ちょっと「ワン」ダフルなお話 遠くへ行ったワンちゃん 2005/5/14 私が習っているピアノの先生から聞いた話ですが、 先生が結婚される直前に、実家で飼っておられたワンちゃんが、 突然、亡くなったそうです。 お母さんが、このワンちゃんの世話をされていたそうですが、 先生の結婚が決まってからは、 お母さんが、娘の結婚準備や何やらで、毎日が大変忙しくて、 「この子の世話をしてあげられない。 どうしよう、 どうしよう」と、 大変困っておられたようです。 おそらく、このワンちゃんは、 お母さんの、そんな気持ちを察して、 世話をかけないようにと、遠い所へ行ってしまったのでしょうか。 フランダースの犬 2002/11/23 回収したダンボールをリヤカーに山積みにして、重そうに引いている人。 そして、そのリヤカーにつながれた2匹の犬も、ハアハア言いながら、 手伝うように引いている。 私が仕事で街中を歩き回っている時、何度か、この光景を目にしました。 真っ黒に日焼けしたホームレスのおじさん。 そのリヤカーには、最小限の生活用品らしき物も、ぶらさがっていました。 2匹の犬は、どこかでひろわれて、 このおじさんに育てられてきたのでしょうか。 ある暑い夏の日のことです。 このおじさんとすれ違った時、 私は思わず立ち止まって振り返ってしまいました。 ダンボールを置いてきた帰りなのでしようか、おじさんのリヤカーの、空に なった荷台には、あの2匹の犬が、「疲れたあ」という顔をして、乗せてもら っていました。 汗だくになってリヤカーを引いているおじさんの、「やさしさ」を感じた一瞬で した。 その後、転勤になった私は、もうこのおじさん達と出会うことはなかったの ですが、 秋も終りに近づいたある日、デパートへ買物に出かけた妻が、 このおじさんと犬達を見たという話を聞きました。 歩道橋の横で、リヤカーを止めて、 犬達と向かい合って食事をしていたとのこと。 犬達も、おいしそうに食べていたと妻から聞いた瞬間、 思わず、目がウルウルしてしまいました。 昔、テレビで見た、「フランダースの犬」 あのネロ少年と愛犬パトラッシュのことを、思い出しました。 「動物虐待は絶対許せない」 2002/6/1 会社帰りに電車の中で、よく、夕刊フジを読むのですが、その紙面に、 コメディアンの志村けんさんの「人生だいじょうぶだあー」というコーナー があります。 先日、「動物虐待は絶対許せない」というタイトルで、志村さんが飼って おられる犬の話が掲載されていました。 志村さんが犬を飼い始めたのは、もう20年も前からだそうで、いろんな 犬を飼ってこられたようですが、今回の話は、その犬達の中で、 13年間生きて最後は老衰で亡くなったシーズー犬の話です。 ☆ ☆ ☆ ☆ 犬の寿命は、犬種によるけど、10年から15年ぐらいだそうですね。 うちのシーズーは13年間生きて、最後は老衰で亡くなったんです。 もう危ないって言うんで動物病院に入院させて、手を尽くしてもらったん だけど、先生から、「もう吠えないし、起きない。どうしますか。志村さん」 って連絡があったんで、「それじゃ、最期は家で看とってやります。仲間 もいるんで」って、家に連れて来てもらったんですよ。 ところがあいつ、家に帰ってこれたことが、よっぽど嬉しかったんだろうね。 玄関に入るなり、急にヨロヨロと立ち上がって、吠えてオレんとこまで、 歩いて来たんですよ。 先生が、「アレ」って、ビックリしちゃって。 で、その晩ゲージに寝かせておいたら、 犬同士でわかるんだね。 他の犬達が、そいつのそばに寄っていくんですよ。 それで、夜中の2時頃になって、あいつが急に「ワン」って吠えたんで、 「オイ、どうしたんだ。大丈夫かぁ」って、様子を見に行ったら、 辛そうな声で、また「ワン」って。 翌朝見に行ったら、もう。 