「シェーン」の近況報告 その1


  
(2004年12月)

   私が会社を定年退職してから半年が過ぎましたが、
   シェ−ンは、毎日家にいる私の生活パターンを完全に学習したようです。
   自分の散歩や食事の時間は当然ですが、
   何時頃には私が起きて、まず最初に何をするのか。
   何時頃にはどの出入り口から外に出て来るのか。
   何時頃には部屋のどこにいて、何をしているのかと。
   そして、この私の行動を先回りするかのように、シェ−ンは毎日すばやく行動しているようです。

   シェ−ンが自分なりに決めている時間があるようで、
   その時間になると、ガラス戸越しに庭から部屋の中を見て、私の姿をさがします。
   そして、私の姿が見えると、庭に置いてある私のサンダルや靴をくわえて来て、
   「散歩に行こうよ」とか、「遊ぼうよ」という表情をして、私に催促します。

   毎日私にベッタリくっついているシェ−ン。
   私が庭作業をする時には、私から2〜3メートル離れた場所で「伏せ」の姿勢をして待っています。
   そして、あまり作業時間が長いと、そっと近づいて来て、私の顔をペロッペロッとなめて
   「もう終ってよ」と催促します。
   「もう少しだからネ」と言うと、また元の位置へ戻って行くのです。

   私が、庭が見える部屋で、
午前中新聞を読んだりしていると、シェ−ンも安心したかのように
   芝生の上で居眠りをしています。小春日和のおだやかな日には、思い切り長くなって、
   そして、寒い日には丸くなって寝ています。
   「自分の所で寝れば良いのに」と思うのですが・・・・・・・。
 
   ベッタリくっつかれている私、ベッタリくっついているシェ−ン。
   なんだかんだ言っても、結局、お互いに、それが嬉しくて楽しいのでしょうネ。

   毎年、この時期になると、シェ−ンは右後ろ足を痛そうにします。
   引きずるように歩いたり、上げて歩いたり、足を下ろすのが痛そうです。
   散歩中には途中で足をマッサージしてあげたりしています。
   私にしては、心配なシーズン到来です。

   





  
(2004年10月)

   朝夕は肌寒く感じるようになって来ました。
   猛暑の連続でヘトヘトになっていたシェ−ンも、この頃では、庭で
   ゆっくり寝そべっている日が多くなりました。
   皮膚の方も、やっと治って来たようで、ほっとしています。

   今年は、シェ−ンのシャンプーの回数は、
   金メダル並みの新記録です。
   獣医の先生から、「薬用シャンプーで、週2回〜3回」と言われた
   ことを忠実に守って、実行。 
   
8月の初めから週に2回〜3回のペースでやってきました。

   体の大きい子ですから、シャンプー液の量も半端じゃありませんし、
   使う水の量も相当です。
   オマケに、使うシャンプー液は、
   病院で出された外国製の薬用シャンプー液。
   1本約3600円也。
   私のシャンプー液なんかは、スーパーで売っている1本500円
   程度の物。
   この差は一体なんなんだろうかと・・・・・・・・???

   ともあれ、おかげさまでと言うのでしょうか、
   シェ−ンの湿疹もほぼ治まったようで、皮膚の色も元通りになって
   来ました。
   シェ−ンにとっても、今の季節が一番いいようで、
   願わくば、この季節が、一日でも長く続いてほしい・・・・・・・!

   「らぶ」と別々に散歩するようになってから、
   シェ−ンも落ち着いて散歩を楽しんでいるように見えます。
   ただ、散歩に出かける時、
   「らぶは行かないの?」という顔をして、私を振り向きます。
   「らぶ」のことを気にしているようです。
   ここが、シェ−ンと「らぶ」との違うところです。
   「らぶ」は、全く自分のことだけ。

   こんなシェ−ンを見ていると、
   しんどい思いをするのは、いつもシェ−ンなんだろうなあと、
   ついつい、自分の性格とオーバーラップしてしまいます。
   
  
 


  ( 2004年8月 )

  厳しい暑さのせいでダウン寸前のシェ−ン。
  体のかゆみも、全く収まる気配もありません。
  体中赤く腫れあがって血もにじんだりしていますので、病院へ連れて行きました。

                     

