真赤な夜のブルース(テイチク編)1993
藤本卓也作品集テイチク編。同盟総帥・根本らをして「夜のワーグナー」と言わしめる怪作詞作曲家・藤本卓也が、テイチク、ならびに同社ユニオンレーベルに残した作品が集められている。
その多くは、矢吹健が歌っている。本CDトラック1に収められた「あなたのブルース」が大ヒットとなり、数々の藤本作品を歌わされた悲劇?の天才歌手である。流しを経験し、19歳ですでに「泣き歌い」を自在にこなす天才、矢吹。藤本の手によって歌にこめられた悲しみを、「悲劇」の域にまで高めた。確かに矢吹・藤本作品は、今聴くと大げさな歌い方であり歌詞でありアレンジであるが、同じくらいの「感動」を聴衆に与える。(この歌の変なところを探されることもなかった)当時は、多くの人の胸にその感動を与えたに違いないのである。
またコサキンリスナーにとっては、「まぼろしのブルース」が2バージョン収められていることに特に注目すべきであろう。勝彩也の歌唱力と、フガフガ楽器クィーカはリスナーの心を釘付けにしたが、本家・佐久間浩二バージョンも一聴に値する名曲である。
若い歌手が多いのが特徴。各収録曲のリリース時点での歌い手の平均年齢を計算すると、22.25歳となった(年齢が分からない小宮あけみをのぞく)。32歳の梅辰とヒゲの矢吹健が平均年齢を上げている以外は、全て19歳から20代前半。それにしては若さのあふれない作品ばかりで、藤本卓也の底力を感じさせる。
※なお、矢吹健は当時「サバ」を読んでいたらしい。
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| 1.あなたのブルース 矢吹健 ★★★ |
| 「幻の名盤」にはそぐわぬ大ヒット曲。しかし矢吹の叫び、もだえを学習するためには必聴の曲といえよう。 |
| 2.真赤な夜のブルース 矢吹健 ★★★ |
| 煮えたぎる血液、独り歩きする心臓。魂の苦しみを歌う矢吹、齢19歳。山口洋子の歌詞に藤本マジックが炸裂。 |
| 3.断絶のブルース 佐久間浩二 ★★★ |
| 高音の叫びと青森なまり。佐久間の世界を体現する一曲。シタールの響きと「ヒッ!ブルースゥ〜」が快感。 |
| 4.忘れさせて 市川好朗 ★★ |
| 「イッヤァ〜ン」に負けぬ、市川の荒れ声歌唱。声が幼いためかダダっ子のおねだりにも聴こえてしまう。 |
| 5.蒸発のブルース 矢吹健 ★★ |
| 冒頭の「だめぇ〜」でパンチ一発。聴く方が蒸発しそうになるが、歌全体としては矢吹色はマイルド。 |
| 6.まぼろしのブルース 佐久間浩二 ★★ |
| 佐久間らしい「狂唱」がスパーク。2番ではなまりも炸裂している。クィーカもフガフガ鳴ってます。 |
| 7.負けるもんか 矢吹健 ★★★ |
| 一見、男らしいタイトルだが、女の歌。矢吹の「泣き歌い」と和太鼓の音色が編隊を組んで聴衆を襲う。 |
| 8.忘れないよ 矢吹健 ★ |
| 「あなたのブルース」C/W。青春ソング。澄みきった空に矢吹は似合わないことを実証している。 |
| 9.うしろ姿 矢吹健 ★★★ |
| これもヒット曲。ダーク・エキスが噴出している。男と別れる女の心情を歌う矢吹の「女の雄叫び」。 |
| 10.夜は千の目を持つ 矢吹健 ★★★ |
| 里村龍一が作詞参加。齢を重ねた矢吹の声がステキ。セオリー無視のコード進行はどんな酒よりも効く。 |
| 11.女はそれを待っている 佐久間浩二 ★★★ |
| R&Bのリズム感、クィーカのフガフガ音、佐久間のねちっこい歌い方となまり。シャンソンの香り漂う佳曲。 |
| 12.愛の証しを 佐久間浩二 ★★★ |
