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平均値の区間推定(母分散が未知)

 標本データから母数を推定する場合,通常,母分散が分かっていることはまずあり得ない。だから実質的にはt分布を利用して母数を推定するわけだが,この方法についてはこちらのページでも紹介している(でもわかりにくいからあまり期待しない方が良い)。


 正規分布N(μ,σ2)に従っているある母集団から大きさnの標本を無作為抽出したとき,その信頼区間は

となります。このとき,エックスバーは標本平均,シグマハットは標本値から得た不偏分散,tn-1,αは例えば95%の信頼水準で推定する場合,n=10なら自由度は10-1=9となるので,t9,0.025=2.262となります。


例 題 ある母集団はN(μ,σ2)の正規分布に従っており,その中から無作為に大きさ10の標本を抽出して以下のデータを得た。このとき信頼水準95%として母平均μの信頼区間を求めよ。

標本値 : 23 30 19 21 28 29 24 20 22 23

解 説

 標本平均は23.9,分散は分からないので標本から不偏分散を求める(14.77)。そしてn=10,t9,0.025=2.262の値を上の公式に代入するだけです。

 したがって,母平均は21.15から26.65の間に存在している(その確率が95%ということ)。