◆一般◆
(1) 一般事情 12月〜1月の朝晩肌寒い期間、および雨期には長袖の服、上着などが必要であるが、 それ以外は日本の真夏の服装で対応できる。ただし、レストランや勤務先でのクーラ ー対策として、薄手のカーディガンやジャケットなどは必要である。 以前に比べれば国産衣料の品質は向上している。また、外国製のいわゆるブランド 品も出回るようになった。 下着は、女性用は色数などは限られるがワコール社やトリンプ社の製品が出回って いる。男性用もショーツタイプやトランクスタイプなどがあり、特に問題はない。 タオル、バスタオル、シーツなどは輸入品も豊富にあり、手頃な価格で良質なもの が入手可能である。 (2) 日本から持参した方がよい衣料 当地でも必要なものは十分入手できるが、生活が落ちつくまでの当座の衣類は持参 した方が安心である。また、冬の日本に帰国する場合に備えて、冬物のセーター、コ ートなども1〜2枚持参するとよい。 ベッドパッドはポリエステル製のものがほとんどである。コットン素材の品もある が、特にキング、ダブルサイズは値段が高い。タオルケットや夏掛けは品切れのこと が多いため、できれば持参した方がよい。 ガーゼや綿100%でできた乳児用衣類は少ない。通気性がよく肌触りのよいものを 持参した方がよい。 婦人服は豊富に出回っているが、不安であれば外出着などは数枚持参した方がよい。 (3) 任国で調達した方がよい衣料 子供服の専門店は多く、外国製品も多く出回っている。靴や鞄も各種あり、価格は 日本よりかなり安い。 バロンタガログという前身ごろに刺繍の入った独特の服がある。これはフィリピン における正装である。正式にはバナナやパイナップルの繊維で作るものであるが、こ れはかなり高価なため、化学繊維製を着ている邦人も多い。女性用のバロンタガログ もある。 仕立て代が安い(技術は完璧ではない)ため、持参した布地で服をオーダーするの も楽しい。生地専門店もあり、色柄や素材も豊富である。婦人服の他、バロンタガロ グ、ズボンなどもオーダーできる。 衣料品は次のところで入手できる。 <デパート> SM(シューマート) フィリピン最大のチェーン店。高級品から手頃な価格のものまで揃う。 ランドマーク 高級品から手頃な価格のものまで揃う。 ルスタンス 最高級品を取り揃えている。 <ショッピング街> アヤラセンター、クアッド、6750 SM、ランドマークに隣接。衣料品店のほか、靴、生地、時計、宝石、 スポーツ用品、玩具、ベビー用品などの店がある。 メガモール アジアでも5本の指に入る大規模のショッピングモール。SMを中心に様々な 店が参入しており、衣類のほか、大抵のものは揃っている。 シャングリラプラザ ルスタンスに隣接。高級品を扱う店が多い。 マカティ・シネマ・スクエア 安価なものを中心に扱っている。 デパートなどでは定価販売であるが、土産物店やローカルマーケットでは値段を交 渉することも楽しみのひとつである。また、デパートではバーゲンセールがある。 ローカルマーケットには、バクララン教会裏手のマーケット、ディビソリアマーケ ット、クバオマーケット、キアポマーケット、アラバンマーケットなどがあるが、必 ずしも安全ではないので出かけるときは気をつけること。 (4) その他の留意点 該当情報なし。
◆礼服◆
(1) パーティー 所属機関にもよるが、夫婦でパーティーへ出席する機会が多い。あまり堅苦しく考 える必要はなく、女性は少しエレガントな外出着程度のものや、長袖のスーツ、やわ らかい素材のワンピースやツーピースなどが望ましい。ロングドレスを着るような機 会はほとんどない。邦人男性はバロンタガログかビジネススーツというのが一般的で ある。パーティーの招待状に服装が指定(下記)されている場合はそれに従えばよい。 特に指定がない場合は気軽な服装で出かければよい。 カジュアル指定:男性はバロンタガログまたは衿付シャツ。 女性は外出着など。 フォーマル指定:男性はスーツまたは長袖のバロンタガログ。 女性は華やかなワンピースやスーツなど。男性同様、長袖にす るとフォーマルな雰囲気になる。 (2) 冠婚葬祭 結婚式やデビュー(上流階級では18歳を機に社交界にデビューする)に招待された 場合、男性は長袖のバロンタガログ(バナナやパイナップルの繊維で作られた正式な もの)またはスーツを着用する。日本式の黒いスーツに白いネクタイは一般的ではな い。女性がデビューに招かれた時は、女性用バロンタガログまたはイブニングドレス で出席する。結婚式には外出用ワンピースやスーツでもよい。黒と白は避けるのが無 難である。 (3) その他の留意点 バロンタガログ着用の際、ズボンは黒または茶色の無地にするのが正式である。 着物を着る機会はほとんどないが、浴衣を子供とお揃いで持参すると、幼稚園の行 事などに使えることがある。小学校でも各種行事に着る機会があるので子供用だけで も持参するとよい。
◆洗濯、仕立て、修繕、保管◆
(1) 洗濯 クリーニングは、ホテルのクリーニング店が安心である。受取時にはボタンがとれ ていないかなどチェックすること。その他、市内にも多数あるので近所の評判などを 聞いて選択すればよい。 (2) 仕立て、修繕 マニラには多数の仕立屋があるので、最初は友達、知人に紹介してもらい、自分の 気に入った店を探すとよい。仮縫いの方法は日本と異なり、襟、袖、ベルト通しなど は既に縫いあがっている。したがって注文する時点で細部まで指示を与えておくこと。 型見本や写真を持参すると理解してもらいやすい。日本からスタイルブックを持参す ると便利である。 服が出来上がってからの値引き交渉はむずかしいので、料金は最初にとり決めてお くこと。 (3) 保管 一年中暑いため衣類の洗濯は頻繁であり、傷みやすく色もあせやすい。また、高温 多湿でカビのはえやすい条件が揃っており、注意しなければならない。 シルクおよび薄手の衣類は着用後すぐにクリーニングに出すこと。 革製品は、使用後にクリーナーで汚れをよく落として乾燥させ、防虫剤や乾燥剤を 入れて高い場所に保管するとよい。 保管の際、ビニール袋は避けること。平屋で湿気のある場所では時々点検をし、風 を入れたり、乾季に虫干しをするとよい。 乾燥剤はデパートで日本製品が購入できるが、当座使用する分は持参したほうが安 心である。ハンガータイプの乾燥剤や防虫剤も持参することを勧める。 不定期ではあるがボランティアグループが古着の収集をしている。まだ使用できる 状態で着用しない衣類があれば提供するとよい。