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Mobileで動画を楽しむ
現在、各携帯キャリアにおいて大容量データのやりとりが出来る第3世代、3G対応携帯電話が販売されています。こういった携帯電話やPDAでの動画再生、ストリーミングについてまとめてみました。ちょっと特殊な動画再生環境について考えてみましょう。
3G端末携帯電話
  • KDDI CDMA 1X/CDMA 1X WIN
    • 真っ先に3Gに対応したのがKDDIです。その動画フォーマットは以前から使われている独自フォーマットのAMCと1X WIN端末に搭載された3GPP2です。
    • AMC
      • フォーマット:AMC(MP4準拠)
      • ビデオ:MPEG4
      • 音声:QCELP / MP3
    • 3GPP2 1X WIN端末
      • フォーマット:MP4準拠3GPP2
      • ビデオ:MPEG4
      • 音声:AAC / AMR / QCELP
  • Vodafone Global Standard
    • J-PHONE時代から独自にNancyコーデックを基にした写メールを使用していましたが3G端末となってからは3GPPに対応しています。
    • 3GPP
      • フォーマット:MP4準拠3GPP
      • ビデオ:MPEG4
      • 音声:AAC / AMR
    • Nancy
      • フォーマット:Nancy
      • ビデオ:Nancy
      • 音声:AMR?
      • Nancyに関してはドキュメントが少なくハードウェアに実装されているものが大部分のようです。
      • オフィスノア
動画を見るために
  • 各キャリア内でも端末により動画の扱いが異なります。ネット上での再生、メールへの添付、メモリーカード内への保存、テレビ電話機能等様々ですのでマリュアルをよくみて下さい。特にメモリカード内からの再生の場合、決められた名前を付けないと認識、再生してくれません。フォルダー、名前、拡張子などをよく確認する必要があります。
  • 上記の通り各キャリア別でみるとどのキャリアでもMPEG4準拠フォーマットが用意されていることになります。しかしそれぞれに独自拡張されておりそれぞれに互換性は取れていないのが現場です。これまでの一番も問題は音声側のコーデックの違いでこれにより再生が出来ないものが多かったようですが3GPP、3GPP2はかなり近いフォーマットであるため互換性に関しても徐々に解消されていくと思われます。

携帯電話用に動画を作成する
  • SPOTXDEPRO
    • 現在このASFフォーマットのi-motion用にエンコード出来るツールとしてカナダのVoiceAge社からSPOTXDEPROというエンコーダーを使用することが出来ます
    • ASFファイル自体は動画コーデックにISO-MPEG4、音声コーデックにAMR(M-stageのeggyではWM7でもOK)を使用しています。またモバイルプロファイルを付与する必要があります。
    • 具体的には前記したようにMPEG4コーデックを利用したASFファイルでWindowsMediaエンコーダーでも動画部分だけは作成することも可能です。しかし音声側のAMRコーデックがWindowsMediaエンコーダーでは使用出来ないため実際にFOMAで再生出来るかどうは疑問が残ります(実機が無いのでテストが出来ません、誰かFOMAをお持ちの方、ご連絡ください)
    • 再生に関しては無償のコーデックを使用することでWindowsMediaPlayerで可能です。
    • SPOT XDE PROのエンコード方法(以下の解説は古いVerのSPOT XDE PROのものです)
      • 使用方法は非常に簡単でマイク、ビデオカメラのアイコンをクリックして読み込ませたいファイルを選択しエンコードボタンをクリックするだけです。サポートしているファイルは各avi、wav等です。またasfファイルも読み込むことが可能です
      • 起動後の画面、左上のマイク及び下のビデオカメラのアイコンをクリックすることで変換するファイルを選択します。

