ご注意! これは、某サイト様のクロノクロス企画「非日常茶飯事」の設定を使わせていただいてます。そのサイト様がクロクロ活動を休止されてしまったので、こちらに入れることに致しました。 カーシュ=喫茶店「アカシア」のマスター。 |
休肝日 |
「はぁ〜、今日も終わった終わった!」 カーシュは、喫茶店「アカシア」の閉店後の片づけを終えて、店の奥の住まいの方へ大きく伸びをしながら戻ってきた。そのまま台所の冷蔵庫を開け、中から缶ビールを取り出す。 「まずは1杯!」 プルタブを開けようとしたカーシュの手から、サッとビール缶が奪い取られた。 「いいじゃねぇか、1杯くらい…明日は定休日なんだし、今夜はゆっくり飲ませろよぉ」 「ダメだ! 定休日なんか関係なく、毎晩飲んでるくせに…」 イシトは片手で冷蔵庫のドアを押さえ、片手は腰に当ててピシリと言う。 「なぁ…明日は飲まねぇって…な?」 カーシュが冷蔵庫に伸ばした手を、イシトが掴む。 「カーシュ…」 イシトの蒼い眼がじっとカーシュを見つめ、もう一方の手がカーシュの髪を一房掴んだ。イシトは軽く、その手に掴んだカーシュの髪を引いた。身動きのとれないカーシュに、イシトは口づけた。 「ん…?」 カーシュは戸惑いながらも、イシトを抱き締める。 いつになく長く、激しい口づけだった。イシトの方から口づけることなど滅多にない。それだけでも珍しいのに、イシトは長い時間、そうしてカーシュの唇を離さなかった。 「…酒臭いのは嫌いだ…」 ようやく唇を離すと、イシトはカーシュの首に両腕を回し、その頬に額を押しつけて呟くように言った。 「飲んでない君の方がいい…」 「イシト…」 カーシュはイシトを抱く腕に力を込め、今度は自分から口づけた。カーシュの唇は、やがてイシトの耳元を、首筋を優しく這った。 「…いつも…酒を飲んで、一人でさっさと寝てしまうだろ…?」 イシトがカーシュの耳元で囁く。 「定休日の前の日くらい…ゆっくり…」 答える代わりに、カーシュはイシトをそっと押し倒した。
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| 言い訳 ホントにショートショートです〜。 いやぁ、しかし、仕事の後の1杯って捨てがたいんですよね。 マスターのカーシュさんも激務でしょうから、終わった後の1杯が楽しみなのでしょう。 でも、イシトの誘惑はそれにも勝る、と(笑)。 近頃、「誘いイシト」にハマってます(^^ゞ 「非日常茶飯事」では、そういうイシトさんも許されるのではないかと。 だって、可愛いでしょ? 2001.6.28 |
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