「らぶ」の近況報告 その1


  (2004年12月)

  11月の声と共に、冬ごもりモードになっていた「らぶ」
  このごろでは、私の母と一緒にコタツにもぐり込んでいる時間が多くなりました。
  オシッコで外に出されても、すぐに戻って来ますし、
  戻って来るのが少し遅いなあと思うと、陽だまりで丸くなっていたりとか・・・・・・・。
  ちょっと寒い日だと、ブルブルふるえながら、尻尾を下げて情けなそうな顔をしています。
  「まるで、ネコみたいだ」と、皆に言われる始末。

  そんな「らぶ」も、「散歩」と言えば、表情が一変します。
  車に乗ると性格が変るという人がいますが、まさに、そのパターンです。
  寒さなんかそっちのけで、ゲホゲホいいながら引っ張り回して、早足で歩き回ります。
  そして、「いい加減にしろよ!」と言いたくなるくらいに、オシッコをかけて歩くのです。

  柴犬らしい性格と言えば良く聞こえますが、どうも、「らぶ」は、ワガママです。
  飼主が、ネコ可愛がりをしたからでしょうか?
  それとも、飼主に似てしまったのでしょうか?
  いずれにしろ、「らぶ」との散歩には、私もヒイヒイ言っています。

  ところで、昨年の暮れには、「らぶ」の脱走事件がありました。
  大変な思いをしましたので、今年は、12月に入ってからは、「らぶ」に対する監視の目を強化。
  必ず誰かがそばにいて、「らぶ」をそれとなく見張っているような、「らぶ」にとっては、少々不自由な
  環境になっています。
  それを不満に思ってか、「らぶ」は、手を使って、私達の体をガリガリ掻いて、
  「外へ出してくれえ」と合図をしたりします。(らぶはめったに吠えませんので)
  
  「らぶ」は、このごろ、「お手」が出来るようになりました。
  「らぶ」の名誉のために補足しておきますが、
  「らぶ」には、「おすわり」以外なにも教えてこなかったのです。飼主の怠慢なのです。

  それにしても、5歳を前にして、「お手」を覚えた「らぶ」は、偉かったと、感心しています。

  



  
(2004年10月)

  10月10日は、「らぶ」の5歳の誕生日です。
  記念に、嫌がる「らぶ」をモデルにして、絵手紙を描きました。

  2000年の2月19日、不安そうな顔をした小さな「らぶ」を、
  店の人が用意してくれたダンボール箱に入れて、車に乗せて
  連れて帰って来たのが、つい先日のことのようです。
  もうあれから、4年8ヵ月にもなるんですね。
  「らぶ」は、うちへ来て、幸せだったのかなあ?

  ところで、9月の中頃、散歩中に、すれ違いざまに、
  シェ−ンの顔が手に当たったと、すごい剣幕で、何度も、
  私に怒鳴りつけた人がいました。
  その時、「らぶ」はビックリして、首輪を抜いて車道に逃げ出し、
  危うく車にひかれそうになったことが有りました。

  あれ以来、道を歩く時は、すごくこわがって、急に走り出したり、
  飛び上がったり、道路にうずくまったりしてしまいます。
  一緒に散歩している私やシェ−ンは、その度にビックリして、
  「らぶ」を落ち着かせるのにひと苦労。

  そんな訳で、
  「事故が起きてからでは遅い」と、
  今は、「らぶ」とシェ−ンは、別々に散歩をさせています。
  私は、続けて2度散歩に行くぐらいは平気なのですが、
  シェ−ンと散歩している間、待たせている「らぶ」
  「らぶ」と散歩している間、待たせているシェ−ン。
  どちらも、淋しがって大変なようです。
  今までは、ずっと、一緒でしたからね。
  しばらくは、慣れるまでガマン、ガマンです。
                       



  ( 2004年8月 )


  猛暑の庭で、ハア−ハアー言いながら日陰を探しているシェ−ンを尻目に、 
「らぶ」は、母屋の中で、
  毎日ゴロゴロしています。 そんな「らぶ」を見ると、 外で作業している私も、ついつい、「シェ−ンが
  かわいそうだ」と、「らぶ」をにらみつけてしまいます。

  テレビのニュースで、『ペットの熱中症』を放映していたその翌日のことです。 「らぶ」が、食べた物を
  何度も吐いたと、大騒ぎになりました。 珍しく朝早く排便もしたのですが、それも血が混じったような
  下痢便です。 テレビで言っていた症状によく似ている。
  熱中症だろうか? 昨夜、部屋の中が蒸し暑かったのだろうか?
  抱きかかえると、体が熱く、ぐったりしている。

