トロント日記あれこれ
2000.10.30
平日の月曜日から、金曜日まで、
NationalPostとTorontoStarという大手新聞が二紙、
キャンパスで無料で手に入ることは
リンク先の紹介文でも書いたかと思います。
(大学のキャンパスに行けば、読売新聞と朝日新聞が
毎日手に入るようなものとお考えください)
実はこれがだいぶ前からUniversity of Toronto
内の
学生会の中で問題になっていることをはじめて知りました。
まず、前提として、学部内に置いてある無料新聞については、
大学と新聞社の合意に基づき、許容されているものなのだそうです。
これに対して、無料キャンパス紙の「independent」によると
学生会側は以下の要求をしています。
(1)学生ラウンジから、ただちにTorontoStarを撤去すること
(2)その他の場所に置いてある新聞についても、
タスクフォースを作って、キャンパスメディア(ミニコミ紙)
への影響を検証すること。
大学側は、この要求を入れ、一年間の猶予期間を設けたとのことです。
学生側の言い分は、
・広告主が大手紙の影響を受け、学生紙の活動に支障をきたす。
・Readershipを奪うことになる(はじめて目にする単語ですが、
「読者の選択権」とでも訳してみましょうか)。新聞社は博愛主義から
無料で置いているわけではなくて、結局慣れっこになった読者は卒業後も
戸別配達付きの終身契約を余儀なくされるのではないか、
というものです。
これまで、授業はない日でも、新聞を取りに、わざわざ出かけていくくらい、
情報収集には欠かせなかったのに。。。それに、みな大学生、
もう十分な意見を持っている大人なんだから、
自己責任で任せてよ、といいたいところです。
反面、学生自治のあり方としては面白い見方だなと思います。
ちなみに、TorontoStarは平日は50セント、土曜日は1ドル50セント、
日曜日は1ドルです。私は土日は購入していますので、
2ドル50セント(約200円弱)
毎週支払っている計算になります。
しかし、敵(新聞社)もさるもの、この
大学無料配布分を念頭においているのか、
先週入っていたチラシでは、ついに13週間契約、
月曜日から土曜日の戸別配達つきで
週1ドル95セント(140円強)という
プロモーションが出てきました。大学に取りに行くコストを
考えると、安売りに弱い私はちょっと心が揺らいでしまったりします。
30日前に戸別配達をしてもらっていた家庭はこの特典を
利用できないようです。逆に、13週後はいったん解約、
1ヶ月我慢して、また同様のプロモーションを契約する
ことが可能なのではないかと思います。
それにしてもこの戸別配達付きの破格の値段と、
日本の新聞と比べ物にならない紙面数(&情報量)を秤に載せてみると、
結局は広告の利ざやが高いのだろうと私なりの結論を出してみましたが
果たしてどうでしょうか。
参考リンク先
Independent (U of T のミニコミ紙)