印璽紋様

フレミングの法則


 今はどうなっているか知らないが、私がまだ義務教育を受ける年頃だった時代には、中学校でフレミングの法則を教えていた。中学校で習うのは「左手」だった。左手なら試験の最中でも鉛筆から手を離すことなく確認できるので便利である。
 ところで世の中では「差別用語」(これも変な言葉だと思う;『用語』なのだから差別する目的を持って用いられるのか?)撤廃が流行していて、中には「チャレンジド」とか珍妙な新語もある。これも30年後には「差別だ」とか言われて別の珍語に置き換わるのだろうが、私が心配しているのは「フレミングの左手の法則」だ。これは左手がない人には実感しにくい筈。これを「差別はよくない」「ノーマライズ万歳」の掛け声で電磁気学の授業から締め出してしまうと、多分日本の電気・電子技術者の質が大きく低下するのではないかと思う。勝手な仮定から結論を導いて申し訳ないが。

 

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Written by やまぐちまさ和
Last update at 2004