  とりあえず、病院へ連れて行こうと、支度をしていた時、 「らぶ」が急に、門の方へ走り出しました。
  あわてて「らぶ」をつかまえると、目がギラギラ光っていて、
  「早く、散歩に行こうよ」と言う顔をしている。  「こいつ、仮病だったのか!」

  「らぶ」は、神経質なところがあって、のどなどに違和感があったりすると、よく吐いたりしていました
  ので、今回も、ひょっとしたら、それが原因で吐いたのかも知れません。

  「散歩に行くの?」と声をかけると、 もう待ちきれないと言うように、走り回った「らぶ」
  大したことも無くて良かったですが、 「らぶ」には、ほとほと心配させられます。


  ( 2004年6月 )


  またまた事件発生です。

  「らぶ」が散歩の途中で川に落ちて流されたのです。

  最近、「らぶ」が関係する事件?がいろいろありましたので、気をつけていたつもりだったのですが、
  今朝の散歩の途中で事件は起こりました。

  幅の狭い一本橋を渡ろうとした時、前を歩いているシェ−ンを無理に追い越そうとした「らぶ」が、
  シェ−ンのお尻に当たったはずみで、足を踏み外して川へドボン!
  首輪もぬけてしまい、「らぶ」は、昨日の雨で増水した川の流れに乗って、
  ドンドン流されて行きました。
  シェ−ンと私は、慌てて川の堤を「らぶ」を追いかけて走りました。
  「らぶ」も必死で泳いでいるようなのですが、
  なにしろ、川に入って泳ぐなんて生まれて始めての経験ですから、
  泳ぐ方向を見る余裕も無いのでしょう、私が大きな声で叫んでも、
  ただ流れに沿って川下に向かって泳いで行くだけなのです。

  もうダメかなと思った時、偶然にも川の中に浅瀬があったのか、「らぶ」が立ち上がったのです。
  興奮するシェ−ンをガードレールにくくりつけ、私は川に飛び下りて、「らぶ」を抱え上げました。

  「らぶ」もビックリしたのでしょう、鼻息は荒く、心臓も破裂しそうにドキドキしていました。
  それにしても、いろいろ事件を起こすヤツだと、呆れてしまう反面、「らぶ」も泳ぐことが出来るんだと
  妙に感心してみたり。


  ( 2004年5月 )

  もともと雨が嫌いな「らぶ」ですから、雨降りの日は一歩も外に出ず、オシッコも我慢するだけ我慢して
  部屋の中でじっとしているという状態です。
  心配する妻達が無理やり外に出しても、すぐに帰って来て部屋へ飛び込んで来るそうです。
  そんな「らぶ」が、4月の初め頃から、天気の良い日でも外に出たがらなくなりました。
  いろいろ理由を探してみたのですが、どうも外に出るとシェ−ンに怒られているようなのです。
  彼等の間で何があったのか、彼等に聞いて見なければ分かりませんが、「らぶ」のことですから、
  きっと、シェ−ンの嫌がることをしたか、ルールを守らないで我侭放題のことを平気でやっていたので
  はないかと思います。

  唸り声をあげて「らぶ」の首を噛んで地面に押え付けているシェ−ンを見ると、本気で怒っているとしか
  思えない状態で、冷や冷やします。
  「らぶ」が庭をウロウロしようとすると、シェ−ンが前に立ちはだかって、「来るな!」と威嚇します。
  それでも動こうとすると、「らぶ」の首や足をくわえて怒ります。
  以前は体の大きいシェ−ンに、自分から飛び掛って行ってじゃれていた「らぶ」ですが、この頃は、
  そんな面影は微塵もありません。
  家の中からシェ−ンの動きを探っていたり、外に出ても物陰からビクビクしながらシェ−ンを見ている
  という状態です。
  シェ−ンがにらみを利かしていますから、彼等の間には絶えず3〜4mの距離があります。

  私がシェ−ンの相手をしていると、「らぶ」が遠くから羨ましそうに見ています。
  一歩も動けない「らぶ」をかわいそうに思って、迎えに行って「らぶ」の相手をしてやると、これがまた、
  シェ−ンの「頭にくる」一因にもなってしまいます。
  いつもいつも「いい思い」をされてもらっている「らぶ」ですから、ここは試練の場と思って、
  「らぶ」も頑張るしかないかと思いますが。


  ( 2004年4月 )