  相変わらず、こわがって診察室に入らないシェ−ンでしたが、
  なんとかなだめて診察してもらいました。
  先生の話では、(いろんな本にも書かれているように) シェパードは皮膚病にかかる子が多いそうで
  シェパード固有の病名さえ付いている皮膚病もあると、専門図書を見せてくれました。

  検査の結果、カビの菌が繁殖している部分もあり、とにかく抗生剤を2週間飲むように言われました。
  そして、シャンプーは、1週間に2〜3回するようにと、ルバサンシャンプー液とサージカルスクラブ液
  の2種類をもらって来ました。

  いつもながら、シェ−ンが病院へ行くと、『万単位』で、お金が出て行きます。
  シェ−ンのつらさを考えれば、そんなことは言っておれないのですが・・・・・・

  「自分のこずかいを削っても、なんとかしてやらねば・・・・・!」
  年金ぐらしの私にとっても 「つらい?」 夏です。
                            

  ( 2004年7月 )
 
  今年は空梅雨で6月中も厳しい暑さが続き、ひと息つく間もなく7月になってしまいました。

  シェ−ンの苦手な夏です。毎日ハアハア、ヒイヒイ言いながら涼しい場所を探しています。

  毎年この時期になると体全体に湿疹が出て、ボリボリ掻きまくっています。
  湿疹、かゆみを取るために毎日薬を飲ませていますが、一向に効き目が無いようで、シェ−ンも
  イライラするのか自分で痒いところを噛んでしまいます。 その度に、500円玉くらいの大きさに
  脱毛してしまい、そこから血がにじんで、見るからに痛そうです。
  それを見つけては、治療用の軟膏を塗ってやったり、かゆみ止めのスプレーをかけてやったり、
  シェ−ンと私は、夏になると大変です。

  シェーンは日中、水飲み用の器に手を入れて、盛んに水を胸や腹にバシャバシャとかけています。
  私がホースを持って水を出すと、そのホースにまたがって来て、水をかけてくれとポーズを取ります。
  シェ−ンは体を冷やすために水をかけるのでしょうが、一体、体のど部分にかけているのか私には
  わかりませんので、とりあえず胸から腹全体に、ジャージャーかけてやります。
  先日も、あまりの暑さに、何度もこんなことをしていましたら、翌日、下痢をされてしまいビックリ!!

  毎年のことながら、早く涼しくなってほしいと願うシェ−ンと私達家族です。
  明日の「土用の丑」には、シェ−ンにも「うなぎ」を食べさせてやるか・・・・・?


  
( 2004年6月 )

  6月6日はシェ−ンの4歳の誕生日でした。
  何日も前から、誕生日にはお祝いしてあげよう。おいしい物でもあげようか、それとも、写真を撮って
  あげようかと、いろいろ話していたのですが、気が付けば、日付は6月7日になっていました。
  6日は日曜日だったのに何をしていたのだろうかと思います。

  ところで、犬の4歳は人間の年齢に換算すると32歳だとか。
  シェ−ンももうそんな歳になるのかと、不思議な気がします。
  先日テレビで、犬の知能は人間の3歳くらいの子供と同じ程度だと言っていましたが、
  シェ−ンもいろんな言葉を覚えました。

  同じ右手を使って、「お手」と「ありがとう」、「ちょうだい」、「ハイタッチ」を使い分けるシェ−ン。
  「おうち」と「ハウス」の違いも、「ごはん」と「おやつ」の違いも分かっているようで、それに見合った
  動きをします。 一度、どれだけの言葉を覚えたか数えてみたいものです。

  「シェパードは大きな顔をしているので、頭もいいのだろうね」と、訳の分からないことを言って納得
  している、親バカ?飼主の私です。


  
( 2004年4月 )


  シェ−ンの嫌いな注射の季節になりました。
  今月はまずワクチンの注射です。

  あまり我侭をしないシェ−ンですが、病院へ行く時だけは、駄々をこねるような仕草をします。
  まっすぐ歩かないで私の周りをグルグル回ったり、あっちへ行ったりこっちへ行ったりして時間稼ぎ
  をしたり、挙句の果てには、病院の手前で動かなくなったり、動いたかと思うと急ぎ足で病院を素通り
  してしまったり。
  シェ−ンにとっては、どうしようもない嫌な瞬間なんでしょう。

  引きずるようにして病院に入れると、今度は私に抱きついてきて、「帰ろう」という顔をします。
  なんとかなだめて落ち着かせるようにすると、診察室に背を向けるようにして、部屋の隅や私達の足
  の間に顔を突っ込んで、顔だけかくれてしまします。
  体が大きくて怖い顔をしているシェ−ンからは想像も出来ない姿です。

  そんなわけで、いつも診察を待っている人達に笑われて帰ってくるシェ−ンです。
  毎年こんな思いをすることになるシェ−ン。 ガンバレ! ガンバレ!


