ちぎる犬!

私はどちらかというと犬好きである。特に柴犬が一番好きらしい。
でも小さい頃、犬は怖い存在だった。
今はあまり見かけないが、その頃は野良犬をよく見かけた。
特に学校に迷いこんでくることが多い。
学校に入ってくると犬好きの生徒がいて給食の残りをあげたりする。
すると犬はその子についてまわる。
その子と私は近所だった。その野良犬はすっかり住みついてしまったのだ。
毎朝学校に行く時必ずその犬に出くわすのである。
そのたびに怖くて友達の 影に逃げたり隠れたりした。

ある日の下校途中、前方からその犬がきた。
私はその時一人きりだった。辺りに隠れる場所もない。
私は固まった。犬も固まった。
う・・・動けない・・・・・・しばらく両者にらみ合いが続いた・・・・・・・・・・・・
私はその緊張感にいてもたってもいられなくなり、振り返ってダッシュ!
「ぎゃぁぁぁ〜!」
走る私、、、追いかける犬、、、どんどん迫ってくる。
もうだめだぁーーーと絶望的になった時、、、
ビューンとものすごい速さで犬が私の横を走り去って行った。

ちょ、、、ちょっとまってぇ・・・

犬に追いかけられたのではなく、追い抜かれた・・・ちぎられた・・・!?
なんだか、ほっとしたやらなさけないやら、ただただ、立ち尽くすしかなかった。
犬と私っていったい。(今でも思い出すと恥ずかしい想い出)
                                  

                               つづく

 

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