團菊祭五月大歌舞伎
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| げんじものがたり 源氏物語 |
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明石の姫をだっこした光の君 |
光の君: 市川新之助 頭中将: 尾上辰之助 紫の上: 尾上菊之助 明石の君: 中村福助 明石の入道の妻: 中村東蔵 朧月夜の君: 中村芝雀 蛍兵部卿宮: 坂東三津五郎 朱雀帝: 尾上菊五郎 桐壺帝の霊 明石の入道: 市川團十郎 |
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| ≪ストーリー≫ 朧月夜との密通がばれた光の君は須磨に身をひそめる。桐壺帝の霊のお告げにより、光の君は明石に移り、明石の 君と恋に落ちる。光の君は明石の君とのあいだに女の子を授かるが、やがて光の君は赦免され京に戻る。光の君は 明石の姫(明石の君との子ども)の将来のため、明石の姫を京に引き取り紫の上に育ててもらう決意をする。 |
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| ≪感想≫ ―――運は、自分の若さと力で切り開くものだ。私は絶望しない・・・! (2000年團菊祭「源氏物語」より) そう言って、花道を去っていった光の君。その光の君をまた見れるなんて・・・。去年、たまたま貰った券で「源氏物語」 を見にいって、歌舞伎にはまり今に至る・・・って感じなので、「源氏物語」の再演を聞いたときはめちゃめちゃうれしかっ た。だから、いっつも貧乏で3階席からしか歌舞伎を見たことなかったんだけど、どーーーしても今回は1階で見たいっ! って思って1等席を買っちゃった。上手側の6列目。1階席は3階と違って椅子がふかふか〜。前の席との余裕もあるし 4倍近いお値段だけありますわな・・・。私が見に行った日はちょうど、どこかの女子大の団体さんがいて、2階の桟敷が 女子大生で埋まってるし、若い子がやたら多くて、会場の雰囲気がいつもと違ってた。 須磨の巻 明石の巻 京の巻 来年も続きそうな感じの終わり方ですな・・・。でも、あんまり光の君が歳とっちゃうと、新ちゃんでは出来なくなっちゃう 「源氏物語」って読んだり、見たりすると光の君は誰が1番好きだったのかなって毎回思う。今回、紫の上@菊ちゃん |
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| げんじものがたり 源氏物語 |
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| ≪感想≫ 二度目の「源氏物語」。今度は3階席からの鑑賞。3階から見るほうが絵巻物みたいだし、全体が見渡せて見やすい かも・・・と思った。(庶民のワタシ・・・笑) 「須磨での生活は辛かったが、明石では貴方に恋をしていました。今は愛しています」 この意味不明なサム〜イ台詞。何度聞いても笑えます。(笑うところじゃないけど。)明石の姫君を迎えにいったとき、 明石の君に光君が言う台詞なんだけど・・・。 「私の愛にくもりがありますか?」 「私の愛を信じてください」 この台詞も同じく明石の君に光君がいう台詞。(明石から京に帰るときかな?) ・・・・・・光源氏ってこんなことを言う人 じゃないと思うんだけど・・・。(^^;; 去年より、くさい台詞が多かったように感じた。 何度か見に行くと、細部がみえてくる。あらさがししてるわけじゃないけど、気になるところが多くなる。いいんだか、悪 いんだか・・・。 |
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| せっしゅうがっぽうつじ 摂州合邦辻 |
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| 玉手御前: 尾上菊五郎 浅香姫: 尾上菊之助 俊徳丸: 市川新之助 奴 入平: 市川左團次 おとく: 澤村田之助 合邦道心: 市川團十郎 |
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| ≪ストーリー≫ 玉手御前は先妻の子供である、俊徳丸に言い寄っている。俊徳丸は業病におかされていて、顔の半分がただれ失明 をしている。そんな身で、継母(玉手御前)の邪恋から逃れるため、許婚である浅香姫と家をでて、玉手御前の父親の 合邦の庵に身を寄せている。そこへ玉手御前が親のもとに帰ってくる。俊徳丸への恋心を募らせている、玉手御前は俊 徳丸の行方を探し、夫婦にしてほしいと両親に懇願する。玉手御前は俊徳丸の姿を見つけ、言い寄る。そして、浅香姫 に愛想をつかせるために、俊徳丸に毒酒を飲ませ業病を患わせたと言う。それを聞いた合邦は玉手御前の腹に刀を突 き刺す。息絶え絶えに、玉手御前は真相を語り出す。俊徳丸の兄である、次郎丸の一味が俊徳丸を殺して、お家を乗 っ取ろうとしているのを知った玉手御前は、俊徳丸が家督を継げないようになれば殺されずにすみ、また次郎丸も弟を 殺さずにすむ。2人の義理の息子を助けるために、俊徳丸に毒酒を飲ませたのであった。そして、寅年、寅の月、寅の 日、寅の刻に生まれた自分の肝臓の生き血を、毒を盛った鮑の杯で飲ませれば、業病はなおるということを知ってい て、俊徳丸を探し歩いていた・・・というのである。 玉手御前の血を鮑の杯で俊徳丸が飲むと、もとの美しい姿に戻った。 |
