街や都市の故障と言える事故も頻繁に起きます。ライフラインの切断や交通問題は昔から良く発生し、改修は常に行われています。部分的な断線は、バックアップ体制が整っていますのでそれほど困らないでしょうが、大地震時にはそうはいきません。階上に給水する為の“受水槽”というタンクを設置してある場合や自家発電機、プロパンガスなどが有りそれが無傷であれば役立ちますが、そうでなければ、何日か後の救援に頼らざるを得ないのが現実です。

 幅広の道路に面していて事故の巻き添えをもらわない為に、ある程度厚いコンクリート壁でガードする事や、慣れてしまう場合も有るかもしれませんが、騒音の為、防音サッシュの採用も検討します。鉄道の傍では、電車の車輪がレールを磨る為、鉄粉を撒き散らし、建物の鉄金物や鉄板に錆を呼ばせます。多少費用が掛かっても、出来るだけカラーステンレスなどを使って、メンテナンスを楽にします。

 軟弱な地盤で、大きな道路に面している敷地や鉄道の傍では、“振動”が課題になりやすいと思います。杭を打ったり、基礎や1階スラブ(床コンクリート版)を剛強にして低減できる事もありますが、決定的な方法は振動波がくる周囲の地盤と“縁を切る”事と言われています。(体験していないので、上手く行くのか、効能なども知り得ていないのですが、)鋼矢板という何メートルかの波型の鉄板を打ちこんで振動を遮断する方法の様です。地震波を弱める為の免震構法も効果があるでしょう。

交通バリアフリー法”(通称)が成立したのも、移動の障害や情報障害が高齢社会と共に指摘が多くなされ、顕在化してきた為でしょう。単体の建物だけがバリアフリーになっても、快適な生活ができにくいという事ですから、生活する地域、住宅や職場がどのように外部と関わっているかを点検し、改善の方策を検討したいところです。土地を求める場合には、こんな視点も大切と思われます。