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   冬の庭だより  2002年冬

      北風が、庭の木々を騒がせます。
      背の高い木は、歯を食いしばって、
      「おまえなんかに、負けないぞ」
      スイセンが、首を大きく振りながら応援しています。

      小春日和の日。
      霜をかぶって真っ白になっていた木が、
      陽にあたって、一斉に水蒸気を上げます。
      まるで、アクビをしているように。

      あっという間に、一日が終ってしまう冬の庭。
      元気なツバキやサザンカ達も、
      また、寒さをこらえて眠ります。

      

   庭作業の担当者より ひとこと

      芝生は今、茶色一色です。
      そんな庭で、転げまわって遊ぶ犬達は、背中に枯れた芝生をいっぱい付けて、
      そのままで帰って来ては、所かまわずブルブルして、枯れた芝生を撒き散らします。
      掃除をしても、掃除をしても、きれいにならず、ついつい、犬達を睨み付けてしまいます。

      
      今年も、芝生の庭に、「けもの道」が出来ました。
      茶色の芝生の上に、太い筆で、こげ茶色の絵の具で線を描いたような道です。
      体の大きい「シェーン」が、行ったり来たりする所だけが、芝生が踏みつけられて、
      水分を含んだ地肌が、むき出しになっています。
      「春になったら、そこから、芽が出るだろうか」と、心配になります。

      スイセンが、甘い香りを放っています。
      まだボケる歳でもないのですが、
      「こんな所に、誰が植えたんだろう」と、今年も、また、首をかしげる私です。
      きっと、夏に、草取りをした時、草と一緒に球根も掘り起こして、捨ててしまった場所に、
      しっかりと、根づいたのでしょう。


   

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