  
( 2004年3月 )

  退院の日、迎えに来てくれた妻に、「シェ−ンは、どんな顔をするかなあ?」と、シェ−ンの顔を見る
  のを楽しみにしていた私。
  駅を出ると、駅前の広場にシェ−ンによく似た犬が誰かに連れられてウロウロしていました。
  よく見ると、次男がシェ−ンを連れて迎えに来てくれていたのです。

  「
シェ−ン!」と呼びかけた私。
  シェ−ンは私の方を見て、「何だろう?」と一瞬不思議そうな顔。
  しかし、呼んだのが私だと分かると、次男が制止するのも聞かず、私に向かって飛んで来て、
  立ち上がって、気が狂ったように私の顔をなめ回しました。
  シェ−ンの顔を見るのは、10日ぶりでした。

  入院中、妻に電話をすると、決まって、シェ−ンの「ワンワン」という声が聞こえていました。
  電話の呼び出し音に反応して吠えていたようです。
  妻から毎日、その日のシェ−ンの様子を聞いていました。
  私が入院して4〜5日は、私の帰りを待っていたり、私を捜して淋しがっていたようですが、
  日が経つにつれて、シェ−ンなりに諦めていたようです。
  犬達も家族の一員。
  家族はいつも元気で、皆一緒にいるのが一番なんだと、あらためて思いました。

  今週末には、かねてから依頼してあったシェ−ンのハウスの「建築工事」が始まります。
  物置にも使えるようなハウスを作ってもらうことにしました。
  寒い時も暑い時も、いつも頑張っていたシェ−ンへの「ごほうび」です。
  とは言え、喜んで使ってくれるかどうか、少々心配ですが。


  
( 2004年1月 )

  毎朝5時半に起きて「シェ−ン」の世話やハウス周りの掃除をしているのですが、
  このところの寒さは少々体にこたえます。

  「シェ−ン」の飲み水はカチンカチンに凍っているし、食器を洗っていると手の感覚が無くなってくる
  し、鼻水は出るし、口はこわばるし。
  「暖冬という予報じゃなかったのかい!」と、文句のひとつも言いたくなります。

  11月頃までは毎朝、「シェ−ン」もハウスから出て、私が行くのを待っていたのですが、
  
あたりが真っ暗な寒さ厳しいこの頃では、
  私がハウスを覗き込んで起こしてやるまで、しっかり温まっている状態です。
  私達が、「布団から出るのがいやだなあ」という気持ちと同じなんでしょうか。
  そして、ハウスからのっそり出て来た「シェ−ン」の体を触ると、
  これがまるで冷蔵庫で冷やしてあったかのような冷たさです。
  暖かなコタツにもぐり込んでいる「らぶ」と、交代させてやりたいくらいです。

  先日、いらなくなった毛布や布団を持って来て、ハウスに入れてやったりハウスに掛けてやったり
  しました。少しでも暖かくなればと思ってやったのですが、
  それを見た人が、「ホームレスの人の家みたい」とひとこと。
  何と言っていいのか、返事に困った私です。

  氷点下の日には、
  湯たんぽを入れてやろうかとか、電気アンカはどうだろうかとか。
  そうは言いながら、そんなことをしたら逆に体をこわしてしまうとか。
  「シェ−ン」そっちのけで、いろいろやったり考えたりしている過保護な飼主の私です。

  「会社を辞めたら、暑さ寒さに耐えられるハウスを作ってあげるからね」と、ひとり言。


  
( 2003年11月 )


