(“生物災害”なんて言葉は聞いたことが無いですか?動物や生物が悪さをするだけの意味で、勝手な造語なんです。で、気に留めないで下さい。)

白蟻

 木造で必ず必要な工事は、白蟻対策と言われてきました。鉄骨造でも1階が木造の床組みの場合には行ってきました。薬剤処理された土台の使用や、現場で木材ヘ塗布したり、土壌処理も多くおこなわれています。最近では、その薬害が問題にされて、防蟻工事を行わない現場も増えて来つつあります。

 白蟻工事をやってあり、床下に換気扇が取り付けたため、隣家の住人の健康が損なわれたという事例も有るようです。何ともない人も多いのでしょうが、どのようなコンディションの人が住んでいるかもわかりませんので、やはり、注意しなければなりません。
 
 住宅金融公庫の仕様書や建築基準法では、今までは白蟻対策をするように規定していましたが、現在では、仕様書の改定や代替えの措置でも良い様になっています。檜やヒバ、米ヒバなどの使用や、防湿シート敷の布基礎一体ベタ基礎で対応しても良い様になっています。

 木酢液やヒバ油など天然系を用いる事も考えられるのですが、これも、濃縮された液剤では、発癌物質や有毒物質が含まれているともいわれているようですので、甚だ、困ったものです。“壁や床下の空気を循環させる工法”の場合には特に、白蟻薬剤ばかりではなくこれらの化学物質の事も考え、慎重な建材選択が要求されます。

 室内汚染は、“シックハウス”=“ホルマリン”と言えるほど有名なのだが、白蟻防除剤の毒性のほうがずっと深刻のようです。建設省も(社)日本しろあり対策協会からも、特別の処置策のアナウンスはしていないようです。

 無害な白蟻対策として、建物基礎はベタ基礎にして、下は防湿シートでスタイロフォームをサンドイッチの上コンクリート打設し、床下の木材は、全て、乾燥した桧材などを使用する。外部には、“犬走り”(建物周囲45p位の幅)を厚さ8pコンクリート打ちとする。床下の自然換気も充分行う、などの方法が無難かもしれません。“柿渋”を塗るなどの方法も講じてみたら効果あるかもしれません。

鼠害

(漢和辞典には出ていませんでしたので、これも、造語?。「そがい」では面白くないですから、“チュウガイ”とでも読んでいます。?)

 穀物などの倉庫や食品取り扱い所では、鼠除けの手当てが当然必要になります。一般の建物でも、電線や木材をも食べて悪さをしますから油断は出来ません。木材を食べるのは、“鼠返し”や金網での防御を突破するための鼠の知恵なんでしょうか?“おはぎ”についた鼠?のサルモレラ菌が原因で何人も亡くなったニュースも昔ありましたので、“賢い猫”は大切にしなければならないです。換気孔には防虫網を必ず取り付け、排水パイプの接合部はしっかり密閉しなくてはなりません。

鳥の糞・ゴキブリ

 ガス給湯器下の給湯管で夜暮らすスズメが我が家にもいて、糞を土産に置いて行きます。(網を被せて対応しました。)“鳩の糞害で憤慨ね”といったお話はよく聞くところですし、烏・カラスのいたずらもTVの材料になりました。猫の糞も砂場や芝生では困ります。換気扇の傍に鳩の巣があって糞の風が入って身体に悪いと騒いでいる職場がありましたっけ。家全体を網で囲ってしまわないと鳥や鼠、ゴキブリから守れないと考えると病気になってしまいますので、建築する際や被害が出た時には、蝙蝠(コウモリ)や鳥が入りそうな穴は出来るだけ塞ぐようにします。ゴキブリは飛んで来るので、建具に防虫網や配水管にトラップを取り付ける他は、残飯整理をキッチリするしかないです、(ネ)。

ダニ

「絨毯や畳には何億匹ってダニが住んでいるのよ!」って聞いていますね。数えた事は無いのでどのくらい居るのか分かりませんが、確かに相当居そうです。そんなわけでカーペットよりフローリングが好まれています。床板の上に置きカーペットや段通を敷いておけばGoodというところです。床暖房を設置する場合などは、敷きこみの絨毯の方が良い感じがするのですが、お好み次第です。黴やダニが発生するのはやはり湿度が高いから、結露や空気の流れに配慮しなければなりません。

 1階床レベルを地下に2〜3メートル下げた建物で、防水湿気対策が不充分な為、建物全体が黴で一杯になった事例もありますし、コンクリート造のアパートで家具裏や押入れが、黴だらけでトラブルが絶えない話もよく聞きます。一番損するのは住人と建築主ですので、建築への要求をしっかりなさる必要があります。結露対策は難しい面が多いとも言われていますが、費用が掛かっても、断熱材や防湿材を多いに使うべきです。

 畳は結露しやすい為、梅雨の頃黴が発生する場合があります。多少高めですが、無害の薬品を使った“防黴の畳表”も発売されていますので、手入れが不充分になる、別荘には必ず、アパート・マンションには、出来るだけ仕様にいれたほうが善いと思います。