| 独特の情感があるスキャット。佐久間らしい叫びは耽美度750%±5%。この頃になるとなまりも薄れている。 |
| 13.恋時計 みずさわ美都とクレイジー・ラブ ★★★ |
| チクタクチチッチとせわしないが、リズミカルなメロディはナイス。2番の歌詞は意味不明だがこの際許そう。 |
| 14.夢に咲く花 マリサ美樹 ★ |
| 藤本色は薄め。キーが上がっていくのに聴く側がついていきにくいが、それもまた藤本作品の味か。 |
| 15.淋しくないかい 市川好朗 ★ |
| 俳優としてもおなじみの市川だが、声は何度聴いても子供声。ラテンギターはいいんだけど。 |
| 16.稚内ブルース 小宮あけみ ★ |
| 「稚内、後がない、先がない、わからない」。それは稚内市民に失礼だろう。歌詞全体も稚内との関連性薄し。 |
| 17.シンボル・ロック 梅宮辰夫 ★★ |
| 「金を生む」というが、すでに「金」。R&Bリズムに乗せて男の武器を歌で再現。和田アキ子に歌ってほしい。 |
| 18.夜は俺のもの 梅宮辰夫 ★★ |
| 夜は俺のもの、クラウディアは辰兄ィのもの。ベンツのワゴンも俺のもの、なのに包丁を盗まれた辰兄ィ。 |
| 19.まぼろしのブルース 勝彩也 ★★★ |
| 最強のメロディに、最高のアレンジ。そして勝の熱唱は、本家・佐久間とはまた異なる『色香』を放つ。逸品。 |
| 20.休ませて 矢吹健 ★★ |
| 肯定と否定を並べて聴く方を混乱させるフジタクの作詞法には聴いてるこっちが「休ませて」。 |
| 21.あなたのブルース・カラオケ Inst. ★★ |
| カラオケというより、インストゥルメンタルバージョン。矢吹健のNa.と、オルガンのメロディに陶酔しよう。 |
男が死んで行く時に(ポニーキャニオン編)1994
フジサンケイグループに入る前のキャニオンレコードの珍盤が集められている。安藤昇が全面的にフィーチャーされている。ただし、安藤の歌にはまともな歌も多い上に、同じ「男が死んで行く時に」を2トラック収録するなど、いささか自己満足に思えなくもない。(そもそも幻の名盤シリーズ自体が自己満足のようなものだが)
安藤は、「安藤組」を立ち上げた侠客だった(舎弟には現作家の安部譲二もいた)。組を解散し、廃業後に作家・俳優に転向。「本職」のときにつけた向こう傷を生かし、その筋の役を数多く演じた。当時は任侠映画が華やかなりし頃。安藤は数々の作品に引っ張りだこだった。その辺はこのCDのライナーノーツのほうがよっぽど詳しい。(コサキンにおいては「実録私設銀座警察」など安藤主演映画の話題が少しだけあがることはあったが、安藤の曲についてはほとんど触れられていない)
安藤昇以外に目を向けると、藤本卓也作品「君が欲しい」リメイクバージョン(元祖はコサキン未紹介。筆者も未聴だが「君の胸をメスで開く夢を見た」など歌詞がイッているらしい)や「銀座八丁光のまつり」「君にいかれて」などコサキンソングとなった曲がある。また、名作「まぼろしのブルース」ムードコーラスバージョン(これもコサキンで紹介済)や、レゲエ歌謡「悲しくないわ」、そして藤本卓也の「人間砂漠」「愛の夜明け」、なんかのテーマ曲っぽいアレンジの「いやだ公害」、演奏志向のGSシャープ・ファイブによる「田園」エレキバージョンなど佳曲が多い。そしてあの輪島功一の「炎の男」。意外な歌唱力に圧倒される。
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| 1.男が死んで行く時に 安藤昇 ★★ |
| 阿久悠の歌詞を安藤昇が朗読。グダグダ言ってないで早く死になさい。曽根康明作曲だがBGMしか書いてない。 |
| 2.君が欲しい 風間ひろしとメロディー・クィーン(歌・司一郎) ★★★ |
