ストリーミングフォーマット
ストリーミング用フォーマットは現在主に3つフォーマットが利用されています。それぞれ低ビットレートでの高画質化を目指していますが方向性が異なります。またMPEG4の登場により今後大きな変換期を迎えようとしています。
RealMedia
- RealMediaはRealNetworks社が開発したストリーミングに特化したフォーマットで現在No1のシェアを持っています。もともとストリーミングの創世期から同社はストリーミングラジオ等でその技術力を発揮してきたため絶対的な信頼性を持っています。当初はマイクロソフトと強調姿勢を示しておりRealMediaとWindowsMediaそれぞれが相互互換性のあった時期もありましたが大幅な機能拡張を遂げたRealPlayerG2発表移行は強力なライバル関係になっています。
- RealMediaはWindowsMediaやQuickTimeが特定OSに依存した部分があるのに対して当初からオープンなマルチプラットフォームを貫いています。また機能限定ながら再生、制作、配信までの全てのツールが無料で揃えられる点も高い人気を誇る点です。
- 配信にはオープンで標準的なRTSPプロトコルを使用しSureStreamというマルチビットレートをサポートしています。これにより安定して高品質のストリーミングを楽しむことが可能となっています。
- RealPlayerG2以降にはSMIL環境も装備され強力なマルチメディア機能を有しています。
- 04年1月現在、最新版はHelixPlatformという総合的な環境で通信衛星を使ったグローバルな配信もサポートしています。さらにPDAや携帯端末、ゲーム機等へのサポートも開始されたことで正に最大規模のストリーミング環境を提供しています。
- コーデックに関しては04年1月、最新のRealVideo10が登場しました。これを実装したHelixProducerがまもなく正式公開される予定です。。
- 同社は競合フォーマットであるQuickTimeやMPEG4、3GPP、3GPP2さらにHelixPlatformからはWindowsMediaまでもサポートされました。
- オープンソースプロジェクトの一環としてRealMediaのプレイヤー、エンコーダー、サーバがそれぞれHelixコミュニティーからHelix DNA Platformという名称でソースコードが公開され登録すれば誰でも入手出来る環境が整っています。
WindowsMediaTechnologies
- WindowsMediaは各WindowsOSに標準で搭載されているマルチメディア機能でプレイヤー、エンコーダー、配信サーバ、コンテンツ保護まで含めた総称です。もともとはNetShowというビデオ会議システムから派生したもので基本的なAPIであるDirectXを中心にしたシステムとなっています。最後発ながら独占的なOSに標準装備されているためあっという間にシェアを延ばしてきました。
- MPEG4の技術を応用したMS-MPEG4とASFファイルフォーマットで本格的にストリーミングに対応してきましたがRealMediaやQuickTimeほどのマルチメディア統合機能は無くさらに独自規格を押し進めています。
- WMのAPIであるDirectShowはDirectXの機能の一部ですがフィルターと呼ばれる様々な機能を追加することで拡張することが可能です。またaviと同じDirectShowをAPIに持つため明確な差別化が難しくなって来ているようにも感じます。
- 最新環境はWindowsMedia9でHDなみの高画質と音声の5.1チャンネルの実装、バッファリングの無い環境、更なる効率化と高品質化を達成しました。
QuickTime/MPEG4
- 基本的にQuickTimeにはストリーミングに特化したものではありませんがプログレッシブダウンロードが行えるため以前から擬似ストリーミングとして使用されてきました。ver4からは本格的にストリーミングにも対応しています。
QuickTimeは前記したように強力なマルチメディア機能を搭載しこれらをストリーミングで使うことも出来ます。またISMA
MPEG4コーデックの搭載によりRealMediaやWindowsMediaにも対抗出来るだけの魅力を持つに至りました。MPEG4コーデックはQuickTime用のコーデックとしても使用することも出来ます。
- 配信用のQuickTimeStreamingServerが現在オープンソースのDarwinStreamingServerとして無償公開されまた配信用のライブエンコーダーQuickTimeBroadcasterもMacOSXのみですが無償で使えますので安価にストリーミング環境を整えることも可能です。
- SMIL機能やMPEG4コーデックを搭載しているため今後はインタラクティブな方面でも使用される機会が増えてくることでしょう。実は一番期待しているフォーマットでもあります(^^;)。
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