いづめこ鉄瓶こけし
その前に・・・
勝手に「いずめこ鉄瓶こけし」と命名しましたが、そもそもいずめことは何ぞや?
と思う方もおられるので簡単に説明致します。
「いずめ」とは「飯詰」東北地方での冬期のご飯の保温具で、藁(わら)で編んだ入れ物のこと
です。東北地方の農家では、冬期に子供を育てる場合など子供の保温と安全の為に、
藁製の「いずめこ」に入れて育てる風習がありました。
地域によっては「えじこ」(嬰児籃)とも呼ばれます。
上記の写真の人形はそれを模した「いずめこ人形」です。
色褪せて痛んでますが、なかなか作りが良いものだと思います。
割と小さなものが多いですが、写真のものは結構大きいですね。
その土地ならではの風習から生まれた郷土玩具です。
さて、いずめこ鉄瓶こけしです。
先に「いずめこ人形」を説明しましたから、そんなに変な風には見えないかもしれませんが、
組み合わせ方がかなりアバンギャルドです。
いずめこ人形は、「子供の保温と安全の為にいずめこに入れた」のに対し、
鉄瓶こけしは「熱い鉄瓶に子供を入れて、保温と安全を」なんてとても言えません。
これは一種の拷問ですね。^_^;
しかし、この飛んだ発想こそが商業的なこのお土産こけしらしく良いんです。
(郷土玩具の収集家の中には、この手のこけしを嫌う人も多かったようですが)
実際は、いずめこ人形というより「えじここけし」に雰囲気近いので、それらを真似たのかも知
れません。まあ、只単に鉄瓶余ってたからこけしの頭付けて売っちゃえ的な発想が正しいのか
も知れませんが。ちなみに大きさが4センチほど、でも重さが150gあるのでペ-パーウェイトに
もなります。ちょうど、マルサンのスタンダードサイズの怪獣ソフビと同じくらいの重量ですね。
鉄と木の組み合わせというのががまたユニークでした。

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