独眼探偵 (横山まさみち)
「セントラル文庫」「横山プロ」 <昭和36年〜44年>

貸本単行本で21巻まで出て,その他,3部作という形で3冊あり、また、新書版で4巻出た、推理・アクション探偵劇画。さいとうたかを先生らと「劇画集団」を結成していたころの、横山先生の代表作である。「横みち死すとも独眼残さん」の意気込みで描かれ、他のシリーズ物より先生の愛着が強い。その思いが,読み手にも伝わってくる。独眼探偵こと秋月正雄は,その名のとおり片目であるが、冷静な推理力と,何物をも恐れぬ度胸で世の悪人を次々に倒していく。ストーリー作りと構成力では,他のどの劇画家にも追随を許さぬ先生がはらはらドキドキの展開で,話の中へ読者を引き込んでいく。読んだ後には痛快感があり,そして,時には,考えさせられてしまうこともある。世の中とか,生き方とか。
先生は,現役で,アシスタント5人,連載2本を持たれ,バリバリで頑張ってみえる。「懐かしの漫劇倶楽部」の顧問であり,私達はいろいろと助言をいただいている。(1998年記)
2003年10月、先生は亡くなられました。ご子息晃彦氏に引き続き顧問になっていただき、私たちは、クラブ活動を続けさせていただいています。