WOC 2008 in Czech republic

7月19日:チェコをあとに:WOC総集編


13日名古屋空港より。フィンエアーは、ムーミンが描かれている機体を日本向けに飛ばしている。珍しそうに写真に撮る女性客

   
▲オロムッツの駅に降りようとして、あれ、ここは「Vychod?」と勘違いして、隣のおばさんに「オロムッツだよね」と確認してしまった。後でわかったが、いたるところに「vychod」がある。「出口」という意味。それにしても同じ字体だし、横向きのこちらの方がよく目に入るので始末に悪い。 駅のホールはわんさか人だかり。ここは昔のチェコと変わらない。

  
▲初日にありついた選手宿舎の昼食。遠くに見える青い服が、2005年にミソスープの話しをして以来お友達のズザ・フェイ。
 イベントセンターにはチェコのオリエンテーリングの歴史の展示があったが、なぜかうちのかみさんが(右の367のゼッケン)。83年にチェコがリレーでメダルを取った時の写真のようだ。



▲参加者は、役職に応じてIDカードを配布される。AUSのクリスティン・ブラウンはIOF総会のデリゲートであり、ジュリーだが3枚のカードを持っていて、何だ?と聞くと「ベジタリアン」だと見せてくれた。これがあると会場でベジタリアンメニューにありつけるのだ。



▲全てチェコ語で書かれた切符。指定券のはずなのだが、座席番号が書いてない。車掌にどこだ?と聞いたら、上の車両番号とは違うところに連れて行かれ、「ないわねえ・・・。ここ座って」このあたりのいかがわしさは健在である。


▲最後の晩餐。チェコ・ダックにダンプリング(団子)と赤・白のキャベツ。一応郷土料理のようだ。


▲どこをとっても様になるプラハ旧市街。 ▲有名な、白に渡る、チャールズ橋。石像が並んでいる。


▲チャールズ橋からみたプラハ城


▲僕が最後に乗った列車は、ヤナーシェク号。プラハでは、「コペルニクス」号と「ヨハネス・ケプラー」号に接続している。両者ともに夜行列車というのがかっちょいい。さすがに政治家の名前はなくて芸術家・科学者の名前が多いから、日本で言うと盛岡行き新幹線が「宮沢」号とか、札幌行き夜行列車が「クラーク」号とかいう感じか。

7月17日(ミドル予選・決勝)+7月18日(IOF総会)


▲チェコのミカエル・スモラは、スペクテータコントロールまで優勝のチェリーと同タイム。最後の小さなループでミスをしたようだ。結果は2位。観客を沸かせるに十分のパフォーマンスだった。


▲おなじみフランスのチェリ・ジョルジョ。これで3連覇+2連覇。ここまで勝つと、何が彼のモティベーションを支えているのだろうかと思う。もはや「銀河系最強」の称号が与えられてもいいのでは。


▲フィンランドのヘリ・ユッコラは10位に終わる。

▲今や超ベテランのブローニ・ケーニヒ(スイス)。ミドルでは初のメダル(2位)。
 2005年にはロングでメダルをとって(WOC初?)喜んでいたが、その後も健在。長く続けていればいいこともあるものだ。

▲女子優勝はミンナ・カウピ(フィンランド)。2分という圧倒的な差で優勝した。スタート時の動きを見てもしびれるばかりの速さだった。


▲今回もGPSトラッキングや森の中の様子が会場のスクリーンに映された。森は全体的には特徴に乏しく、走りやすいが、コントロールは複雑な岩地とやぶのコンビネーションに置かれている。北欧にも匹敵する注意力が要求されよう。


▲スクリーンはVIPテントの中にも置かれていた。それに見入るVIPたち。すぐ脇にはゴールレーンがあって、次々とランナーが入ってくるのに、見向きもされない。TV嫌いの僕としては、これがあるべきスポーツ観戦の姿なのだろうかと思ってしまう。



▲IOF総会にて。隣に座る韓国のエリオットは、今回理事選に立候補。今回で理事を去る僕に変わって、アジアのオリエンテーリングのために国際舞台で働いてくれるに違いない。


▲8年間のご奉公?のご褒美にIOFのPins of honourをいただきました。

7月16日(夜):2013年フィンランドのプレゼンテーション


▲レセプションのオープニングスピーチは、フィンランドのチェコ大使によって始められた。この後、ミッコの楽しいスピードが続く。


▲ブオカッティの屋内クロスカントリー練習場。1年中クロカンスキーが練習できる。


▲ブオカッティの周辺と宿舎。豪華ではないが、居心地がよさそうで、手頃な値段で利用できる。そんな宿舎があちこちにあるのは、何度も国際大会を運営した身からはうらやましく思う。それを文化の厚みの違いというなら、まだまだ日本は北欧にかなわない