それがあいつの、 最後の力を振り絞って出した別れの一声だったんでしょう。 いまにも起き出して、オレの胸に飛び込んできそうな気がして。 あいつらにだって、命いっぱい生きる権利があるんですよ。 動物虐待は絶対許せねえっつぅの。 ある年賀状から 2002/2/1 今年も大勢の人から、年賀状をいただきましたが、 飼っておられる犬のことを添え書きされていた人が、何人もおられました。 「今年も、動きの取れないお正月です」 これは、家内の友達のトモコさんの年賀状です。 ここ数年、同じような添え書きがあります。 トモコさんは今、「リク」という名前の犬を介護する毎日だそうです。 2人の娘さんも自立され、 やっと、自分の時間が持てるようになったという時。 ご夫婦で旅行にも行きたいだろうし、友達同士でショッピングにも出かけ たいだろうしと、少し気の毒に思って、ご本人のお話を聞くと、 寝たきりの「リク」の介護に一生懸命という感じでした。 お話を聞いて、涙ぐんでしまいました。 私の身近にも、トモコさんと同じように、 年老いた犬の世話をされている人が、結構おられるようです。 我家には、今、2匹の犬がいます。 元気いっぱいで、かわいい盛りの子達です。 しかし、この子達も、いずれ年老いて、 そして、寝たきりになってしまうかも知れません。 そんな時、年老いた私達が、この子達を介護してあげられるだろうかと、 真剣に考え込んでしまいました。 バロンからの贈り物。 2001/7/10 この前、天国に行った「バロン」のお話をしましたが、 あのあと、お嬢さんから、「バロンからの贈り物」のお話を聞きました。 バロンが生きていた間、一度も花を咲かせたことがなかったアジサイが、 今年は、素晴らしい花を咲かせたというお話です。 ご家族の皆さんは、「バロンからの贈り物だ」と、 大変、感動されたということです。 バロンが元気だった時は、 自分の背中や、手足の届かない所を掻く時に、 どうも、このアジサイを、「孫の手」がわりに使って、 ゴリゴリと、体をこすりつけていたようです。 そんなわけで、そのアジサイは、 花の蕾がついても、バロンの「孫の手」にされて、 とうとう花が咲かなかったということらしいのです。 これからは、毎年、バロンから、「贈り物」が届くのですね。 バロン、見えますか。 2001/6/1 知り合いのお家に、「バロン」という男の子のような名前の、ビーグル犬の 女の子がいました。 私は、バロンには、一度も会ったことがありませんが、 犬好きの、そこのお家のお嬢さんから、私の妻が、いろいろ聞いていて、 それを私に話してくれていました。 バロンは、お父さんに、とっても可愛がられていたこと。 こっそり、キャラメルを食べさせてもらっていたこと。 暑い夏の日に、散歩に出かけて、ダウンしてしまったこと。 目の病気で、遠くの病院へ通っていたこと。 そして、毎朝、お父さんの出勤を、かかさず、見送っていたことなど。 バロンがいたお家は、住宅街の中にあって、少しでも空き地が有れば どんどん家が建てられていく、というような場所でした。 ところが、バロンが毎朝、お父さんの出勤を見送って、追いかけて行く 場所だけが、ずーっと、空き地になったままだったそうです。 バロンが、亡くなるまで。 不動産屋さんも、バロンのために、家を建てずにおいてくれたのかも 知れません。 バロンは、きょうも、空の上から、 きっと、お父さんの出勤を見送っていることでしょう。 「バロン、 見えますか」 あなたの犬は幸せでしたか。 2001/1/27 児玉小枝さんの写真展「ラストポートレート」 先日、この写真展を見に行ってきました。 展示されていた写真を2枚ほど見たところで、胸がいっぱいになって しまいました。 私の隣で、女性が涙を流しながら見ていました。 