  予防注射をしに行く途中で大変なことが起こりました。
  以前、「らぶ」を散歩に連れて行く時、酔っ払いのような歩き方をするので大変だという話をしましたが、
  この歩き方が原因で事故発生です。

  
「らぶ」の引き綱を持っていた妻が、急に後戻りをしようとした「らぶ」を踏み付けてしまいそうになって、
  その弾みで歩道の縁石めがけて顔から、まっさかさまに転倒してしまったのです。
  シェ−ンと一緒に後ろを歩いていた私は、ただその光景を見てビックリするのみ。
  しばらく立ち上がれなかった妻の横で、まだ引っ張ろうとする「らぶ」
  私は気が動転していて、「らぶ」をわしづかみにして叱りつけていました。

  しばらくして立ち上がった妻の腕や足からは、何箇所も血がにじんでいました。
  そんな妻が、「「らぶ」が悪いんじゃない。そんなに叱ったらかわいそうだから」と、
  自分のことをさしおいて、「らぶ」を気遣います。
  「おまえ、お母さんの気持ち、わかってるのか ! 」と、
  また大きな声を出して「らぶ」に叱りつける私でした。
  私が犬達を連れて歩いていれば、こんなことにならなかったのにと悔やまれました。

  やっと病院に着いて、受付で妻が、「カットバンを下さい」と言ったものですから、
  先生が何事かと思って、診察室から飛び出して来るというオマケもありましたが、当の「らぶ」は、
  何事も無かったかのように、先生の顔を見て愛想を振り撒いていました。

  帰宅後風呂に入って分かったようですが、妻のケガは手足だけでなく、肩や胸も打撲していたようで、
  数日後、あまり胸が痛いので病院で診てもらったら肋骨が骨折していたというのです。
  よくもまあ我慢していたものだと驚きました。

  「らぶ」には、よくよく気をつけなければいけません。


  ( 2003年12月 )

  年末の大掃除をしている最中に、事件は起こりました。

  怖いもの知らずでわがままな「らぶ」が、昼前に家を出て行ったのです。
  私が、
門扉を少し開けたままにして、溝のゴミを拾っていた時だと思います。

  私の横へ来た「シェ−ン」が不思議そうな顔をして、車が激しく通る道路の方をじっと見つめて立って
  いるのです。
  よその犬でも通ったかなと思った私は、「シェ−ン」の頭を軽くなぜて、「そんなに気にするなよ」と
  声をかけました。
  しかし、いつもと違って、道路を見つめたまま動こうとしないのです。
  「おかしいなあ、何かあったのかな?」と、少しは気になりましたが、そのまま掃除を続けていました。

  しばらくして、家族の誰からともなく、「らぶ」がいないと騒ぎ出しました。
  家の中や庭の隅から隅まで捜しても「らぶ」の姿は見当たりません。
  「車が激しく通る道路へ飛び出したのだろうか」 
  そう思うと、急に血の気が引く思いがして、全員で「らぶ」捜しに飛び出しました。

  次男夫婦は自転車に分乗して、いつもの散歩コースや周辺の住宅地へ。
  妻は、「らぶ! らぶ!」と呼びかけながら散歩コースや近所の家へ。
  祖母も妻と同じように隣近所の家から散歩コースへ。
  そして私は、小刻みに震える体で、あてもなく捜し歩きました。
  呼べど捜せど、「らぶ」の姿はありませんでした。

  「みんなにかわいがってもらっているのに、自分から出て行くなんて」と妻。
  「こんなに心配かけて、恩知らずな子だ」と祖母。
  「どこにも事故に遭ったような跡はなかった」
  「きのう、あんなことを言ったから、出て行ったのかなあ」
  「人を怖がらないから、誰かについて行ったかも知れない」
  「きょうは暖かいからいいけど、それでも夜になったら冷え込むのにねえ」
  「食べる物も、自分で探さなくてはならないのに」
  「犬の本能で、必ず帰ってくるよ」と、
  みんな心配のあまり、思いつくままを言葉にします。
  私は、ただ黙って、この不安な気持ちを抑えるのが精一杯でした。
  いつも一緒にいる「シェ−ン」も、不安顔をして「らぶ」を捜しているようでした。

  祈るような気持ちで、部屋の中から薄暗くなってきた庭を、しばらく見つめていました。
  「門扉を開けたままにしないでね。飛び出すから」と、何度も妻に注意されていたのに、私の不注意で
  こんなことになって、「らぶ」にかわいそうなことをしてしまったと思うと、たまらなくなって、涙ぐんでしま
  いました。
  「出会った人に、見つけたら連絡してもらうように頼んで来た」と妻は言うけれど、
  「らぶ」は、首輪も鑑札もつけていない。
  これも、首輪を嫌がる「らぶ」のわがままを許した私の責任なのです。

