30/06/2002
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07/06/2002
全州ケンチャナヨ 1試合と半分 全州 晴れ曇り 10時40分の高速バスで全州へ。意図したわけではないが優等バスに乗る。座席幅、前後が広く快適。しかしバスそのものはかなり古い。走行距離はものすごいのだろうかな、と思ったり。高速道路にはバス専用レーンがあるために渋滞する車をしりめに快調に走り続ける。大田の手前で休息を取る。日本にあるようなサービスエリアだ。併設されているガソリンスタンドには「はんぐっちーっ ふぁいてぃん 16強へ」の弾幕などがあまり目立たなくかかっている。こちらも外に出て一服。間違いなく気温は30度をゆうに越えているが、乾燥しているため暑さはあまり感じられない。通常は15分ほどの休息時間だが、20分は停車している。どうやら運転手のおじさんはゆっくり昼ご飯を食べていたようだ。ケンチャナヨではある。
バスは料金所を過ぎてスタジアムの横を通る。試合までは4時間あるが街に行って戻ってくるのも少々めんどくさい。ここで降りられたらいいのだが。と、思っているとバスは一度、横断歩道にもなっているコンクリート製の韓国風の門の前で停車した。運転手さん曰く「ワールドカップ競技場です。降りる方いらっしゃいますか?競技場はあそこです」と指さす。僕はここぞとばかりバスを降りる。バスはそのまま高速バスターミナルへ向かっていった。
入口で靴を脱いで中に入るといっぱいのお客さんが“びびんぱっ”を頬張っている。僕はそのまま奥の部屋に案内された。めくちゅとびびんぱっを頼む。隣にはお年よりご夫婦が手持ち無沙汰に待っている。もう食べ終わったのだろうか?と思っていたが、結局びびんばっが運ばれてきたのは僕と一緒。おそらくスタジアムそばのこの店、こんなに人が集中して来たことがないものだから店の方は面食らってパニックになっていたのかもしれない。まあそれもケンチャナヨである。
スタジアム入口はN、E、S、Wとそれぞれ入口が分かれている。N入口から入る。チケットを確認し、荷物をチェックされ、X線のゲートをくぐる。たいてい鳴るのでもう一度検査。ボランティアスタッフ、警察ともに仕事そのものは一生懸命やっているがあまり厳しくない。ケンチャナヨなのだ。
えすぱーにゃ 3-1 パラグアイ。試合はパラグアイがいい形を作ってはじまった。エスパーニャの中盤でのパスを狙ってサイドに払い、クロスでFWにあわせる。後方からサンタクルスのポストを狙ってフィード。コンベンショナルな3バックでソリッドだ。その前にボランチふたり。サイドにふたり開いている。パパ・マルディーニが好みそうなスタイルだと感じる。エスパーニャは無理やりの攻撃を繰り返す。そんな中パラグアイの攻撃でオウンゴール。パラグアイのツボにはまった感がある。そのまま試合はパラグアイがプラン通りに進めていく。このまま行くのかしれないなあ、と思った。が、後半になってエスパーニャが逆転。試合は大味な雰囲気に。となりのブロックの韓国人エスパーニャ応援団はそれでも「エースパーニャ(だだんだ、だんだん)」といった応援を繰り返す。そのうち韓国代表の応援そのもののヘッドパッド入りになってきた。必死なのだろうか。そういえばハーフタイムにパンの配給があった。エネルギー使うよな。確かに…。 エスパーニャから来たらしいサポーターはカテゴリー1のバック側1Fとメイン側2Fに陣取っている。2Fの方にはバレンシアのマノーロおじさんが例の太鼓を叩いて1番前をわったかった(行ったり来たり)。僕の前に座っていたスペイン人らしいオヤジは試合が膠着するとマノーロおじさんにビデオを向けている。さすが有名人。
試合終了後そそくさと外へ出る。僕は夜0時44分発のムグンファでソウルまで戻ることになっている。仁川に着いた日、空港でグループリーグの全州の2試合および大田の1試合の帰りは予約をいれて乗車券を買っていたのだ。時間は夜8時。まだ時間は十分にあるが、さてどうやって全州駅まで出ればいいのか。だいたいシャトルバスの乗り場がわからない。たぶん高速バスを降りた方だろうと検討をつけて、公園の中を歩き始めたものの、どこにも看板らしきものはないのでいつのまにか道路まで出てしまった。すると、ちょんじゅよっ、と書いた看板がありそこには長い列が出来ていた。しかたなく真面目に列の最後へ戻る。戻る。戻る。戻る。戻る。チケット売り場のあたりになってやっと最後尾に。しかし、なんの指示も掲示もなく列がちゃんとできるというのはなんといったらいいか。最近の日本だと暴動でも起きそうな気がするけれど、まあ、そんなものか。ケンチャナヨである。1時間20分ほど列に並びやっとバスに。バスが発車したとき車内のテレビではベッカムがPKを決めていた。全州駅へ50分くらいと案内パンフレットやWebでのライターの記事に出ていたのでたいへんだなあ、と思っていたが、あにはからんや、バスは高速バスターミナルを経由して25分で全州駅へ着いてしまった。 駅について列車の時刻を確認すると臨時列車らしき便が二本ほどある。そっちに変更しようかと思って列に並んでみたが途中でもう午前1時代の列車しかないということがわかり、めんどくさいので素直に予定の列車で戻ることにする。3時間弱時間がある。どうしたものか。お腹もすいたのでどこかで食事でもとる事に。何軒か見たがイングランド対アルゼンチンの試合を見ている客でいっぱいだ。少し行くと一軒店があったのでそこにはいり、煮ブタとポッサムキムチの料理をいただく。非常においしい。煮ブタの脂身はすでにゼラチン化していて脂臭さはまったくない。ポッサムキムチの方は自然な甘味と辛さが心地よい。ソジュが合う。最後にスンドゥブを頼んでお腹いっぱいだ。 アルゼンチン 0-1 イングランド。とぎれとぎれでしか見ていない。コッリーナさんが、またPKを献上した。やはりオルテガがいるから、アルヘンティーナが嫌いなのだろうか?。それでもローマのサムエルがいるだろうに。とにかくもナイジェリアがさようならしてしまったのは残念だ。かわいそうに。 0時20分に駅に戻り、列車を待つ。列車の中はかなり暑い。ムグンファの椅子も固くて痛い。特別席か寝台にすれば良かったかとも思ったが、まあ、いいだろう。4時間ほどだ。持ってきた空気枕を使って熟睡。朝4時半にソウル駅着。タクシーで旅館近くまで戻り、シャワーを浴びる。今日はとくに予定がないので、寝るだけ寝ることにする。しかし、来週はこうやって帰ってから翌日はソウル近郊で。その翌日は遠出という日程。ハードかもしれないが、まあそれはそれで旅だ。ケンチャナヨということで。 |