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マルチビッチレート
専用のストリーミングサーバと専用プロトコル(RTSP、MMS)を利用することでマルチビットレートと呼ばれる機能を使うことが可能となります。一つのファイルに複数の回線速度用のコンテンツを含めるこの機能についてみていきましょう。
マルチビットレートについて
- マルチビットレートはその名の通り複数のビットレートを一つのファイルに収めたものです。通常はISDNなら64k、ADSLなら150kというように回線速度に合せたものを複数用意しユーザーに選択して視聴してもらいますがマルチビットレートであれば64k用と150k用を一つのファイルだけで済ますことが可能です。これはコンテンツを作成する側としても一回のエンコードで済ますことが出来るため作業を単純化することも出来ますしコンテンツの管理も楽になります。但しこれらの機能を使うには専用のストリーミングサーバが必要となります。
- ストリーミングサーバと専用プロトコル
- ストリーミングサーバ、RealNetworks社のHelixUniversalServerやマイクロソフト社のWindowsMediaサービス(Windows2000Serverや2003Serverなどに実装されているストリーミングサーバ機能)ではそれぞれにマルチビットレート機能を有しています。これらのサーバからストリーミングに特化したRTSPやMMSといったプロトコルを使用することでマルチビットレートの機能を使用することが可能です。RealNetworks社、マイクロソフト社、両者のマルチビットレートに関しては考え方が大きく異なっています。どちらにも長短がありコンテンツよって使い分ける必要があります。
- RealMedia - SureStream
- SureStreamはHelixUniversallServerの持つ機能を使ったものでRealMediaに対して使用することが出来ます。SureStreamでは自動で回線速度に合せビットレートを落とすという機能があり回線が混雑している場合下位のビットレートへ自動で切り替えてくれます。これによりトラフィック等でも極力バッファリング等による中断を抑えることが可能となります。但しSureStreamでは画面ザイズは変えることが出来ません。つまり150kで320x240でエンコードした場合、下位の56kでも320x240のコンテンツということになります。
- WindowsMeida - インテリジェントストリーミング、マルチビットレート(MBR)
- WindowsMediaで使用出来るマルチビットレートストリームはネットワークの混雑時にも最適な品質を配信出来ます。コンテンツへのアクセス時にその時点で最適と思われるビットレートを選択し再生しますが混雑が酷くなった場合ストリームのビットレートが間引きされフレームレートが減少します。これでも対処出来ない場合はビデオ部分のストリームの配信を停止しオーディオのみを配信する仕様となっています。これらはWindows.NET Server2003のWindowsMediaサービス9シリーズを使用した場合に有効です。但しHelixUniversalServerでもWindowsMediaの配信をサポートしていますので同様の機能は使えるようです(両サーバの機能的な差は私には判断出来ません)。
- WindowsMedia9からマルチビットレートで画面サイズを個別に指定することが可能となりました。これにより一つのコンテンツ内に複数の画面サイズを含めることが可能となります。これはRealMediaには無い大きな違いです。自動でクライントに最適なビットレートと画面サイズが選択されるというのはユーザー側としては非常に便利な機能ですね
- どのように使うか
- RealMediaとWindowsMediaでの違いは上で述べた通りですがではこれらをどう使い分けるかということになります。無論基本となるフォーマットが異なるため単純に使い分けるわけにもいきませんが参考程度にしてみてください(^^;)
- まずSureStreamですがやはり最大の回線速度を常に使うことを考慮すべきだと思います。150kであれば150k推奨としあくまで下位ビットレートは安定した配信の際の機能と捕らえるべきでしょう。画面サイズも同一ですから回線速度が遅いものは画面サイズを落として使うべきです。つまりSureStremではブロードバンド用とナローバンド用は別に作成すべきでしょう。
- これに対してWindowsMediaはどの回線速度でも使えるものです。最初のアクセス時に最適な回線速度と画面サイズを選びますのでユーザーとしても判りやすいものとなっています。またブロードバンド用500kもアナログ54kも全て同一ファイルにして管理が出来ますのでコンテンツ制作者にとっても作業を楽にすることが出来ます。
SureStream RealMedia
- SureStreamでエンコードする HelixProducer編
