九月花形歌舞伎

9月11日台風が直撃し、ものすごい暴風雨の中、演舞場に向かう。
親には「こんな台風だもの、きっと歌舞伎も中止よ」と言われたが、
意地でも行ってやる〜ってな感じ。だって、昼の部は初めての一等かぶりつきだし。
電車が止まっても絶対辿りついてみせる!てなわけで、演舞場に向かいました。
初・かぶりつきの感想は・・・双眼鏡がいらないし、前の人の頭という障害物がない!!
そしてそして、たまーに役者さんと目が合う(ような気がする^^;;)のです!!ああ、素敵。
11日は昼・夜通しで見たんだけど、夜の部は庶民の三階席。やっぱ、落ちつくわ〜。
でも、舞台は遠い〜〜〜。双眼鏡は必需品ね・・・。

9月25日は夜の部を途中から鑑賞。
仕事で、新橋の本社に書類を届けた後、演舞場までタクシーで直行。(^^;;
3階で立見でもしようかな〜と思って、「当日券ありますか?」とか聞いたら、
一等の一列目があります、とか言われちゃったので、買ってしまいました・・・。
(貧乏なくせに何やってるんでしょう。まったく。)

 

この花形歌舞伎が三之助がそろう最後の歌舞伎になってしまうのですよね。
“花形”の名前にピッタリの若さと美しさを持った新・菊・辰の舞台を
生で見れて本当によかったです。「時分の花」とはまさにこのことなんでしょうね。
これからも何回も演じて行くことになるのでしょうけれど、今でしか見れない
新ちゃんの鳴神、菊ちゃんの鏡獅子、辰之助くんの土蜘を見れた
ことは本当に幸せなことになのだと思います。

来年3月の新派「疾風のごとく」のチラシがもう出ていました。
新・菊・辰+菊五郎さん出演の新派です。
 このチラシ、菊ちゃんのプロフィールの写真が新しいものに
変わってました。今までの筋書に載ってる写真は
18、19歳のころのらしいので、全然雰囲気が違います。
新しい写真は24歳のお兄さんのお顔になってます。
私は今までの写真のほっぺが可愛くてスキだったので、
変わってしまうのはちと残念なのです。(^^;;

昼の部 9月11日
なるかみ
鳴神
 

おそろしく似てない〜〜〜。(泣)
 

鳴神上人:  市川新之助
雲の絶間姫: 尾上菊之助
所化白雲坊: 片岡亀蔵
所化黒雲坊: 片岡十蔵

     
≪ストーリー≫
 鳴神上人は約束を守らない朝廷に怒り、雨が降らないようにしてしまう。朝廷は雲の絶間姫という宮中一美人の姫を
差し向ける。上人は絶間姫の美しさに迷わされ、術の解き方を絶間姫に教えてしまう。上人に酒を飲ませ、酔って寝て
しまったすきに姫は滝の上のしめ縄を切り、術を解く。だまされたことを知った上人は怒りくるって絶間姫の後を追う。
 
≪感想≫
 雲の絶間姫、超キレイ!めちゃめちゃ色っぽかったです。あれは鳴神上人じゃなくても惑わされます。(*⌒∇⌒*)
裾めくりも大胆に膝ぐらいまでめくりあげちゃって、菊ちゃん楽しんでる??とか思っちゃいました。身を乗り出して見てる
鳴神上人も可笑しいし。 新ちゃん@鳴神上人も美しいです。この人、なんで山にこもっているのか謎ですが・・・。鳴神
上人が絶間姫の胸に手を入れているときの、菊ちゃんの顔がおかしーのっ!まだ触るかっ!ってな顔してるの。(笑)
歌舞伎にしてはエロチックなお話だけど、菊&新だから、さほどイヤラシイ感じはしなくていいっすね〜。
 絶間姫が滝の上のしめ縄を切ると龍が滝を登って行くんだけど・・・この龍がちっちゃいのなんのって。蛇ですか〜?っ
てぐらいの細くってちっさい龍なんだよね。なんか龍って感じが全然しなくてイヤ〜。
 絶間姫にだまされた上に逃げられて、怒り狂った鳴神上人は頭が爆発しちゃってて、あの美しい上人はどこへ〜?っ
てな感じ。なだめる所化たちを投げとばし、絶間姫を追いかけて行く・・・。こわいやね〜。あんな形相で追っかけてこら
れちゃう絶間姫がカワイソウ・・・。でもでも、怒り狂った鳴神上人の花道の引っ込みは感動しました!!まさに炎の六
方なんですよね。すごい勢いの六方で、感動してしまいました。あの六方を見れただけで、12600円を出したかいがあっ
た〜〜って思いましたよ。ホントに。
 それはそーと、左團次さんが後見やってたのは何で??他の日に見に行った友達は、左團次さんは後見やってなか
ったと言っていたし…。はて?