  朝夕はかなり冷え込むようになって来ましたので、「シェ−ン」のハウスの防寒対策をしました。

 
 ハウスがスチール製なので、夏は暑く冬は冷たいという最悪の状態で、毎年冬場は、このハウスに
  直接外気が当たらないようにと布などを巻いていました。
  今年は、風呂のお湯の保温用に作られたという幅1メートル少々のスポンジを買って来て、これを
  ハウスの内側に貼りました。
  ピンク色の物しか無かったのでそれを貼り、オレンジ色の毛布を敷いてやると、何か女の子の部屋
 
 のようになってしまって、中に入った「シェ−ン」が恥ずかしそうに見えました。

  ハウスの周りのフェンスには、例年通り、農業用のビニールハウスに使うビニールを張って北風が
  吹き込まないようにしました。

  しかし、「親の心子知らず」という諺があるように、
  いろいろ心配をしてやっても、「シェ−ン」は、北風がまともに当たる冷たいコンクリートの上で横に
  なっていたり、寒い日でもハウスに入らないで外にいたりします。
  今年は暖冬だとの予報ですが、どうか予報通りであってほしいと祈る気持ちです。


  
( 2003年10月 )


  母と「シェ−ン」に留守番を頼んで、2泊3日の旅行に行って来ました。

  私達にベッタリの「シェ−ン」を残しての旅行ですから、旅行中も心配していましたが、案の定、
  「シェ−ン」は淋しがっていたそうです。
  母に言わせると、「この子の姿を見ていると、かわいそうになった」とのこと。

  夜になると、何度も門扉の前まで行って、そこでしばらく座って、私の帰りを待っていたそうです。
  そして、まだ帰って来ないと分かると、うなだれるようにして、トボトボとハウスへ帰って行く。
  これを、毎日、何度も繰り返していたそうです。

  何度も行ったり来たりして私達を待っていてくれた「シェ−ン」と、それをじっと見つめて、一緒に
  待っていてくれた母の姿を想像すると、
  「もう、泊まりの旅行は出来ないなあ」と、つくづく思いました。

  帰宅した私を見つけて、飛びつくようにして私の顔をなめまわした「シェ−ン」
  今夜は安心して、ゆっくり眠ることでしょう。



  
( 2003年9月 )


  今年は9月になってから厳しい暑さが続きました。
  暑さに弱い「シェ−ン」は、目がうつろで放心状態の毎日。
  それでも、少しでも涼しい所を捜そうと、限られた敷地の中をウロウロしています。

  家の北側の土の所を見つけては穴を掘って体を冷やす、門扉の横に影があるといえば、そこで
  体を休める。ほんのわずかな日陰でも、そこに入り込んで暑さを避けようとしている「シェ−ン」
  しかし日陰に入っても、まわりがコンクリートの壁や道路で囲まれていて、想像以上の熱風が
  「シェ−ン」に襲いかかります。
  情けそうな顔をして長い舌を出しながら激しく息をしている姿を目にすると、
  「何とかクーラー付のハウスを作ってやれないものか」とかわいそうになってしまいます。

  
そんな「シェ−ン」のために、車を買い替えました。
  ちょうど次男夫婦が車を買い替えると言うので、私の今の車を共用するという条件で、
  次男夫婦の車をペット仕様のワンボックスタイプの軽自動車へ買い替えてもらいました。
  (ペット仕様の車が売り出される時代になったというのはうれしいですね)

  この車で、犬達と一緒に少し遠くまで遊びに行ける。川原へも連れて行ってやれる。
  細い田舎道でも走れる。病気やケガをした時も、この車で病院へ連れて行ってやれると、
  ウキウキしながら犬のステッカーを車に貼る私でした。

  走行中にケガをさせないように社内にネットを張ってやったり、シートを敷いてやったりしていると、
  何を思ったか、「シェ−ン」が早速車に乗り込んで来ました。
  「乗るのを嫌がるのではないか?」と心配をしていた私を横目で見ながら、
  「シェ−ン」は、もはや、「レッツゴー!」状態。
  
  大騒ぎしながら、近くの公園までドライブして来ました。

              


  
( 2003年8月 )


  当地の夏は、ことのほか蒸し暑く、暑さに弱い「シェーン」は大変です。

  毎日、大きな口を開けて、長い舌をダラーッと出して、ハアハアと激しく息をしています。
  サウナ風呂のなかで毛皮を着て我慢しているような、そんな風な顔をしている「シェーン」を見ると、
  かわいそうになってしまいます。