▲ブオカッティ周囲のテレインの一つ。典型的なフィンランドのテレインだ。


▲こちらは、ややスカンジナビア風のテレイン。多様なテレインが2013年に、世界のトップオリエンティアを待っている。あなたが、野心を持つ若いオリエンティアなら、5年後、ここを走り抜ける自分自身の姿をイメージしてほしい。

7月16日(トレイルO世界選手権・VIPレース


▲昨日は5位につけたが、今日は今一つだったという木島氏。車いすでのスプリントレースでは優勝したという。さすが元ラガー。


▲オープンクラス(健常者も含む)6位が確定してよろこぶ山口氏。日本で開催時の杉本氏の3位も素晴らしいが、アウェーでの6位も素晴らしい。


▲オープンクラスの上位6名。トップはドイツ人女性。


▲パラリンピック(障害者)クラスのチーム戦表彰式。優勝はリトアニア。


▲、VIPレース。トレイルOの選手権とともに、ゴルフ場で行なわれた。走っているのは90年代のトップエリート、ノルウェーのホバート・トベイト。みんな同じように歳をとっていくので、VIPレースもますます厳しさを増す。



▲outside of Europeの仲間たち。IOF総会の時にはヨーロッパの連盟のミーティングと、「ヨーロッパ外の連盟ミーティング」が開かれる。地域の発展といいながら、ヨーロッパ外を一緒くたにして「ヨーロッパ外」というのもどうかと思うが、実際、アジアが4ヶ国、アフリカが2ヶ国、あとはオセアニア1、北米2の参加である。今回はアフリカ諸国から初の2ヶ国が参加僕(左はじ)の横にいる小柄な黒人男性と一人置いた黒人女性がケニヤから、中央の背の高い男性が南アフリカから。

7月15日(ロング予選)

この日は、午前中理事会と委員長の合同会議。ホテルの1階では、無線LANがつながるので、理事の中には仕事をしているふりをしながらコンピュータでリアルタイムの成績速報をインタネットで見ているものもいる。僕も当然のようにネット観戦。
 前半、通過圏内にいた番場は中盤ミスをしたのか、第二ラジオコントロールでだいぶ順位を下げていた。カッシーもぎりぎりのところにいたようだが、後半有力選手が出てくるにしたがって、圏外に落ちていった。結局ロングは予選通過はゼロという厳しい結果となった。コースが難しかったのか、それともスピードが足りないのか?選手の十全の分析と報告を待ちたい。


▲これが、IOF関係者とIOF総会出席者のために用意された「ホテル・テニス・クラブ」その名のように、テニスコートが10面、屋内の観客席つきのコートもある、いわばスポーツホテルだ。今日はこのホテルで、総会のプレセミナー、18日は総会が開かれる。
僕も1996年まで知らなかったのだが、世界選手権の裏では、こうして組織の運営に携わる人と各国連盟の主要な人物が集まり情報交換や意見交換をし、またIOFの重要な意志決定を行なう。これもまたオリエンテーリングの一つの側面なのだ。


▲IOF関係者のホテルがあるProstejovの街。選手たちがいるOlomoucもいかにも中部ヨーロッパらしい古い町だが、このProstejovもまたごらんのようなタウンホールに広場が隣接する古い街並みを残している。比較的大きな街の合間合間に小さな街が教会を中心に点在している地図を見ると、大学の都市地理学で習った中心地理論(だったかな)を思い出させる。なだらかな丘陵が広がる中部ヨーロッパだからこそ、都市の立地に関する距離を重要な変数とするモデルが生まれたのだろう。

7月13日(スプリント決勝)

スプリント決勝。古い街中、市庁舎前の広場で、観客が見守るなかスタート。男子17番スタートのミカエル・マムレエフ。ロシア代表だったが、いつのまにかイタリア代表になっていた。


▲旧市街のこんな細い路地を抜けていく。トリッキーなルートチョイスが続く


▲スターと直後。役員が、通行人が邪魔にならないように、何度も「そこに立たないで!」をお願いしていた。



▲中国のリ・ジ。番場洋子の1分後のスタートだったが、番場より僅差で先に最終前のコントロールに姿を現す。中国女子は全員予選通過。


▲リ・ジに少し遅れて番場が姿を現す。スプリントでは日本選手唯一の予選通過を遂げたが、市街地のスピードテレインでは、苦戦していたようだ。


▲フーリガン風?のスイス応援団の若者。一時はフブマンがトップを走っていたので、だいぶ気勢があがったようだ。


▲女子優勝者、ハウスケン(ノルウェー)のスタート直後の疾走。


▲男子優勝者、クラモフ(ロシア)のやはりスタート直後の疾走。クラモフはこれで、スプリント、ロング、リレーの3冠(2005年から)となった。