| ベースを弾いてます。 もうかれこれ十ウン年。
自分が楽しむのが勿論一番なんだけど仕事にしたいと思ってます。 先日、ある人のコネで松任谷由美さんのコンサートを観た。 ツアーが始まる前日に行う報道や関係者を集めての公開通しリハーサル、 ってやつに招待してもらったのだ。
こんなナリですがユーミンは昔からけっこう好きでアルバムも数枚だが持っている。 初めて観るユーミンのコンサートで不覚にもショックを受けてしまった!
派手な演出は昔から有名だったのでそれ程でもなかったけど何より驚いたのは 「ユーミン」 というポジションが完璧に演出されているのだ! 「何を当たり前のことを。」
と思われるだろうけど。 横川が観たショウ(あえてこう言おう)のステージというのは円形になっていて、メンバーがぐるっと中心のユーミンを取り囲むように配置されていて単なるバックバンドではない主張がある。
勿論テクニックや表現力などは横川が及ぶ訳もなく間違いなく日本トップレベルのバックバンドと言えよう! しかし、「バックバンド」 なのだ。 各々の見せ場やユーミンとのステージングの絡みなどは間違いなくバンド感を強く出したステージなのだが、誰が見てもユーミンが完全なる主役であると一目で判るステージなのである。
優れた演出家がいるのは当然だがメンバー全員が 「ユーミンがかっこよく見える、聴こえる音楽」 を完璧に演奏しているのに横川はショックを受けたのだ。
横川もバックバンドをやったりするわけだけど、他のプロのメンバーの方からよく 「主役が気持ちよくなれる演奏を心がけなきゃダメだ。」 とアドバイスを頂く。
「でもまず第一に自分が気持ちよく演奏しないと、、」 などと思っていたものだがこの体験で少し理解できたような気がする。 主役をはっきりして盛り立てる演奏を全員ができればそれが非常に一体化した音楽になってグルーヴになるんじゃないか?
今までやってきたことはマスターベーションに近い物だったのかもしれない。 この考えは横川の刷き違いかもしれないし、判ったつもりでも実績する腕はないのかもしれない。
でも自分がバンドの主役ではないわけだしバンドってのは複数人でできているものなわけだからこのショックは自分の中では正しいと今は思っている。
ただ、 十ウン年前にベースを始めて練習が楽しくてしょうがない時に夢見ていた事は 「それ」 ではないような気がしてならない。
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