      • 設定をクリックすることでマニュアルでの設定を行うことが出来ます。マニュアルとはいっても実際はそれほど選択出来る項目はありません。
      • 上部タブメニューからは他に作者情報、既存のファイル、そしてプロファイルというものを選ぶことが出来ます。重要なのはプロファイルでi-motion用、M-stage用の二つから選択することが可能になります。M-stageではストリーミング用に設定することで容量は無制限にダウンロードを選択することで200kbまでのコンテンツの作成が可能になります(エンコードセッションでファイルサイズ制限を手動にする必要があります)。
      • このツールで一番有効なのはモバイルプロファイルの付与でWindowsMediaエンコーダーでは標準ではプロファイルを付けることが出来ませんので注意してください。WindowsMediaエンコーダー側ではWindows Media 7 Resource Kit Beta 3内のmobile.exeを使用することでプロファイルを付与することが出来ます。詳細はマイクロソフトのモバイルプロファイル作成のページを参考にしてください。
    • Sample "Acid" from NETWARP some material
  • ezmovie作成ソフトLite
    • EZムービー作成用ツールとしてauから無償公開されていたのがezmove作成ソフトLiteです。残念ながら現在は公開されていません。
    • ここには実際にエンコードに使用するezmovieコンバーターLite、またテロップを作成するezmovieテロッパLite、再生するためのezmovieプレーヤLiteが収録されています。Lite版ということでエンコーダー側ではMP3を音声ファイルに指定することは出来ません。
      • まずは実際にエンコードに使用するezmovieコンバータLiteを使用します。
      • サポートしているファイルは以下の通りです。AVI、WAV、QuickTime形式(MOV)、MPEG形式(MPG、MPEG、MP3、MPGA)、Windows Media形式(WMV、WMA、ASF)。
      • 使用方法は非常に簡単で変換したいファイルを選択しEメール、ショートストリーミング、ダウンロードの3つから選択することで最適な設定になります。

      • ezmovieテロッパLiteを使用することでビデオファイルにテロップを挿入することが出来ます。このテロップにはリンク機能もあり選択することでWebサイトやメールへ直接リンクさせることが可能になります。
  • Nancyコーデック
    • FOMAやezweb以前からPDA向けの動画コーデックとしてオフィスノアが開発したNancyCodecがシャープのザウルスに搭載されていました。現在このNancyCodecはVodafoneの機種に実装されています。FOMAもauも基本的にMPEG4に準じたコーデックを採用していますがNancyCodecはまるっきり別のもので非常に軽いプログラムとなっているそうです。ザウルスへの搭載もPDAでリアルタイムエンコードが可能な唯一のコーデックとして採用された経緯もあり今後は携帯電話へも広く採用される形式と期待されています。
    • NancyCodecはロスレス圧縮(可逆符号化・情報を保ったままのサイズ圧縮)で元の3分の1から10分の1程度に圧縮できるそうです。さらに注目したいのは実行するプログラムが非常に小さいことでプログラムエンジンがたったの60KBしかありません。全キャリアのWeb対応携帯電話への動画ライブ配信を行え携帯Javaへも対応されています。但し現在このサービスは行われてはいないようです。
    • 現在はハードウェアに実装された状態でザウルス等、シャープの一部製品にのみ搭載されておりPC上で手軽にファイルの作成は出来ない状態です。HPではエンコーダーであるProducerの告知はされていますが実際のダウンロードは行なえません。
  • pvAuthor Lite
    • パケットビデオから販売されている3GPPコンテンツ作成ソフトでFOMAに特化したものとなっています。エンコードはいたって簡単で出力設定も選ぶだけですので手軽にFOMA用の3GPPコンテンツを作成出来ます。但しマニュアルでの設定は出来ないようです。
  • Helix Mobile Producer
    • RealNetworks社からは3GPP、3GPP2コンテンツ作成用にHelix Mobile Producerが販売されています。詳細は不明ですが同社のHelix Producerと同様の使い方でエンコードが出来るものと思われます。同社はMobile専用にソフトウェアを揃えていますので本格的な配信を行ないたい場合は下記アドレスから参照してみてください。
  • SD-Video
    • 各携帯キャリアの中でもPnasonic製の携帯電話ではSD-Videoの再生が行なえるものがあります。SD-VideoはメモリカードのSD規格の一つですが同社の家電製品に多く採用され特にHDD/DVD-RAMレコーダーにはSDスロットが付いています。これにより手軽にSD-Videoへ変換出来るようになっています。

3G端末以外への配信とサービス
PDAでの動画再生
  • PDA(Personal Digital Assistance)と呼ばれる携帯端末には大まかに数種類の系列があります。Windows系OSのPocketPC、SymbianOS、PalmOS、LinuxOSそれぞれを実装したものです。この中で私が持っているものはPocketPC2002のDocomo museaですので以下はこのPocketPC2002端末であるmuseaについて実証したものであることをご了承ください。
    • Docomo musea
    • WindowsMobile
      • PocketPC2002はWindowsMoblieというWindowsファミリーの一つと位置付けされたシステムです。PDAでありながらWindowsと高い親和性がありそれぞれのファイルを読み書きすることが出来ます。現在は最新のPocketPC2003が公開されています。PDAはCPUの違いはアプリケーションの違いとなりバイナリから異なります。そのため新規にアプリケーションをインストールする場合必ず自分の持っているCPUに対応したアプリケーションをインストールする必要があります。

