カウンター
TOP
Streaming Format
Media Create
Media Delivery
Resource 
Contact



netwarp@live.jp


このサイト及びリンクについて

TOP


FireWire/IEEE1394とストリーミング
ビデオをPCに取り込むにはキャプチャーボード/カードが必要になります。最近はIEEE1394を使ったDVキャプチャーを使ったビデオ編集が盛んになって来ていますがIEEE1394、DVをストリーミングで使うためのノウハウとは?ということを考えてみましょう(^^)。
アナログ?デジタル?
  • FireWire/IEEE1394/ilink/DV端子
    • IEEE1394はアップルが提唱した規格で同社ではFireWireと呼ばれています(後に他のブランドでも正式にFireWireという名称なりました)。もともとSCSIなどに変わるストレージ系の接続方法として考えられた規格で500Mbpsという高速なデータ転送速度をもっています。
    • IEEE1394はWindows98SE版からOS側での対応がなされました。これはOHCIと呼ばれるIEEE1394をコントロールするための標準規格が実装されたためで多くの安価なIEEE1394ボードではWindows98SE版以後でなければ動作しないのはこのためです。
    • 現在はDVキャプチャーやHDD、CD/DVDドライブといったストレージ系デバイスを繋ぐという本来の使い方の他にもPC同士をつなぐネットワーク機能も利用されてます。
    • ハンディカムやHDDレコーダー、CS機器、PS2といったゲーム機器にも実装されPC以外への使用もされています。
    • ケーブルは4pinと電源供給を可能とした6pinがあります。
  • キャプチャーボードとしてのIEEE1394
    • これまでは動画を取り込むにはアナログキャプチャーと呼ばれる方式でデータを取り込んでいました。これはWindowsのマルチメディア機能であるVideoForWindowsを使ってPCにビデオデータをデジタル化して取り込む方式でビデオデータをコーデックを使用して圧縮してキャプチャーするものです。ここで取り込んだデータは avi(Video For Windows)となります。それに対してIEEE1394は簡単に言えばもともとデジタルであるDVの動画データを単にPCに転送するという方法を取っています(本来は5分の1という低圧縮されたデータですので厳密には転送では無いのですが)。こちらもデータはavi(DirectShow)ではありますがDirectShowを使用しているためボードの仕様により実態は前記したavi(Video For Windows)とは異なっています(コーデックの仕様によって異なります)。つまり標準的なaviでは無い=VFW互換では無いという図式が成り立ってきます。
    • OHCIを利用してる安価なボードの場合機器の制御はOHCI、DVコーデックはDirectXを使用します。この方式の利点は拡張カードを安価に製造出来ることですがDVキャプチャーはOSにWindows98SE、Meを使うかぎり2G/4Gの壁を突破出来ません。これが有名な4Gの壁です。
    • また汎用IEEE1394ボードではDirectShowを使っているため同じようなavi形式であっても実際はAVI Type1と呼ばれているaviのためDirectShowに対応していない古めのビデオ編集ソフトは使うことが出来ません。
    • IEEE1394ではデジタルデータを低圧縮で転送するため画質は非常にクリアーで高画質です。キャプチャリングはハイエンドのアナログキャプチャーに迫るほどですが安価にシステムを組めるため高クオリティーとコストパフォーマンスを兼ね備えています。また現在はHDDの容量、CPUのパワーともにDV編集を満足に出来るPCが手頃な価格で購入出来ます。
    • IEEE1394で取り込まれるDVフォーマットのデータは決まっており5分の1の圧縮率(ビットレートとして約25Mbps)と720x480という解像度、フレームレートはNTSCで29.97fpsとなっています。つまり汎用のIEEE1394ではどのボードを使ってもデータの質は基本的に同じことになります。
    • DV専用キャプチャーボードの場合はOHCIを使用せず独自のドライバで動作するために様々な面で仕様が異なって来ます(AVI Type2と呼ばれる形式のもの)。ミドルレンジからハイエンドのものは独自の仕様となっているためWindows98SE以後という制限もありませんしボードによれば参照AVI形式を使いWindows98系のOSででも2G/4Gの壁を越えてキャプチャー出来るものもあります。プラグインなどを使用することで一般的なビデオ編集ソフトも使用出来るといったものです。但し後述するようにストリーミングにはこういったDV専用キャプチャーボードは使用出来ません。これはHelixProdcucerWindowsMediaエンコーダーがOHCI上で動作するMicrosoft DV Camera and VCRにしか対応していないためです
  • Video For Windows非互換のIEEE1394
    • なんだかややこしい話になって来ましたが用はIEEE1394はVFW互換では無いということです(^^)。つまりDirectShowに対応していないビデオ編集ソフトではIEEE1394でキャプチャーしたAVIは使えません。但し現在発売されている大部分のビデオ編集ソフトはすでにDirectShowに対応しているためそれほど問題では無いでしょう。また使いなれたビデオ編集ソフトがDirectShowに対応していなくとも相互にAVIを変換するソフトも多数ありますのでこちらを活用するのも一手です。
    • 以前のRealProducerからでは直接IEEE1394ボードを使ってキャプチャリングやライブ配信には使用出来ません。但しRealProducer8.5はIEEE1394でキャプチャーしたAVI2.0の読み込みは可能ですのでエンコードすることは出来ます。現在のHelixProducerでは正式にIEEE1394デバイスに対応しました。もしDVを使ったストリーミングを行ないたい場合はHelixProducerを使用しましょう。
    • WindowsMediaエンコーダー7以降ではIEEE1394に対応しています。もっとも対応しているのはマイクロソフト社のドライバ、Microsoft DV Camera and VCRというドライバを使ったもののみで他社のDV専用ボードには非対応となっています。専用ボードの方には使えない方法です。
  • 実際にどう使うか
    • 私が使用しているDVキャプチャーボードはカノープスのDVStorm-RTというものでハードウェアDVコーデックを搭載しておりアナログの素材もDV形式でキャプチャーすることが出来ます。DVだけでは無くこれまでの素材からも変換無しで取り込むことが可能なんですね(^^)。
      またプラグインを使用することでAdobeのPremiereやUleadのMediaStudioProも使用することが出来ます
    • OHCIに対応した安価なボードの場合でも最近は対応するビデオ編集ソフトも多く出まわりストリーミングやMPEGへの書き出しもサポートしています。こういった状況を考えるとDVカメラを持っているならIEEE1394はお薦めですね。
      そして前記しましたが汎用のOHCIのIEEE1394であればHelixPropducerWindowsMediaエンコーダーで直接ライブ配信等で使用することが可能ですから一考する価値はあります。
  • インターレスとブログレッシブ
    • さてIEEE1394、DVと見てきましたが私がどうしても許せない部分もあります。それはDV機器からキャプチャーした素材のインターレスについてです。ご存じのように通常のTVではインターレス、走査線を交互に描いていく方式ですがDVではこういったTVで見ることを前提としているためキャプチャーした素材にはブレたような線が入ってしまいます。動きの速いものは特に酷くこれらDVキャプチャーしながら完全に取り除くことは出来ないようです。
    • Premiereではこのインターレスの画像を奇麗にしてくれるオプションもありますが処理時間がかかることと完全に奇麗に取り除くことは出来ないのでちょっと困ってます注)またReal、WM双方ともエンコードツールにインターレスの除去の項目がありますがやはり完全にDVから取り除くことが出来ないようです。(これは元データのDVがサイズが大きいため目立ってしまうから)
    • 完成したものをDVテープなりにしてTV見るにはこの方法は間違ってはいませんがPCで見るだけの場合は非常に見苦しいと思います。私はPC上でのみ見る映像はまた新たにアナログキャプチャーから取り込んで加工するようにしています。なんだかとっても面倒ですが(^^;)。