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| ≪感想≫ 二人の息子のため・・・と言いながら、やはり玉手御前は俊徳丸が好きだったのだと思う。じゃなかったら、自分の命を 捨ててまで、俊徳丸を助けたりしないでしょう・・・。玉手御前は自分の考えた筋書通りに行動し、死んでいく・・・。そんな ところがとても悲しい。 新ちゃんの俊徳丸は業病におかされ、顔がただれていても美しい・・・。そして横に寄り添う菊ちゃんの浅香姫もまた可 愛らしい。目の見えない俊徳丸にそっと手を添えている浅香姫・・・絵になります。俊徳丸が浅香姫を好きかどーかはよ く分からなかったけど、浅香姫が俊徳丸を思う気持ちはよく伝わってきました。業病におかされても愛想をつかさなかっ たところだけは、玉手御前の計算違い。 團パパの合邦は元武士らしく、無骨な感じがいい。昼の部の「源氏物語」の入道とは違い、無骨な坊さんでした。でも 心の中では娘の玉手御前を心配している、無骨だけど優しい人って感じがしました。 昼の部が歌舞伎らしくなかったから、夜の部はまさに歌舞伎って感じでよかった。歌舞伎はやっぱり“義理と人情”で すな。 |
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| はなぶさしゅうちゃくじし 英執着獅子 |
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| 傾城後に獅子の精: 中村雀右衛門 | ||
| ≪ストーリー≫ 傾城が飛び交う蝶と戯れる。そして一人踊り出す。文や団扇を手に舞う。扇獅子を手に舞っていた傾城は扇獅子に宿 る魂に引かれて、どこかに姿を消す。 やがて獅子の精があらわれ、力者と立ち廻るのであった。 |
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| ≪感想≫ 雀右衛門さん、めちゃめちゃキレイ!!!とても八十のお歳には見えない・・・。この踊りからは気迫みたいなものを感 じました。 前に歌舞伎座で英執着獅子を見たときは傾城じゃなくて姫バージョンの方だったんだけど、傾城バージョンも華やか ですな。でも、傾城の格好で踊るのってすっごく大変そう・・・。 あ、後見で京蔵さんがいました!友達と「あっ、勘定奉行だっ!!」って言ってました。(笑) |
| いせおんどこいのねたば 伊勢音頭恋寝刃 油屋 奥庭 |
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| 福岡貢: 市川團十郎 お紺: 中村時蔵 料理人喜助: 坂東三津五郎 今田万次郎: 市村萬次郎 徳島岩次 実は北六: 市川團蔵 藍玉屋北六 実は岩次: 市村家橘 藍玉屋次郎助:片岡亀蔵 千野: 市川右之助 お岸: 尾上菊之助 お鹿: 澤村田之助 万野: 尾上菊五郎 |
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| ≪ストーリー≫ 遊郭の油屋で満席の中、福岡貢は仲居の万野に散々毒づかれた挙句、馴染みのお紺には愛想づかしをされる。福 岡貢は名刀青江下坂を手に次々に人を殺めていく・・・。 |
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| ≪感想≫ 菊五郎さんの万野がよかった。あー、こういう人いるよ・・・ってな感じで。お局様的存在。(笑) 菊ちゃんのお岸は着物の色が爽やか。恋人(今田万次郎)のことを隠そうと「蛍は大覚寺(?)のほうに飛んでいった わいなぁ・・・」というとこが可愛い。あとは黙って座っているだけってとこが多いんだけど、ついつい菊ちゃんに目がいっ てしまう・・・。(^^; 時蔵さんのお紺はとっても美人!黒の衣装が涼しい。 團パパの貢はかっこよかった。最後血だらけでの立ち廻りがすごかった・・・。團パパの浴衣姿も涼しくっていいです ね!貢ってすごくいい人なのに、ある拍子でブチ切れてしまう・・・、人間の危うさ・・・みたいなのを感じました。 田之助さんのお岸はいい味だしてました。しかし、この人哀れですね。だって、貢を純粋に好きだっただけなのに、最 後は何の罪もないのに殺されちゃう・・・。殺されたあと、ついたての後ろに倒れるんだけど・・・三階席からだと、その後 のっそり起きあがって引っ込む姿が見えてしまった・・・。(^^;; ちょっとかなしかった・・・。 |
| せきさんやっこ 関三奴 |
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| 奴 三津平: 坂東三津五郎 奴 辰平: 尾上辰之助 |
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| ≪ストーリー≫ 日本橋に毛槍を振り振りやってきたのは、さる家人の奴二人。奴あ毛槍を持ちながら踊る。 |
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| ≪感想≫ 三津五郎さんと辰之助くんの踊り。昼の部の「源氏物語」にひきつづき、今月は縁があるのね。この二人。(笑) 踊り って詳しくわからないけど、やっぱり三津五郎さんの踊りって何度みても上手い!と思う。安定感があるんだよね。 毛槍を双方から投げてキャッチ!とかすごいって思った。 |