■山梨県立美術館
・2002/02/03
[案内]
「ミレーの美術館」として有名。「種をまく人」「落ち穂拾い、夏」などを見ることができる。
料金/500円
休日/月曜日
駐車/小型320台
電話/055-228-3322
-芦安・大草経由韮崎・貢川団地・社会福祉村各行バスで「県立美術館」前下車。
[鑑賞]
世界的な名画「種をまく人」があると聞き、山梨県立美術館に行きました。美術館は芸術の森公園の中にあります。公園は60,000平方mにおよぶ敷地があり、家族連れで賑わっていました。でも美術館はさほど混んでなく、絵画を近場でゆっくりと鑑賞できました。欧米の美術館ってこんな感じなかな。いいなぁ。
ミレーはバルビゾン派の元祖。バルビゾン派は自然をテーマに活動したグループだそうです。まだ絵画が絵画らしかった時代。陰影と遠近法を用いた写実。黒と茶色を基調にした暗めの絵が多い印象を受けましたが、そこに差し込む日の光のまぶしさに信仰心を感じました。やがてこの光は印象派を生むことになるそうです。
「種をまく人」
岩波文庫のブックマークとして用いられてる「種をまく人」。
この絵のすごいところは構図にあるそうです。右手奥の牛車を引く農夫を中心に、種をまく男の頭へ、右手へ、左足へ伸びる見えない線があり、その線が見るものの視線を右に引っ張るそうです。また左手、左足、右足が作る大きな半円もその効果を増しているとか。ミレー自身が意図したことなのかどうかわかりせん。でも確かに今にも動き出しそう、ダイナミックです。しかしそこに気がついた人もすごいです。
種をまく人は2種類あり、一方はボストン博物館にあるそうです。
「落ち穂拾い、夏」
落ち穂拾いとは‥。
旧約聖書以来から風習。雇われた小作農民が、手間賃の他に残された落ち穂を拾う事を指すそうです。手前で落ち穂を拾う3人の女、遠くに見える地主の収穫の山。遠近法で貧富の差も表しているようです。そんな意味がある絵だとは知りませんでした。
落ち穂拾いも2種類あり一方はパリのオルセー美術館にあるそうです。
[樹人]
公園内には随所に彫刻が置かれていました。目を引いたのは岡本太郎の「樹人」美術館の横にある真っ白な彫刻です。
全体は木のイメージで枝あたる部分が、極端に太く、先端はソフトクリームの先ように尖っています。だれも見ている人はいませんでした。でも存在感が強くありました。何を言っているのかはわかりませんが、訴えかけているのはわかりました。
[資料]
昭和52年購入「種をまく人」「夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い」
平成8年購入「落ち穂拾い、夏」
オフィシャルページ(PC)
戻り(甲府)