  「お父さんのこんな気持ちも知らないで、あいつは、本当にバカヤロウだ」
  「こんなにかわいがられているのに、家より外がいいと、自分から出て行ったんだから仕方ないよ」
  「生きているものには、いつか別れがあるんだからね」
  「これがあの子の運命だったかも知れないよ」
  「案外、どうかしたの?という顔をして、ケロッとして帰って来るかもよ」と、
  妻は、わざと、心にもない冷たい言葉を口にして、
  めそめそしている私を慰めようとしてくれているのが痛いほどわかりました。

  今朝の散歩の時、「らぶ」は、うれしそうに走り回っていたのに。
  促されて風呂に入った私は、「らぶ」と一緒に過ごした日々のことを思い浮かべて泣いてしまいました。
  「今頃、どこで何をしているのだろうか」
  風呂を出てから、部屋のあちこちに飾ってある「らぶ」の写真をみると、涙がボロボロこぼれました。

  妻が風呂に入っている間も、こっそり、門扉が見える部屋へ行って、車のライトで浮かび上がる門扉
  を見つめていました。
  どれだけの時間が過ぎたでしようか、車のライトで一瞬浮かび上がった門扉のシルエットの隙間に、
  何か門扉以外の小さな影が見えたような気がしました。
  「らぶが帰って来た!」
  私は、部屋を飛び出しました。

  妻が言ったように、「ああ、楽しかった!」 「何かあったの?」という顔をして走って来た「らぶ」
  私は、大きな声で「らぶ」を叱りつけながら、はばからず泣いてしまいました。

  みんなに心配をかけた「らぶ」の脱走劇は、こうして8時間ぶりに解決しました。


 
 ( 2003年11月 )


  「母屋の廊下が、絨毯敷きになった!」

  これはちょっと大げさですが、それくらい、「らぶ」の抜け毛がひどいという話です。
  あの小さい体から、よくもまあ、こんなに抜けるものだと驚いてしまいます。
  フローリングにしてある所が、特に目立ちます。

  「らぶ」は、母と一緒に部屋にいることが多いので、母の部屋も衣服も毛だらけで、母はいつも、
  ガムテープをちぎっては、ペッタンペッタンやっています。
  「らぶ」がもぐり込んでいるコタツの中は、それはそれは大変な状況のようです。
  「掃除しても、掃除しても、すぐ毛だらけになる」と、妻や次男夫婦がこぼしています。

  そこで、抜け毛対策というわけでもないのですが、
  先日、「らぶ」の防寒用に買って来たセーターのようなものを着せて、抜け毛が落ちないようにしま
  した。

  ところが、そのセーターから出ている首や尻尾の部分からも、「これでもか、これでもか」という感じで
  毛が抜けていくのを見て、もうサジを投げてしまいました。
  抜け毛の時期が終わるまで待つしかないとは思うのですが、
  どうも「らぶ」の場合は期間が長かったり不規則なような気もします。

  「シェ−ンと隣同士で住めるような大きな小屋を作ってやって、外に出そうか」と、
  今、家族で思案中ですが、過保護で育てられてきた「らぶ」のこと、
  この環境の変化についていけるかどうか、これまた心配の種です。


  ( 2003年10月 )

  10月10日は、「らぶ」の4歳の誕生日でした。
  人間の年齢に換算すれば32歳ということらしいですが、生まれてからまだ4年しか経っていないの
  ですから、まだまだ子供という感じです。
  
  わが家へ来たばかりの時は、口の周りが真っ黒で、カールというお菓子のCMにでてくるアニメの
  おじさんそっくりで、とっても愛嬌のある顔をしていましたが、最近では口の周りを良く見ると白い毛
  が増えてきて、「おっさん顔」になってきました。
  特に、「らぶ」は、自分の気に添わない時には、本当にいやそうな顔をしますから、
  この「おっさん顔」で、いやそうな顔をされると、相手している私でも少し腹が立つ時があります。
 
  きょうも、誕生日の記念に写真を撮ってやろうとポーズをとらせたのですが、なかなか言うことを
  聞かない。やっと決めた位置に止まったかと思うと、顔はあの「いやそうな、おっさん顔」
  写真を撮る
側の私は頭に来て、「もういい!写真はやめ!」と、ついつい声を荒げてしまいます。
  いつもこんな調子です。
  「らぶ」にすれば迷惑な話のようですが。