- SureStreamコンテンツの作成方法はHelixProducer、RealProducerで異なりますので注意してください。まずはHelixProducerでの作成法を紹介します。HelixProducerではデフォルトでSureStream機能がオンになっています。まず起動画面の右真中あたりにあるAudiencesのボタンをクリックしてください。すると下記のような画面が出ます。
- 右側の窓に複数のビットレートが入っていてその上側にAudiences in job 3 (SureStream)と書いてあるのが判ると思います。この状態で3つの回線速度が選択されているわけです。フリー版のHelixProducerBASICでは選択出来るビットレートは最大3つまでです。目的のビットレートを選択後通常通りにエンコードすればSureStream用コンテンツの作成はOKです。
注)HTTPでの配信の場合RealVideo9ではSureStreamで作成されたファイルは再生出来ないことに注意してください。HTTPでの配信は必ずSingleRateでエンコードします。
- SureStreamでエンコードする RealProducer編
- 以前のRealProducerを使う場合ですがMulti-rate SureStream for RealServerG2の項目にチェックを入れるとSureStreamを使用したファイルをエンコード出来ます。
- 次の画面でHelixProducerと同様に作成するファイルのビットレートを選択します。しかしここで一つだけビットレートを選択しても実際は3つの帯域でエンコードを行います。つまりMulti-rate SureStream for RealServerG2を選択した時点で3つの速度で自動的にエンコードされることを意味しています。複数の回線を選択した場合はこの3つに選択したビットレートが追加されていきます。なおHelixProducerと同様にフリー版のBASICでは選択出来るビットレートは3つまでとなります。
- 下記の図ではISDN用に一つだけのビットレートを指定しましたがご覧のように3つビットレートの異なるものが表示されているのが確認出来ます。これで回線がトラフィック等で安定性を欠いた場合自動で下のビットレートのファイルに切り替えが出来るという仕組みです。
インテリジェントストリーミング、マルチビットレート WindowsMeida
配信プロトコルとHelixUniversalServer
- RTSP
- RTP(Realtime Transport Protocol)は、マルチメディアデータストリームのパケットフォーマットであり、RTSPやH.323のプロトコルのデータ部分に使用されます。またRTSP(Realtime
Transport Streaming Protocol)は、停止、早送り、巻き戻し、指定した位置からの再生といった“VCR形式”の制御機能を提供します。これはHTTPでは再現できない機能です。
- またRTSPで配信されるコンテンツは保護されておりコピーや保存を行うことが出来ません。制作者側からするとユーザーの手元にファイルが残らないため非常に有益なシステムになっているといえます。
- 配信用のプロトコルに関してはこちらも参照してください
- HelixUniversalServerを使うということ
- SureStreamを使うには前記した通りHelixUniversalServer/RealServerが必要です。とはいってもそんなものは無いよ、と言われるかもしれません。しかし一部プロバイダーではRealServerを使うことが出来るんですね(^^)。今回は@niftyからRealServerを使った配信をしてみましょう。まぁ難しいことは置いといてサービスでの使い方はそれぞれの案内を読んでファイルを送ってみましょう(^^)。@niftyではrtspで始るアドレスが重要ですので確認してみてください。
- @niftyではRealServer8が稼働しているのが判ります。
- Sample NETWARP LOVE LIVE 2001 Promo Video
- SureStream配信時のステータス
- HelixUnioversalServer、RealServerでの配信時のステータスの様子です。RTSP配信時は状況によりレートが上下していることが確認出s来ますがHTTP配信時は一切変動が無いことが判ります。
- RealServer8での配信の様子。帯域を使い切っているのが判ります。またレートが回線の状況で変動しています。
- G2による配信の様子、回線の状況にもよよりますが8より変動が激しく安定的では無いように思えます(もっとも再生には影響は無いです)
- HTTP配信の様子、回線の変動も無く帯域を使い切っていないのが確認出来ます。
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ストリーミ
ング保存ソフトMPX Gyao、DMMなど主要サイトに対応
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