1月5日の読売新聞に、この写真展を紹介する記事が掲載されました。 「あなたの犬は幸せでしたか」という、大きなタイトル文字と、 2枚の写真も、大きく掲載されていました。 1枚の写真は、目をつぶって幸せそうな顔をして、女性のヒザの上で、 抱かれている、「介護されている犬」の写真。 そして、もう1枚は、収容施設で、命を絶たれるのを待ちながら、 オリの中から、必死に何かを訴えている犬の写真。 この2枚の写真を見た瞬間、思わず涙がこぼれそうになりました。 人間に捨てられ、収容施設でガス室に送られる犬。 病気になっても天寿を全うするまで、家族同様に世話をしてもらう犬。 「犬は、飼い主を選べない」 犬を飼うということは、その犬の一生を責任をもって見届けてあげると いうことだと思います。 私のまわりにも、歩けない犬、目が見えない犬、耳が聞こえない犬、 そして、食べることもトイレも、世話をしてもらわなければならない犬、 そんな犬達を、 苦労と思わず、明るく世話をされている人達がおられます。 縁あって私達の家に来てくれた犬達を、裏切るようなことは、しては いけない。 私達に喜びや楽しみを与えてくれた犬達、 時には、私達を支えてくれた犬達、 そして、私達を信じてついて来てくれた犬達を、裏切ってはいけない。 あらためて、そう思いました。 「うちへ来て、幸せか」と、 いつも、そう問いかけながら、 私も、犬と共に生きていきたいと思います。 児玉小枝さんの写真展は、全国を巡回展示されているそうです。 お近くで開かれた時には、ぜひ、お友達を誘って、足を運んで下さい。 おわび 児玉さんには、ご了解を得ていませんが、 少しでも、児玉さんが訴えておられる、その「思い」を、 ご理解いただく一助になればと、写真展のチラシを掲載させて いただきました。 また、読売新聞の掲載記事も、一部掲載させていただきました。 あしからず、ご了承ください。
いつものところで、いつも会う。 2000/10/6 朝の出勤時、決まった時間に決まった所で、犬を連れた年配のご夫婦に 出会います。 暑い時も寒い時も、それこそ、雨の日も風の日もです。 もう7年ほど、続いています。 いや、この話は、 私が東京から、この地へ帰ってきてからの話ですから、 もしかしたら、このご夫婦は、 もっと前から、これを続けておられるのかも知れません。 いつも奥様が引綱を持たれ、その犬は、ご夫婦の間に入って、 元気よく歩いて行きます。 今年の春頃でしたが、 奥様が足を痛められ、杖をつきながら、足を引きずって歩いておられた 時期がありました。 その時、この犬が、奥様をいたわるように、ゆっくり歩いて行くのには、 大変感動させられました。 先日、私事で早めに帰宅しましたら、偶然にも、このご夫婦にお会いし、 朝と同じ光景を目にしました。 夕方も、朝と同じように散歩されていたのですね。 「山口達也のこっち向いてじゅのん!」(主婦と生活社) 読売新聞で、この図書(エッセー)が紹介されました。 新聞に掲載された、山口さんのコメントです。 触ったこともなかったので、以前は犬が怖かった。でも他のタレントさんの 犬を見ているうちに、かわいいと思うようになって、飼いたくなりました。 犬を飼って、心にゆとりが生まれました。 「じゅのん」の立場になって物事を考えるようになり、人との接し方も 変わりました。 犬はしゃべらないから、嘘をつかない。その分、こっちも素直になれます。 この本は、自分を育てるのに精一杯で、犬なんて飼えないという人に 読んで欲しい。悩みも無くなると思います。 でも、ちゃんと飼いきれる人でないと飼って欲しくない。 ペットを飼うということは、その動物の一生を預かるということ。。 犬としては野山を駆け回る方が幸せなのでしょうが、 僕の犬もペットとして、できる限り幸せに育ててやりたいですね。 |