  日中、何回も、「シェ−ン」の様子を見に行っては、水を替えたり、日陰の涼しい所へ連れて行ったり、
  いろいろ世話をしてくれている妻。
  クーラーをつけた部屋でゴロゴロしている私を見つけると、「シェーンがかわいそうだから、外に出て
  相手してやってよ」と、私を追い立てます。

  「シェーン」の避暑対策。
  何か良い方法がないかと考えては見るのですが、何分にも体の大きな活動的な子ですから、
  「らぶ」のように部屋の中に入れてやることも出来ませんし、ビニールプールに入れておくわけにも
  行きません。
  去年も、『犬が大よろこび、ひえひえシート』 とか言うのを買って来て、置いてやったのですが、
  一度も使ってくれず、ガッカリしたことがありました。

  時々、日陰の地面を掘って、そこに寝そべっているのを見かけますが、案外、これが気持ち良いの
  かも知れません。
  私が定年になったら、日曜大工で、「シェーン」専用の部屋を作ってやって、クーラーを付けてやろう
  かと冗談を言ったりしていますが。

  ところで、この暑さのせいでしょうか、「シェーン」の便が、おかしいのです。
  下痢とまではいかないのですが、日中、何回か、軟便をしています。
  様子を見て病院へ連れて行ってあげようと思っていると、普通の便になったり、
  「良かった、良かった」と、喜んでいると、また軟便が出たり。
  朝、昼、晩と、コロコロ変わります。

  食欲もあるし元気に動き回っていますので、大丈夫だろうと思いますが、なにしろ、すごい量の水を
  何度も何度も飲みますし、自分でおなかに水をかけたりしていますので、
  それも影響があるのかも知れません。
  そんなわけで、胃腸の弱い私愛用の整腸剤を、「シェーン」にも飲ませたりしています。
  犬は飼主に似ると言いますが、こんなところまで似なくてもいいのにと思いますが。

  早く、涼しい秋が来るといいね。「シェーン」


  
( 2003年6月 )

  
6月6日は、シェーンの3歳の誕生日でした。
  その日は、私達と一緒に記念写真を撮りました。
  写真を撮る間も、言われたとおりに座って、カメラの方を向いているシェーン。

  いつも一生懸命に「番犬」をやってくれるので、バースデーケーキの替わりに、ササミと若鶏の缶詰
  を、特別にプレゼントしました。
  においを嗅ぎつけて走って来た「らぶ」にも、おすそわけです。

  シェーンは、平成13年4月、生まれて10カ月目に、我家に来ました。
  その時の写真を取り出して見てみますと、顔や体にまだまだ幼さが残っていますし、
  たくさんの仲間達と別れて、遠い所まで連れて来られて、不安いっぱいの表情をしています。

  今では、体重も39キロと、逞しくなったシェーンです。
  我家に来て3回目の夏を迎えます。
  体をこわさないように、注意してあげねばと思っています。

             


 
 ( 2003年5月 )

  4月にワクチンの注射、5月に狂犬病の予防注射と、立て続けに病院へ行きましたので、病院嫌い
  の「シェーン」にとっては、大変な月でした。
 
  病院へ行く道は、いつもの散歩道とは、途中で分かれ道になっています。
  「シェーン」は、この分かれ道を過ぎると、いつもと同じ場所で立ち止まり、
  「道が違うよ」と、訴えるような顔つきで私を見上げます。
  「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせながら歩き出すと、今度は、私の周りをグルッと回って、私を止め
  ようとします。そして、立ち上がって、「道が違うと言っているだろう」と、私の顔に自分の顔を突き
  つけます。
  「こわくないから」「大丈夫だから」と、なだめるようにして私が歩き出すと、
  仕方なしに、トボトボとついて来ます。
 
  いつもは私の左側を、凛々しく歩く「シェ−ン」ですが、病院へ行く時だけは、
  いつもの元気な顔とは全く違う、不安いっぱいの情けない顔をしながら歩くのです。
  そして、病院の近くまで来ると、急に歩くスピードが落ちて、
  道の左右にウロウロしながら、なかなか病院に行こうとしないのです。