  そんな光景に気を遣ってか、「シェ−ン」が言われた位置に座ったり、「らぶ」の体を鼻で押したり

  します。
  いつもいつも、年下の「「シェ−ン」に世話を掛ける「らぶ」です。


  ( 2003年8月 )

  毎朝5時半頃になると、勝手口の前でチョコンと座って、私が出て行くのを待っている「らぶ」
  母が少しでも朝寝坊をすると、ベッドの所まで起こしに行って、「早く外に出してよ」と催促している
  ようです。
  そして、私が外に出ると、目を輝かせて、「散歩に行こうよ」と体中で表現します。
  「らぶ」のこの一連の表情が、何とも言えずかわいいものですから、ついつい甘やかしてしまうのです。

  先日、「散歩」で気が付いたことですが、
  「らぶ」の歩き方が、酔っ払いの千鳥足みたいに、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、急に後戻り
  をしたり。 おまけに、「ヒイヒイ、ゲボゲボ」言いながら、すごい力で引っ張り回します。
  「小さい体なのに、どこにそんな力があるのだ」と、文句のひとつも言いたくなるほどです。

  かなり、わがままな歩き方をします。
  これはおそらく、次男夫婦が散歩に連れて行ってくれている時、「らぶ」が、私の目が届かないことを
  いいことにして、好き放題のことをしているからでしよう。 きっと。
  ちょっと「しつけ直し」をしなければなりませんね。

  「らぶりん、らぶりん」と、「らぶ」をかわいがってくれる次男のお嫁さん。
  「らぶ」は、仕事を終えて帰ってくる彼女を、毎日、首を長くして待っているようで、門の扉が開く音が
  すると、玄関まで飛んで行って、彼女を出迎えているようです。
  そして、彼女の傍で横になって体をさすってもらうのだそうです。

  私の妻も、夕飯の準備をしながらも、「らぶ」の遊び相手をしてやったりしています。
  「らぶ」は、家族の皆にかわいがってもらって、しあわせですね。


  
( 2003年6月 )

  「らぶ」の体から、テニスボール3個。 
これ、「らぶ」の抜け毛の話です。

  「らぶ」も「シェーン」も、今、抜け毛の最盛期ですが、特に、室内にいる「らぶ」には、困っています。
  「らぶ」と一緒に、同じ母屋にいる次男のお嫁さんは、「掃除しても掃除しても、毛がいっぱい」と、
  嘆いていますし、妻は、「目が痒くて痒くて」と言いながら、病院通い。
  時々咳き込んでいるのも、「らぶ」が原因かも知れません。

  私は、嫌がる「らぶ」をつかまえては、まめにブラシを入れてやるのですが、やるたびに、テニス
  ボール大の毛玉が2つも3つも出来るのです。
  綿菓子のように柔らかい、きれいな毛玉ですが、こんなに抜けて大丈夫かと心配になります。

  抜け毛とともに、フィラリアの薬を飲ませるのも大変です。
  警戒心の強い「らぶ」は、薬を飲まされると察すると逃げ回ります。やっと捕まえても、絶対に口を
  開けません。私が両手でつかんで口を開けようとしても、すごい力で閉じています。
  どこにそんな力があるのかと思うくらいです。

  あまりにも強情に抵抗するので、ついついカッカして、言葉のわからない子に、「死んでもいいのか」
  と、大声で怒鳴りつけ、横面を叩いてしまう私です。
  怒った後で、いつも、「こんな小さな子を相手に、かわいそうなことをした」と、反省しているのです。
  これから11月末まで、毎月、これが繰り返されていくのでしようか。

  そんな「らぶ」
  この頃、次男のお嫁さんに、「らぶりん」と呼ばれて、大変かわいがってもらっています。


 
 ( 2003年5月 )

  この頃、「らぶ」の様子が、おかしいのです。

  あの「天敵」だった次男に、やたらと、くっついているし、あまり食事は食べないし、日中は不思議な
  ほど、ぐっすり寝込んでいるし。
  どうしたのだろうかと家人に話をいろいろ聞いてみると、どうも次男夫婦に手名づけられたようです。
  
  次男夫婦は、時に関係なく、空いた時間があると、「らぶ」だけを、こっそり散歩に連れて行っている
  ようです。 そのためか、散歩に行きたい「らぶ」は、ふたりの動きを見逃すまいと、いつも付いて
  歩いて、「いつでも散歩にいけるぞ」という態勢でいるようなのです。

