佐渡ドロップキックツアー(5/1〜5/3)

〜前文〜
 元来、自然を真剣に向き合うこと、分かり合うこと、満喫することを「ドロップキック」と言った。そして、1999年5月に佐渡島の自然を体感する為、悠然と立ち向かった2人のサラリーマンがいた。彼らはその旅を『ドロップキックツアー』と名付けたのだ。この物語は、人間VS自然の真剣勝負の物語である・・・。
(註:前文の前半部に一部“ウソ”があることをご了承下さい。本文は本当です。)
〜主な登場人物〜
人間代表 VS 佐渡自然代表
タジマ(TDコンビ)   尖閣湾
伊達 (TDコンビ)   大野亀
どさん子(助っ人)  
〜本文〜
5/1  対 尖閣湾戦
  今、僕と会社の後輩・伊達は佐渡汽船の中にいる。佐渡島に向かっているのだ。潮風が心地良い。今朝、直江津港から出発した。僕は4/28に石川県の七尾〜新潟県の能生までMTBで来た。伊達は4/30の早朝に三重県鈴鹿を出発し、愛車M2で下道をヒタヒタひた走り、能生で合流した。そして、今日、直江津港の駐車場にM2を置いて、2人は船に乗り込んだのだ。今回は人間のみが行く!車は要らない。そう、人間と自然の真剣勝負の旅『佐渡ドロップキックツアー』なのだ!!
  僕らは汽船甲板で360度四方を眺めている。直江津の町並みは限りなく小さくなっている。「タージマさーん、めちゃめちゃ気持ちいいですねー。」伊達吠える。「オーウ!最高だなー。」僕も叫ぶ。海派の伊達は、山派の俺に海の良さをトウトウと語る。「よし、“船と自然を愛する人の旅 第2弾”をやろう。」「種子島なんかどうです、名古屋港から船出てませんかねー?」「どうせなら、屋久島行こうぜ。世界遺産だ!」2人の夢は膨らんでいくのであった。
  12:30佐渡島上陸。佐渡は電車が通っていない。主要交通手段は、やはりバスであろう。乗り継ぎをし、2時間ほどで尖閣湾に到着した。本日の野宿泊予定地でも有る。尖閣湾は佐渡観光でも欠かす事の出来ない景勝地であろう。海抜20mの断崖は、波でギザギザに削られている。そうやねぇ、まるでA・ブッチャーの額のようだね。ドロップキックするには、申し分の無い相手だ。
  尖閣湾から南に長く自然歩道が伸びている。その途中で18:30頃、テントを張った(もちろん、海抜20mのところ)。10m前方には断崖と水平線の海の景色、後方には水田が広がっている。少しくぼみになっていて、風を避ける事が出来る。いいポイントだ。
  早速、僕は夜食のラーメンを作り始めた。今回の旅でお世話になった味噌ラーメン、最後の1個を2人で食べる。「うまいっスね。」伊達が言う。「ウムウム。おい、伊達見ろよ、夜空には満天の星が出てるぞ。」「本当だー、僕ら自然にドロップキックしてますね。」「こいつぅ、うまいこと言うなー。ダハハ。」「ハハハ。」僕らは笑った。水田ではカエル軍団が、僕らのアホな会話に付き合ってられへん、といった感じでゲコゲコ鳴いていた。
  まだ、20:00であったが、お互い疲れていた為、早々に眠った。明日は最北端、大野亀に向かう。
                           第2回戦に続く
旅の軌跡 第2回戦