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小沢さんは命の恩人なのです。
 

横川直樹、 べーシストである。 こう言えるようになったのは小沢さんのおかげなのです。
もちろんそれ以前からベースを練習し、バンドをいくつも続けてきたわけだけどバンド、個人プレーヤー共全く評価されていなかった。

それどころか現在お世話になっているスタジオには当時ローディーとしてしか行った事がなく、横川がベースを弾く事すら知られていなかったはずである。 (まぁ普通横浜から大塚には練習にはこないけど)

小沢さんの初期ベーシストが辞めた後もしばらくはそのままローディーが続いた。  
音を聴かせてくれ、すらなくである。
当時、自分でも小沢さんの曲を弾きたい! という訳でもなく、、というかあのジャンルで自分が今までやってきたことが活かせれるのか未知だったので別に悔しいわけではなかったけれどやはり打ち上げなどで楽器弾きとしてみられていないと全く面白くない!

印象深いのは打ち上げの場である人から
「今、Bass探してる」 なんて話になって、すかさず横川が立候補したところ 「ははは、ローディーがなに言ってんの?」 みたいな苦笑いをされた。 あの表情はずっと忘れないだろう。
しかし半年後にそのバンド(ユニット?)の某プロべーシストを向かえたライヴを見る機会があったが正直入らなくてよかった、 と思った。 

話は逸れましたが。  

そんなある時小沢さんから連絡があった。
Drも含めて生演奏を試してみるからスタジオ入ってみない?とのこと。
とりあえずOKしてスタジオに入ってみた。
幸いRIFF物だったのでノリに集中できたので自分でも気持ちよく弾けたと思う。   
 「!」 
 気持ちよかったのだ! メンバーが今まで組んだ人間よりも上手い人ばかりだったのもあるんだろうけどHMのスピードや重さにしか興奮できなかった横川がうねる曲を弾くのに楽しさを憶えたのだ。

以前からスティーリー・ダン、アル・ジャロウ、ハービー・ハンコックなどは好きでエイブラハム・ラボリエルをそっち部門のフェイバリットベーシストとして一応練習はしてたのでフィルなどもなんとか現在までごまかせている。
そんなこんなで小沢バンド正式ベーシストになったわけですが、ライヴに横川加入以前から来てた人達にも在り難い事に評価して頂いている。 
打ち上げでも向こうから話しかけてもらえたりで、その話の中から音楽の幅が広がったのは確かで、 いい人ばかりだった。

しかし加入以前にローディーだというだけで相手にしなかった人達には、いい人だとは思うけど正直 「ナメんな。」 という気持ちは拭えない。

 

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