PocketPC2002で使用出来るプレイヤーと再生出来るメディア形式
  • PDAでは多くのビデオフォーマットをサポートしています。外部メモリカードやネットワークカード、カード型モデムを使うことで簡単なビデオ再生機器としても十分使えます。特に大容量化が進んだメモリカードを使えば多くの長時間のビデオ視聴も可能でしょう。
  • 最大の問題としてはQuickTimeの再生が出来ません。もっとも携帯端末に力の入っているMPEG4が満足に再生出来る環境が無いというのはちょっと意外ですね。
  • WindowsMediaPlayer for PocketPC
    • PocketPC2002には標準でWindowsMediaPlayerが含まれています。標準搭載のPlayerVer7.1はアップデートをすることでVer8.5となりますが最新のWindowsMedia9はフルサポートではありません。
    • ビデオコーデックはWindowsMeidaVideo8まで、オーディオコーデックはWindowsMediaAudio9までサポートしていますがビデオ用の音声は32kbps以上のビットレートをサポートしていないのか音が出ません。これはPocketPC2002自体の問題か私のmuseaの問題か判りません。
    • インターネット上のコンテンツもメタファイルを介してストリーミングが可能です。MMSでの配信も問題ありません。
  • RealOneMobilePlayer
    • RealMediaを再生するためのRealOneMobilePlayerがRealNetworks社から公開されています。こちらをインストールすることで再生が可能になります。サポートはRealVideo9までです。
    • 再生出来るコンテンツのビットレート100kbps程度のコンテンツで安定性を欠きスムーズな再生が出来ないばかりかフリーズしてしまう場合もあります。54kbps程度であればスムーズに再生が出来ますので問題のある場合は試してみるとよいかもしれません。
    • RTSPを使ったストリーミング配信も問題無く視聴可能ですが上記のように低ビットレートのコンテンツのみ安定して再生します。これはPocketPC2002自体の問題か私のmuseaの問題か判りません。
  • PocketTV
  • PocketMVP (Pocket Music and Video Player)
    • オープンソースとなったOpenDivXを基に開発されたPocketMVPはOpenDivX、DivX、XviD、VP3、OGM、MPEG1、MP3、OGGを再生出来ます。
    • DivXであるため様々なエンコード方法によって再生が出来ないもの、安定しないものもあります。

PDA用の動画を作る
  • 上記したようにPDAではQuickTimeを除く大部分の動画フォーマットをサポートしています。こういったPDA専用に動画を作ることはそれほど難しくは無いと思いますが画面サイズとビットレートに注意を払う必要があります。容量が限られているPDAでは表示サイズより大きい解像度や無闇に高いビットレートはかえって逆効果となります。まずは数パターンエンコードしてみてベストなものを探ってみてはいかがでしょうか?
  • WindowsMediaエンコーダーのPocketPC用プロファイルは音声ビットレートが高くmuseaでは再生出来ませんでした。32kbps以下にすることで問題を回避出来ますので試してみてください。

AniCaJpを使ったJava搭載携帯電話への動画配信(サービス終了)
  • AniCaJpとは?
    • セイコーインスツルメンツ社(SII)がJava搭載携帯電話用の動画配信サービスとして行なっていたのがAniCaJpです。Javaを使い静止画を切り替えるようにして動画を再生することが可能でした。現在はサービスは完全に中止されています。以下は参考としてください。
    • 実際に動画を配信するにはAniCaJpに登録しなければなりません。登録料は無料で通信費だけが課金されるシステムです。気になる動画についてですがQuickTimeで再生出来るファイル形式ということになります。JavaにはQuickTimeをサポートするマルチメディア機能があるためこちらを利用しているのでないかと推測出来ます。
    • 手順はいたって簡単でQuickTimeで再生出来るmov、avi、mpegなどの動画データをAniCaJpにアップロードし送信したい人の携帯端末のアドレスやメッセージ等を記載するだけです。制限次項として送るファイルサイズは2MBまで、但し2MB以内であっても途中でまでしか再生出来ない場合もあります。また動画の音声部は現在使用出来ません。
    • サポートする動画ファイルはQuickTimeで標準的に再生出来る各フォーマット、mov、avi、mpeg、dv等
    • ファイル容量は2MBまで
    • 現在音声は使用出来ないが動画再生中に何曲か選択した曲を流すことは可能(ふるさととか夕焼け小焼けとか...センスを疑います(笑))
    • Java非搭載携帯では静止画とメッセージを見ることが可能
    • ムービーデータは1ヶ月間保存されそれ以後は順次削除されます。
       
    • Sample あまり参考にはならないとは思いますがRealVideo形式で動画を用意しました。iアプリの起動から動画の再生までご覧になれます。 
最終更新日:2004-02-03 14:32:47

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