鶴見線大川支線
(旧国最後の輝き)

 

  

 JR鶴見線は、JR京浜東北線鶴見駅から横浜、川崎の臨海工業地帯のど真ん中を貫き、海芝浦駅、大川駅、扇町駅の3駅へ伸びる通勤路線です。

 戦前までは鶴見臨港鉄道という私鉄だったのですが、戦時中の国策によって国鉄に買収されました。もともと工業地帯の通勤客の足の確保というのが目的で沿線の企業の出資によって建設されたという経緯から、駅名には沿線企業の経営者の名前と思わしきものが非常に多くなってます。また当然そういう地域柄、車窓には工場、運河がやたらと目立ち、首都圏のみならず全国的に見ても非常に珍しい景観が楽しめます。

 そんな変わり種の鶴見線の中でも更に異彩を放っていたのが、途中駅の武蔵白石駅から1つ先の大川駅までの僅か1区間の大川支線で、つい最近まで戦前製のクモハ12形という旧型国電の残党が走っており、沿線の工場地帯の景観と併せて平成の世とは思えない風情を醸し出してました。今や旧型国電の姿もなく、武蔵白石駅の独特の三角ホームも撤去されて大川駅への分岐点も安善駅に変更となってしまい、以前の面影はなくなってしまいましたが、工場地帯の中を掻き分けて電車が走る光景は今でも健在です。毎日の生活や仕事に疲れたら、たまには一昔前の光景を求めて鶴見線までちょっとぶらり旅でもしてみませんか?。きっと忘れかけてたものが見つかるはずです。(←ってお前は「ぶらり途中の旅」の滝口順平かよ!?。) 

 

    

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