一角は満員電車のようです。古書店とは違い、それぞれ選び抜いたラインアップですから、どんな本があるのかとたくさんの方が興味を持って見るわけです。あまりの混雑にしばらく離脱していたのですが、販売が始まってから空いたところで買い物をしました。

 橋詰久子さん、彩古さん、kashibaさんから本を買ってもう一度回るとnaubooさんの『招かれざる客』が売れ残り。やはりみなさん読まれているようで、なかなか買い手がつきません。よい作品なので、救出いたしました。途中、石井春生さん、安田ママさんにご挨拶。これだけ時間があってもお話するのは難しいのです。

ミステリ談義

 古本朝市が無事終了し、naubooさんとそのまま店の前に座っていると、小林文庫オーナーさん、政宗九さん、ストラングル・成田さん、須川さんが集合。葉山響さんもいらしたのでご挨拶。そこから葉山さんのミステリ話が展開し、わたしはたくさん勉強することができました。kashibaさんのお言葉によると、葉山さんは人型記憶装置だそうですが、本当に深い知識です。作品についてだけでなくミステリ全体の流れについて語るその言葉に、ミステリへの愛情を感じて感動してしまいました。小池真理子、山崎洋子のサスペンス系の話、立ち読みで新刊を読みきった話なども楽しかったです。郷原宏の『このミステリーを読め!』の100冊中91冊読んでいるのはすばらしいと誉めていただいたのですが、ただ広く浅いだけなのですみませんと謝ってしまいました。

閉会式

 ついにMYSCONの終幕です。クイズ大会の優勝チームの発表、そして賞品(テレホンカードやお面?など)の贈呈式。無事に終了したことを祝って拍手をしました。フクさんから、「気をつけて帰りましょう。家に帰るまでがMYSCONです。」とお言葉を頂いたのですが、これはくやしい。このせりふはMasamiさんかわたしに先生モードで言わせてほしかった…。

 外は雨でしたが、姫香さん、naubooさんと一緒にMYSCONの話をしながら帰りました。途中、「ディクスン・カーを買った男」てつおさんにお会いしたのですが、今回の収獲はどうだったのでしょうか。


 これだけの人数、そしてたくさんの企画にもかかわらず、MYSCONが無事に終了したのも、スタッフのみなさんのおかげです。わたしたちの知らないところ、気づかないところで仕事をされていたのでしょう。そのご努力に心から感謝したいと思います。どうもありがとうございました。

 参加されたみなさん、お疲れさまでした。楽しい時間を一緒に過ごすことができて嬉しかったです。またいつかお会いできるといいですね。ご挨拶できなかった方、すみません。申し訳ないことをしたと、それだけが心残りです。次の機会には、たくさんお話させてくださいね。

 参加できなかったけれど、このページを見てくださった方、長くてごめんなさい。MYSCONの雰囲気は伝わったでしょうか。ネット系のミステリ好きは、このようにして交流することができました。いつかあなたにもお会いできるとよいですね。そのときはどうぞよろしくお願いします。

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