| 本家バージョンよりもマイルドな歌詞だが、ねちっこさは変わらず。ピロピロ音の情けなさも大変良し。 |
| 3.まぼろしのブルース 中川あつしとヨコハマ・セブン ★★★ |
| あの名作がムード歌謡の皮をかぶって再登場。主唱者の演歌な雰囲気がナイス。新しく3番が追加されている。 |
| 4.悲しくないわ 松井久とシルバー・スターズ ★★ |
| ザ・ムード歌謡の雰囲気タップリ。主唱者の歌い方の女々しさは、女らしさよりもオカマちゃんらしさを持つ。 |
| 5.悲しくないわ(カラオケ) Inst. ★★ |
| ただのカラオケじゃないぞ。ムード歌謡がリズミカルレゲエに大変身。ジャマイカ・パブで飲む水割り2千円。 |
| 6.港祭り 安藤昇 ★★ |
| 安藤昇、熱唱かと思いきや、また詩の朗読を始める。やっぱり最後は刺されてしまう。竜童・阿木作品。 |
| 7.銀座八丁光のまつり 敏いとうとハッピー&ブルー ★★★ |
| 伝説のムードグループが銀座の振興に一役。ハマクラ&敏いとうと一緒に銀座を一丁二丁とカニ歩きしよう。 |
| 8.ぎんざのお地蔵さん音頭 敏いとうとハッピー&ブルー ★★★ |
| もう一つの銀座賛歌。ガラの悪いお地蔵さん(=敏いとう)は音感もリズム感もあまりない気がする。 |
| 9.さすらい彼岸花 安藤昇 ★ |
| もういいってのにまた安藤昇か。またセリフ読んでるし。 |
| 10.人間砂漠 宮崎憲二とハーバー・ナイツ ★★ |
| 人間も藤本卓也の手にかかれば砂粒の集合体になぞらえられてしまう。「これは本当かもよ」と言われても…。 |
| 11.愛の夜明け 宮崎憲二とハーバー・ナイツ ★★ |
| 軽快なメロディ。フジタク、今度は人間をシャンデリヤやアンブレラにたとえる。 |
| 12.君にいかれて ジューク・ボックス★★★ |
| いかれちゃったか。巨匠・山上路夫の世界の底力。鈴木邦夫の曲には思わず10点を差し上げましょう。 |
| 13.血と命 安藤昇 ★ |
| いや、もういいわ。ほんとに。これもしゃべってるだけだもの。イントロはかっこいいんだけども。 |
| 14.いやだ公害 榎谷おさむとニュー・フェニックス ★★ |
| ムーディーなイントロなのに、とても演歌チックな主唱者。歌詞は説教臭いし。ヒットする要素ゼロの佳作。 |
| 15.明日はない 安藤昇 ★ |
| またですか。でも今度は歌ってるな昇さんが。 |
| 16.炎の男 輪島功一 ★★★ |
| いざ、輪島功一ワールドへ。なかなかの歌唱力にノックダウン。輪島の魅力を引きだす曽根メロディもマル。 |
| 17.盛り場二十年 安藤昇 ★ |
| やっと歌だけの曲だ。でもどうでもいいや。 |
| 18.田園 井上宗孝とシャープ・ファイブ ★★ |
| 意欲的なエレキナンバー。クリスマスから嵐の夜、そして軽井沢の朝へ。田園とはそんなもの…か? |
| 19.黒犬 安藤昇 ★ |
| 語りの後の歌いだしがオペラ風。意味不明の詞はあの唐十郎。昇は三田佳子の息子よりも悪ガキだった。 |
| 20.男が死んで行く時に 安藤昇 (無点) |
| しつこい。 |
スナッキーで踊ろう(日本コロムビア編)1995
不振のため今や外資系となってしまった日本コロムビア編。珍盤マニアには知られた存在の海道はじめ(麦とろ店オーナー兼民謡歌手の坂越達明)の「スナッキーで踊ろう」がトップを飾る。後にも先にもないだろう、民謡唱法によるイカレポンチロック。海道の怒濤の高音と、師匠・船村徹によって微妙に曲解されたロックサウンドが、聴く者の心を揺さぶるに違いない。