 

 

つちぐも
土蜘
 
僧智籌
実は土蜘の精: 尾上辰之助
源頼光:    市川新之助
侍女胡蝶:   尾上菊之助
 
≪ストーリー≫
 病気の源頼光のもとに、一人の僧が祈祷をしにやってくる。ところが、その僧は実は土蜘の精だった。
 
≪感想≫
 おお、病気とはいえ美し〜わ!新ちゃん@頼光!!!菊ちゃんの壺装束の胡蝶もなかなか可愛いわ〜〜。
 (・_・)......??(
°_)?(_°)??(°_)?(_°)? ってな話で、一番前の席なのに意識が遠のく…。(‐_‐ zzzzz はっ!と目が
覚めたときは辰之助くんが土蜘の精になっているときでした。。。糸が巻きちらすところ、すごかったです。すごい勢いで
後見さんが糸を回収する姿になぜか目がいってしまいました。

 

 

たぬき
 
柏屋金兵衛: 市川團十郎
妾 お染:  片岡秀太郎
女房おせき: 市村萬次郎
多吉:    尾上松助
平助:    片岡十蔵
太鼓持蝶作: 市川左團次
 
≪ストーリー≫
 はやり病で死んだと勘違いされた金兵衛は葬式挙げられてしまう。葬式が終わって、親族が帰っていったあと金兵衛
は息を吹き返す。まったくの別人になって生き直そうとした男の物語。
 
≪感想≫
 経帷子におでこに三角の布をつけた團パパがのっそり棺おけの中から這い出てきたのは可笑しかったです!!
 焼き場で死体を焼くお仕事をしている多吉をやっていたのが松助さんだったなんて、筋書を読んで後から気がつきまし
た。頬がこけたメイクしてるし、いつもの松助さんと全然違って見えました。
 金兵衛の妾だったお染の秀太郎さん・・・。「私は若いのよ。十九なんだから・・・」とかいうセリフがあって、…じゅうくに
は見えない…と思ってしまいました…。秀太郎さん、綺麗だけど…。それに、浴衣の襟がけっこうはだけるように着てい
て、男のうすっぺらーい胸が見えちゃうんですよね…。( ̄□ ̄!!! 3階席から見た友達は「胸に入れてるパットまで見え
たよ」・・・とか言ってました。

 

 

夜の部 9月11、25日
つきやまどのしまつ
築山殿始末
 
徳川家康:  市川團十郎
岡崎三郎信康:市川新之助
天方山城守: 尾上辰之助
侍女小持従: 市村萬次郎
服部半蔵:  市村家橘
徳姫:    市川高麗蔵
医師減敬:  市川團蔵
酒井忠次:  市川左團次
築山殿:   澤村田之助
 