  次男や次男のお嫁さんが食事をしている時は、必ず傍にいるようです。
  時には、食卓に手をのせて、覗き込んでいるようです。そして、手を伸ばして、箸や茶碗を持って
  いる人の手を、ゆっくり掻くように触って、「少し、ちょうだい」と、おねだりするようです。
  このしぐさが、とってもかわいいので、誰でも、ついつい食べ物をやってしまうのです。
  どうも、この「間食」が、「食欲不振」の原因なのかも知れません。

  次男が同居する前は、母と「らぶ」だけで静かに過ごしていました。
  9時過ぎには母も寝ていましたので、「らぶ」も、おしっこをさせてもらってから、その時間には寝て
  いたようです。
  そんな「らぶ」の生活が、激変です。
  次男は、よる11時前に帰宅します。それから、風呂だ食事だとバタバタして、結局12時まわって
  から寝るようです。
  「らぶ」は、その間、ずっと付き合っているようです。 まさに、朝型犬から夜型犬に変わってしまい
  ました。 これじゃあ、日中眠いのも理解できますね。

  なんだかんだと言いながらも、「シェーン」より、いい思いをしている「らぶ」です。


  
( 2003年3月 )

  「らぶ」は、次男が苦手なようです。
  いつの頃からか、次男の姿を見ると、あのクルッと巻いた尻尾をダラーッと下げたり、ブルブル振るえ
  出したり、踏みつぶしたヌイグルミ状態になって恐がったりします。
  何が原因かよく分からないのですが、我家では、次男のことを、「らぶの天敵」と言っています。

  その天敵の次男夫婦が、「らぶ」のいる母屋の2階に同居することになったから大変です。
  あれだけ自由に部屋の中を動き回っていたのに、次男が在宅の時は、「天敵は、どこにいるんだ」と  
  言わんばかりに、抜き足差し足で、様子を見ながら歩き回ります。
  ただ、お嫁さんにはなついていて、可愛がってもらっているようです。

  外に出ると、一目散に「シェーン」のそばへ行きます。
  取っ組み合いをすると、いつも押さえつけられて悲鳴をあげるくせに、すぐに、ちょっかいを出して追い
  かけ回します。「シェーン」は嫌がっておこりますが、そんなことはお構いなしで、
  隙を見ては、「シェーン」の大きなお尻に手をかけて、ピョンコピョンコ、交尾の真似をします。
  天敵ににらまれて、踏みつぶしたヌイグルミ状態になっている、あの「らぶ」とは思えない、
  大胆な行動です。全く困ったヤツです。
  「らぶ」にも、春が来たのでしょうか。


 
 ( 2003年1月 )

  あるペット屋さんの店先で、生まれて4カ月あまりのこの子と出会ってから、早や3年になります。
  小さくておとなしかったこの子でしたが、大きな病気もせず立派に成長してくれました。

  最初の頃は、ガレージの横に置かれた大きなハウスの中へ小さなダンボール箱を入れて、その中で
  寝起きしていましたが、一昨年の夏、あまりの暑さにぐったりしている「らぶ」を、母屋の土間で昼寝を
  させてやったのがキッカケとなって、いつの間にか、私の母と同居する室内犬となってしまいました。

  今では、和室の居間のテーブルの前に座椅子を2つ並べて、母と一緒にテレビを見たり、話をしたり、
  居眠りをしたり、2人仲良くやっています。

  母は耳が遠いので、「らぶ」は、もっぱら手でいろいろ合図をしているようです。
  来客があると、母と一緒に応対し、毎日の仏壇まいりも一緒にしているようです。
  母が食事をしていると、横に座って母の顔を覗き込んでいます。
  母が朝寝坊をすると、寝室まで行って、顔を舐めたり、おなかの上へのぼったりして、母を起こすそう
  です。母は、寝る前には、必ず「らぶ」と一緒に外に出て、オシッコをさせてくれているようです。

  そんな母が1日家を留守にすると、淋しそうにしている「らぶ」
  「としより癒し犬」の「らぶ」と、私は言っていますが、この2人、切ってもも切れない仲になっているよう
  です。
  そして、この頃、「ゴローンして」と言うと、すぐ横になって、おなかをさすってもらうポーズをします。
  気持ち良さそうに、安心しきった顔をして横になっている「らぶ」
  私が毎日「シェーン」にしてやっている姿を見ていた「らぶ」が、いつの間にか、この「ゴローン」を
  覚えてしまったのですね。