千年絵巻ライブ 世界劇・源氏物語 総プロデュース:なかにし礼
 東京国際フォーラム 12月31日 昼の部
 

遠くてよく分からなかったからメイク違うかも。
 

桐壺帝・竜王・明石の入道: 市川團十郎  福島明也
光源氏:          市川新之助  錦織健
高麗人相見:        市川家橘
良清:           市川十蔵   小栗純一
頭中将:          中村獅童   伊達英二
惟光:           市川右之助  経種廉彦
左大臣:          市川團蔵
右大臣:          市川左團次  多田康芳
桐壺更衣・藤壺女御:    佐久間良子  中丸三千繪
六条御息所:        松坂慶子   宇佐美瑠璃
紫上:           宮沢りえ   澤畑恵美
弘徽殿:          草笛光子   安念千重子
王命婦:          吉行和子
大納言北方:        白石加代子  永井和子
葵上:           萬田久子   足立さつき
朧月夜:          池上季実子  大倉由紀枝
夕顔:           多岐川裕美  足立さつき
弁君:           南果歩
末摘花:          片桐はいり
空蝉:           高汐巴
紅萩:           田中ちなみ
竜の精たち:        大駱駝艦

≪ストーリー≫
光源氏が28歳ぐらいまでの話。
明石から帰ってきた光源氏が紫上と再会し、終わる。
“地獄に落ちた源氏”がテーマらしい。

男性陣は歌舞伎役者、女性陣は大物女優勢ぞろい。オペラ歌手
が歌い、オーケストラあり、和太鼓あり、和楽器ありのものすごい
豪華な劇でありました。
 
 
≪感想≫
 あまりいい席を買わなかったため、舞台からはるか彼方の2階席。天井のほうが近いぞ、って感じだった。舞台にいる役者
が小さいこと。小さいこと。100円のケシゴム大だね。あれは。双眼鏡を使って見ても、まだ小さいって感じ。フルで双眼鏡を
使っていたので腕がツカレタ・・・。
 新之助が美しかった。今、光源氏が出来るのは彼しかいないでしょう。はい。
 團パパも貫禄があってステキだった。おお、やっぱりパパだわ、と思った。桐壺帝、5月の歌舞伎座の「源氏物語」はおヒゲ
があったんだけど、今回はなかった。ないほうがワタシは好き。竜王から桐壺帝への早変わりもすごかった!あれはどーやっ
て変わったのー!!?衣装は竜王の衣装のしたに桐壺帝の衣装を着ていればいいとして、顔はどーやったのー!??
 りえちゃんの紫上は可愛かった。南果歩さんの弁君も可愛かった。朧月夜はまさに朧月夜!ナイスキャスト!
 和太鼓(大江戸助六太鼓)はなかなかgood!2階席なのに振動がビシビシきて、おおスゴイと思った。
 ・・・・・・そんなところでしょう。後は突っ込みを入れたいところが多かった。ワタシはそんなに詳しく「源氏物語」を知ってるわ
けじゃないんだけど、気になったところを書いてみよう。
 まず、あれはもはや「源氏物語」じゃない。登場人物の性格が違うほうが多かった。
 大納言北の方(桐壺更衣のママ)はなんであんなにアクが強いの?そして桐壺更衣も「わが皇子をなんとしても東宮に・・・」
とか言ってるし。桐壺更衣は身分が低いので自分の子を東宮にしようとなんて思ってなかったと思うけど・・・。
 空蝉は自分の衣を持って退場しちゃって、あれじゃあ空蝉になってないじゃん!あと、紅萩って誰!?って思ったら、空蝉の
かわりになる野端萩のことらしい・・・。勝手に登場人物の名前を変えないでくれ・・・。
 夕顔のときに現れた怨霊に「六条御息所!」って源氏が言ってたけど、まだこの時点では怨霊が六条だって知らないはず
なのに・・・。なんで分かってんのさ。そして怨霊の松坂慶子の衣装・・・スゴ過ぎ・・・。クモの糸みたいなのを投げてるし。六条
はクモ女かい。まぁ、いいけどさ。
 葵上と源氏は夕霧がうまれてラブラブになるのに、最期までかわいくない女のまま逝ってしまった・・・。ワタシは「源氏物
語」の女性のなかで一番葵上が好きなので、残念だった・・・。葵上に六条が取りついて喋っていたところでも、変なことを言っ
ていた。源氏に「あなたにはもう1人妻がいる〜。それは紫上。十歳のときに契っている〜」とかいうようなことを言っていたけ
ど、源氏が紫上を連れてきたのが十歳のときで、結婚したのは葵が死んで喪があけた後。紫上が14〜15歳ぐらいのときじゃ
なかったけ?
 そして末摘花。彼女も別人。「殿方の心をつかむのは純情と貞淑!おわかり!?」みたいなことを言っていた・・・。まあ、た
しかにこういう性格にしちゃったほうが面白いとは思う。会場からは笑いが起こってたし・・・。でもねぇ・・・。
 團パパの明石の入道・・・。源氏を海の中から助け、紫上の元に源氏を戻してあげる役なんだけど・・・明石の入道って明石
上の父親じゃん!何、紫上と源氏の橋渡しをしてあげてんのさ!(-_- 明石の入道じゃなくてそこら辺の猟師が源氏を助け
ろって夢を見たんで助けました、でよかったんじゃ??
 頭中将はあれではただの裏切り者。源氏と頭中将って親友だったはずじゃ・・・。
 最後は源氏は改心(?)し、明石から都にもどり、紫上と再会しハッピーエンドvvで終わる。最後は宝塚と化し、総キャスト
で歌にあわせて手を広げちゃったりする。新ちゃんとりえちゃんは途中で吹きだしてた。
 どーでもいいけどさ、あれじゃぁ、源氏ってただのタラシじゃない。色んな女の人に手を出した罪で地獄に落ちたなら、地獄
に落ちたまま終わってもよかったと思う。不吉な終わり方になっちゃうけどさ。
 ・・・・・・脚本に関してはこんなとこでしょーか。
 オペラは生で聞きたかった。会場が広いからムリかもしれないんだけど。錦織健なんか声量あるから、マイクを通すと声が
割れちゃってるところがあってもったいなかった。
 舞台セットはシンプルで暗転が短くていいけど、几帳とかはもっとキレイなのを使って欲しかった。あと、ときどき床とかに現
れる曼荼羅はナニ!?「源氏物語」ってそんなに密教色強かったっけ??
 衣装は・・・あれ?この衣装歌舞伎の「源氏物語」でも見たぞ!っていう衣装があった。パンフレットを見てみたら、衣装協力
松竹株式会社って書いてあって、やっぱりって思った。
 新ちゃんと團パパが完璧な白塗りで、他の女優さんは白っぽいけど普通のメイクってのも変かも。女優さんが白塗りするわ
けにはいかないんだろーけど。だったら歌舞伎の女形さんを使っちゃったほうが、いいんでは??
 まだまだ府に落ちないとこはあるけど、まぁこのへんで・・・。
 とりあえず、「世界劇・源氏物語」の感想は、新ちゃんがキレイだった。團パパもよかった。幕が閉まる直前に團パパが手を
振ったのが可愛かった。りえちゃんも可愛かった。そんなとこ。
 5月の團菊祭で歌舞伎の「源氏物語」の再演に期待しましゅ。

 


モドル