PHSとノートPCでライブストリーミング

ダイアルアップを使用するストリーミングで一番具体的で実用性のある使い方がPHSを使った方法でしょう。難しいように感じますが外部にRealServerが確保出来れば意外に簡単に出来ますので参考にしてみてください(^^)。

PHSとノートPCを使ったライブ配信 | LIVE365.com
StreamingServerを使ってみる | Live Camera


まずは準備

 外部からPHSを使っての配信ですので今回はノートPCとPHSのデータカード、そしてUSB接続のカメラを用意しました。それぞれの詳細は下記を参考にしてください。
  • SONY VAIO PCG-SR9G/K
    • PentiumⅢ700、128MB 、Win2000、RealProducer8.5BASIC
  • Docomo P-in m@ster
  • USB Camera Che-ez! SPYZ
  • RealServerBASIC
 VAIOにはライブ配信用にRealProducerを予めインストールしておきます。PHSは手持ちがDocomoの製品であり64kで通信出来るエリアが非常に狭いため今回は32kで行っています。また帯域が少ないため配信したコンテンツは動画のみで音声は入っていません。
 配信用にRealServerを自宅サーバに用意しました。自宅サーバの構築についてはこちらをご覧ください。
 
RealProducer側の準備
 今回はRealを使ったライブ配信を行うためRealServer、RealProducerを使用します。RealProducerの使用方法はエンコードの方法を参考にしてください。以下ではライブ配信についてのみ紹介いたします。
PHSについて
 前記してある通り私の手持ちのデータ通信カードはDocomo製です。DocomoのPHSは通信エリアが狭くさらに64kでの通信は都心と主要都市の一部ですので実際はさほど使用出来ません。但しi-mode等Docomoの携帯電話を持っている方はファミリー割引を適用することで非常に安価に使用出来ます。また現在加入しているプロバイダーを使用しなくともmopera経由で通信料金のみで全国で使用出来ますので割り切って使うには便利かもしれません(値崩れも起して
 PHSは現在DDIのH"が128kという高速通信を可能にしていますので金額は張りますが高速通信を行いたいかたはこちらを使用した方がいいかもしれませんね。



ソフトウェアの設定

RealProducer
 ライブストリーミングを行うためにノートPCにRealProducer、サーバPCにRealServerを用意しました。それぞれ無償のBASIC版です。
ライブ配信の設定
 RealProducerの基本的な使い方は通常のエンコードと同じですが一部異なっている部分もあります。順を追って説明いたしますので参考にしてください。

  • 起動後のウィーザードが出たらLiveBroadcastを選択します。OKをクリックすることでオーディオ、ビデオのディバイス選択画面、タイトル等の情報入力画面になりますので任意に入れてください。
  • 入力ディバイスのビデオですがRealProducerの場合VideoForWindowsに対応したものでなければ認識されません。というわけでIEEE1394等に繋いだDVカメラは使用出来ないので注意してください、Mac版においてはFireWire経由(IEEE1394)でのDVもサポートしているそうです。


  • FileTypeではせっかくRealServerがあるのですから上のMultiRateSureStream~を選択しましょう。但しPCに負担が増えますので場合によってはSingleRateを選択するのも良いかもしれません。


  • TargetAudienceではビットレートを指定します。MultiRateSureStreamを選択しているので複数のビットレートを選択出来るのですがPHSの速度を考え今回は28kModemだけを選択しています。もし64kのサービスエリアであれば56kModemあたりを選択しましょう。
  • PHSの表記が64kということですのでついSigleISDNを選択したくなりますが実際にはオーバーヘッドもあるため安定した配信を行うには56kまでになると思います。
  • 次へをクリックすることでビデオとオーディオのクオリティ設定画面になりますので任意で選んでください。


 MediaServerはライブ配信時に設定を行います。各項目は下記を参考にしてください
  • RealServer
    • RealServerのあるPCのIPアドレス、もしくはドメイン名を入力します。
  • ServerPort
    • 通常デフォルトの場合で4040となります。
  • Filename
    • 配信するファイル名です。
  • Username、Password
    • RealServerに登録しているユーザー名とパスワードになります。
  • ArchiveBroadcastToFiles
    • 選択することでライブ配信しているビデオを保存することが出来ます。
 次へをクリックすることでこれまでの設定確認画面、そしてウィーザードが終了しRealProducerの画面となりますのでStartをクリックすることで配信が開始されます。
 もし配信中にRealServerからのエラーメッセージが出て中止されてしまう場合はネットワーク障害が出ているかユーザー情報等が間違っている場合がほとんどです。
 またRealServer側では4040のポート、UDPで使用する任意のポートを開いておく必要があります。またUDPはファイアーウォールによって使用出来ない場合もありますので注意が必要です。
オプション設定
 ウィーザードを使っての設定以外にRealProducerにはライブ用のオプション設定も存在しますのでこちらも紹介いたします。

  • オプションの設定はOption→Preferencesから行います。SureStreamタブを選ぶと上の画面が開きます。PlayerCompatibilityではRealPlayerG2以前のver5.0に対応したコンテンツの配信をおこなうかどうかの設定です。
  • 下側、Emphasize~は回線速度が低下した場合オーディオ、もしくはビデオどちらかを優先して再生させるためのオプションです。但しどちらも無償のBASIC版ではデフォルト設定から変更出来ません。


  • LiveBroadcastではライブ配信にUDPを使うか、TCPを使うかの設定が行えます。デフォルトはUDPでReal社の推奨となっています。これはネットワークの情況で選択してください。
Server側の設定
 Server側ではデフォルトのまま特に設定を変更しなくても大丈夫になっています。詳細はRealServerの構築を参考にしてください。
Player側の設定、HPでの設定
 配信されているビデオを見る場合の方法です。詳細はRealServerの項でも紹介していますのでこちらもご覧ください。
 RealPlayerから直接アクセスするには下記のようにアドレスを入れます。まずプロトコルにRealServerからの配信であるRTSPを記載します。rtspのポート番号、デフォルトは554とライブ時に使用するマントポイントとして必ず/encoder/を入れます。
  • rtsp://server名:rtspポート番号(通常は554)/encoder/ファイル名
    • 例 rtsp://netwarp.com:554/encoder/video.rm

 ライブ配信をHP上のリンクとして見る場合は何通りかの方法があります。それぞれに基本は同じですのでよく確認してください。
 まずはRealServer独自の機能であるramgenを使う方法です。ramgenはメタファイルのramを自動で生成する機能でHTTPプロトコルを使用します。HTTPを使用するためここで記載されるポート番号は80か、8080となります(通常80はwebサーバが使用するため8080が事実上のデフォルト)。これらをHPにリンクとして記載します。
  • http://server名:httpポート番号(通常は8080)/ramgen/encoder/ファイル名
    • 例 http://netwarp.com:8080/ramgen/encoder/video.rm
    • ramge機能はダイナミックDNSとルーターを使ったネットワークでは問題を起します。詳細はこちらをどうぞ
 もう一つがメタファイルのramを使う方法です。これはrtsp~始るアドレスを使います。テキストエディタでコンテンツのアドレスを入れ拡張子ramで保存しそのramファイルにリンクを張る方法です。ramに関してはこちらをご覧ください
Sampleを見てみる
 では実際にPHSとノートPCを使って配信したビデオを見てみましょう。今回はライブで配信したものをArchiveBroadcastToFilesを使って同時にファイル化したものです。32kという帯域ですので音声は入ってません。
 またオンデマンド用になっていますので上記のアドレスとは記述が異なりますので注意してください。


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