印璽紋様

野球


 チームで競技を行う大抵のスポーツには人数が揃わない場合の代替ルールがある。中には代替ルールで行う簡略版にすら「プロ」が存在することもある。人数が余っている場合でも、両チーム同人数でレクリエーションとしての競技は可能である。素人サッカーをやるのに15人vs15人とか7人vs7人という人数構成に文句を言うのは野暮というものであろう。

 野球は違う。ソフトボールも同罪。
 人数が合わない場合の代替ルールがない。そのため、まともな試合を行うには審判を含め必ず20人余が揃わなければならない。余ればベンチで見物である。一部の野球好きのために呼び集められ、その上見物組に廻されたりした者の貴重な時間はどうなる?。迷惑なのだ。野球に駆り出されるくらいならその時間を遣って溜まっている仕事を少しでも前に進めたいし、仕事する必要がないなら野球よりも家に帰って子守している方がマシである。
 家に帰るよりも仕事するよりも野球を優先するというのは、家に帰っても身の置き所がないという哀れな状況があるのだろう。「野球をやろう」と呼びかけることは自分の家の家庭内不和を宣伝して回っているのに通じる。哀れな老人は多いが、同情する気にもなれない。

 

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Written by やまぐちまさ和
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