       
      注)追記になりますがPremiere6.0でのインターレス除去機能は強化されました。処理に時間はかかりますがある程度満足の行く状態です。
      インターレス画像のサンプル
      これがその画像、インターレスの恐ろしさです(^^;)。

DVカメラを使ったライブ配信
  • RealMediaの場合は?
    • ストリーミングの両巨頭、RealMediaWindowsMediaですが先に触れたように以前のRealProducerではVFW互換でなければ基本的にライブ配信は出来ません。現在のHelixProducerでは正式に対応しました。今後はこちらに移行するものと思われます。
    • Mac用のライブ配信ツールで有名なSorensonBroadcasterのWindows版が現在β版として試すことが出来るそうです。こちらはQuickTimeを使ったものではあるのですがRealSever8がQuickTimeに対応しているためライブ配信をすることが出来るわけです。
      ちなみにQuickTimeStreamingServerにはオープンソース版のDarwinStreamingServerもありますので揃えれば非常に安価にシステムを組むことが出来るようになっています。
  • WindowsMediaの場合は?
    • WindowsMediaの場合、IEEE1394ボードはライブでもオンデマンドでのコンテンツ制作でもWindowsMediaエンコーダーを使う限り問題はありません。ただ配信用の専用サーバは無償とはいえWindowsNT系のServer版が必要になります。エンコーダーはサーバ機能も備えますが多くの点で使いにくいのも事実です。
    • 汎用IEEE1394ボードのみではありますがストレージ系も使えるインターフェースとして安価なボードを入手してもいいかもしれませんね。
      WindowsMediaエンコーダー
      • ビデオの所にMicrosoft DV Camera and VCRと入っているのが確認出来ます。
  • ライブ配信の実際
    • 現行のHelixProducerWindowsMediaエンコーダーではIEEE1394デバイスを使ったDVカメラからのライブ配信を行なうことは可能です。但しDVフォーマットをライブ用にエンコードするには多大なCPUパワーを必要とします。アナログであればキャプチャリング時に解像度の変更やフレームレートの変更が出来ますがDVの場合は変更が出来ません。巨大なDVフォーマットのデータを処理するのに手間がかかるわけです。これらの対処法としてはエンコーダー側のモニターを使用しない、エンコーダーのあるPCは他の作業はさせないといった点を気をつけるしか無いのかもしれませんね。

ストリーミ ング保存ソフトMPX Gyao、DMMなど主要サイトに対応