≪ストーリー≫
 徳川家康が織田信長の命により正妻の築山殿を殺し、嫡男信康を切腹させることになるまでのはなし。
 
≪感想≫
 「築山殿始末」ってよりは信康が始末されちゃう話ですよね・・・。築山殿も始末されちゃいますけど・・・。
 新ちゃん@信康は若々しくてよいですね!前髪があるバージョンのかつらがカッコよすぎでした!!!徳姫と築山殿
の板ばさみになりまがら、運命に翻弄される信康…。見ていて、切ない話ですね。信康の立場、家康の立場、徳姫の
立場、築山殿の立場…それぞれの立場があり、守らなきゃならないものがある…。ムズカシイですよね。
 家康と信康の親子を團パパと新ちゃんが演じているっていうのがいいですよね。團パパのでっかい愛情みたいなもの
を感じました。

 

かがみじし
鏡獅子
 
小姓弥生
獅子の精:  尾上菊之助
胡蝶の精:  中村壱太郎
胡蝶の精:  坂東新悟
老女飛鳥井: 尾上松助
 
≪感想≫
 花道から獅子の精が出てきたとき、感動のあまり背筋が“ぞくっ”ってしました。今まで、あんなに可愛らしく踊ってい
た弥生とはまったく正反対の雄々しい獅子で、まっすぐ前をみすえる瞳が印象的でした。鏡獅子でなんともいえなく好き
なのは、私は獅子の精の花道の出の部分かな。
 弥生は弥生ですっごく可愛らしかったけど、最近立役のほうが見ていてしっくりくる。だから、獅子の精は見ていて気
持ちがよかったです。獅子の毛振りを生で見たのはこれが初めて。あれを毛先まで伸びるように振るのって大変そうだ
な〜って思いました。11日に見たときは最後のほう、振りきれてなかったし。。。
 でも、感動しました。24歳の菊ちゃんが演じた鏡獅子、見れてよかった。きっとこれから、何度も演じて行くのでしょう。
楽しみにしています。

 

 

ひこいち
彦一ばなし
 
彦一:   尾上辰之助
天狗の子: 坂東巳之助
殿様:   市川新之助
 
≪ストーリー≫
 うそつき名人の彦一は、うそをついて天狗の子から隠れ蓑をだましとった。親天狗の仕返しを恐れ、今度は殿様にうそ
をついて天狗のお面とクジラの肉をだましとる。ところが隠れ蓑を彦一の母親が焼いてしまい・・・。
 
≪感想≫
 も〜〜〜〜、新ちゃん@殿様がめちゃめちゃ可愛いのっ!!!!これでもかってぐらい可愛い!!!!志村けんの
バカ殿みたいなのっ!!前にえらくカッコイイ若殿(「築山殿始末」の信康)を見ていただけに、この殿様を見たとき衝撃
は大きかった。(笑)一瞬、誰だかわからなかったし・・・。殿様が登場するときの“ポッコポッコ”っていう間が抜けた効果
音もカワイイvv 終始にこにこしている殿様、超カワイイ!カッパ釣りをしている彦一に「彦一ぃ〜〜〜、まだかぁ〜〜
〜?」ってカッパが釣れたかどうか聞く口調がまたカワイイんんだな。これが。
 辰之助くん、彦一みたいな役あってますね〜。隠れ蓑の灰をかぶったあとのフンドシ姿はちょっとイヤでしたが。。。
 巳之助くんは芸達者ですね〜〜。将来期待しちゃいますよ〜〜。(^^ 「お父っちゃんに言いつくるぞ〜〜」って言って
ましたが、お父っちゃん(親天狗)=三津五郎さんを想像しちゃったのは私だけでしょうかね??(笑)
 最後の川の中のシーン、可笑しすぎですっ!!!川の水を表現しているのか三階さんたちが側転をし、とんぼをきる
・・・。そして、辰・みの・新がクロールをし(笑)、最後見得(?)をきる・・・。あまりに可笑しすぎて、声だして笑っちゃい
ましたよ。(@^▽^@) 11日見に行った後に、この川の中の場面で新ちゃんが“アイーン”をやってるとか聞いて、それは
見た〜〜いっ!!!って思ってたら、25日見に行ったとき、私の席の目の前で“アイーン”をやっていて、爆笑させてい
ただきました。。。

 

 


 

モドル