  訓練所にいた小さい頃に、病院で、余程こわい思いをしたのでしょう。
  かわいそうになってしまいます。
  これから先、毎年こんな思いをしていくのでしょうね。

  日差しが強くなって来ました。
  「シェーン」も、長い舌を出して、ハアハア言っています。
  昨年は、暑さでかなり弱っていたようなので、今年は早々に、ハウス周りの暑さ対策をしました。
  蚊も飛び回っていますから、蚊取り線香をつけてやったり、
  虫除けスプレーをふりかけてやったりと、 いろいろやっています。
  「シェーン」は、時々、迷惑そうな顔をしていますが。



 
 ( 2003年3月 )

  ぽかぽか陽気の中で、気持ちよさそうに寝そべっている「シェーン」の姿を見ると、ホッとします。

  部屋の中で、コタツにもぐり込んでいる「らぶ」と違って、冷たい風や、底冷えのする夜にも、
  悲鳴ひとつあげなかった「シェーン」
  「かわいそうだなあ」と思った日が、何日もありました。
  お陰さまで、体調もこわさず、元気で走り回っています。
  昨年のこの時期には、もう、皮膚病で、体中を掻きまくっていましたが、今年は、特に目立った異変
  は有りません。

  毎朝6時前、ハウスの周辺を掃除して、朝のご飯を食べさせます。
  1日2食にしていますので、朝は、ほんの少量です。
  食事中にブラッシングもしてやります。
  それが終わると、「おかあさん」に、「おはよう」の挨拶をしに行きます。
  そして、おやつをもらって帰って来るのです。
  私が出勤する時は、一緒に行きたそうな顔をして見送っています。

  夕方は、妻に遊んでもらってから、食事をしているようです。
  ごろんと横になって、歌を唄ってもらうと、大きなため息をついて眠る時があるそうです。
  「シェーン」にとっては、幸せなひとときなんでしょうね。

  「シェーン」のハウスの近くには、センサー付きのライトを取り付けています。
  そのライトは、センサーが反応してから2分間くらい点灯しているそうです。
  毎晩、私が帰宅すると、スポットライトを浴びたように、円形の光の中で、きれいに座っている
  「シェーン」の姿が、闇に浮かんで見えます。
  毎日、こうして、帰宅を待っていてくれるのです。
  散歩は、休日にしかしてやれないので、毎晩帰宅してから、しばらくの時間、相手をしてやります。
  私にとっても、幸せなひとときです。


  
( 2003年1月 )

  去年は、皮膚病と夏の暑さに悩まされ続けた1年でした。

  皮膚病では、何度も病院通いもしました。
  体中に湿疹が出て、かゆいから掻く。かゆみがおさまらないから噛む。噛んだところが円形脱毛症の
  ようになって化膿する。
  薬を飲むと少しの間はおさまるのですが、またしばらくすると、かゆみがぶり返す。
  この繰り返しでした。

  病院で検査をしてもらっても、何が原因か分からないので、困りました。
  医者に内緒で、人間用の薬を飲ませたり、体に軟膏を塗ったり、かゆみ止めのスプレーをかけたり、
  フードを特殊なものに変えてみたりと、いろいろやってみました。

  「シェーン」も辛かったでしょうが、私達も随分悩みました。
  今年は、それが、少しでも改善しますように。

  「シェーン」は、我家に来た当初は、先輩の「らぶ」がいるので、おとなしくしていましたが、
  1年を過ぎた去年の5月頃からは、「らぶ」を叱ったり威嚇したり、なにかにつけて優位に立つ場面が
  目立ってきました。
  体重が38キロ、「らぶ」の体重の4倍以上ありますので、「シェーン」が走り回ると、「らぶ」は飛んで
  逃げて、小さくなっています。
  「らぶ」が先輩面をしょうとしても、これでは、ちょっと無理ですよね。

  厳しい訓練を受けてきた子なので、飼主の言うことはよく聞きますが、見知らぬ人が我家に近づいて
  来た時の「シェーン」の反応は、私達でさえ、恐ろしく感じます。
  そんなワケで、我家の敷地は、今、金網やフェンスだらけになっています。

  毎日、私の帰宅を門の近くで、待っていてくれる「シェーン」
  私が渡した新聞をくわえて、喜んで家人に届に行く。これが彼の、1日の終わりの「行事」です。