ミステリーマン全巻T 第@弾 (横山まさみち)「太平洋文庫」<昭和37年6月>

オレの名は、水手利満。おおっとミズテトシミツなんて野暮ったく読んでもらっちゃ困る。ミステリーマンと読んでくれ。チョッキにネッカチーフ、紳士とやくざのチャンポンがおれのユニフォームだ。

このとおり、ミステリーマンには、正義の心と、結構ちゃっかりした悪の心が同居している。このあたりの痛快さが、独眼にはない魅力で、独眼よりミステリーマンだという人もいる。横山作品では、「ああ青春」は系統が違うので別にすると、独眼の次ぎに人気が高い。

第1弾「オレの名はミステリーマン」は、抗争中のボスのところへ、友人が二人呼び出される。ふたりは、面識がない。その一人にミスマンがなりすまし、もう一人のほうは、刑事が成りすましてくるという横山先生ならではのわくわくするストーリーだ。やはり、すばらしい出来なので、独眼探偵ハンドコミックス「群狼の中の一匹」でこのストーリーは、リメイクされている。

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