ジャケット(左図)では海道が市松模様のネクタイをなぜか誇示。本CDのライナーには詳しく触れられていないが、実はタイアップ商品のウィンナー「スナッキー」のパッケージの市松模様を印象づけるためだったのである。この「スナッキーで踊ろう」自体が販促用キャンペーンソングだったのは言うまでもない。スナッキー自体はほとんど売れなかったらしいが、この歌だけは後世に残ったのである。また、海道の後ろで踊り狂う姉ちゃんは「はみだし刑事情熱系」の風吹ジュン、「富士薬品」の吉沢京子らである。
コサキンソング「もだえ」をはじめとして、マリア四郎の歌が6曲収録。筆舌尽くしがたい、ノドが出血したまま歌っているような独特の歌声と、どう考えても裏社会の縮図としか思えないサウンドが、彼の歌の魅力。
そのほかでは、コサソン「太陽がほしい」、港孝也の青春トランス歌謡、裏声歌謡「南国の夜」、デノンレーベルの尺八モダン歌謡「東京のひと」など珍曲にして名曲が居並ぶ。そして最後にはまたもや船村徹による「どこへ行くの」。シュポポポ…とフェイドアウトしていきながら「幻の名盤」もまた流浪の旅に出るのである。
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| 1.スナッキーで踊ろう 海道はじめ ★★★ |
| 珍盤マニアなら誰でも知ってる名曲。ロックと民謡のドレッシング状態。弟子にこんな曲をあてがう船村徹… |
| 2.もだえ マリア四郎 ★★★ |
| 気味の悪いイントロに負けぬ、背筋も凍るマリアの歌声は、ドブネズミのミルフィーユ・ゴキブリソース。 |
| 3.傷恋 マリア四郎 ★★★ |
| いつももだえているマリア。女心の分かる男…東の矢吹健、西のマリア四郎といってもよいだろう。 |
| 4.青春火山 港孝也 ★★★ |
| 激しき高揚感と、リズムを刻むハイハットシンバルが華麗。この頃は石本美由起もファンキーだった。 |
| 5.恋のチューリップ 港孝也とパッション・グループ ★★ |
| いやぁ、どこの病院でしょうか。太川陽介よりもずっと昔から若者は「レッツゴーヤング」してたのだ。 |
| 6.南国の夜 中井昭とコロラティーノ ★★★ |
| 九州の暑苦しい夜を少しでも涼しくと、名物グループがリーダーを変えて世に問う高音ソング。 |
| 7.東京のひと ゲイリー高木とルーパー6 ★★★ |
| 唯一デノンレーベルから選ばれただけあり、尺八と巻き舌は華麗なる響き。松山猛&加藤和彦ブランド。 |
| 8.太陽がほしい 万里れい子 ★★ |
| 欲しいっ、欲しいぃ〜! 欲しがり女の叫びが炸裂するジャパニーズカンツォーネは「ソル・カリエンテ」。 |
| 9.磯づり音頭 野田憲司とギャランティ ★★★ |
| 軽快なメロディと主唱者の歌唱力、合いの手は5番まで聴き飽きさせない完璧さなのになぜヒットしなかった。 |
| 10.父ちゃんどこさ行った 奈良寮子 ★★ |
| さみしい、さみしすぎる。救いがなさすぎてかえって笑いを誘う。近所の人たち口うるせえのはほっとけよ。 |
| 11.恋情 マリア四郎 ★★★ |
| マリアワールドはまだまだ尽きない。最初は聴かせて、グッと盛り上げ最後にチラッとパンツを脱がせる。 |
| 12.恋の吹きだまり マリア四郎 ★★ |
| マリアの雄たけびならぬ「雌たけび」が炸裂する逸品。「やれたドレスにとれないシミ」はクリーニングへ。 |
| 13.女の裏街 マリア四郎 ★★ |
| ブラスとティンパニによる大げさな伴奏にのってためいき歌い。メジャー路線かと思いきや「アァ〜ン」。 |
| 14.あなたの愛を知りました マリア四郎 ★★ |
| ちょっとマリアっぽさが薄いが、マリアの表現力を知るには貴重な、プレーンな曲。珍品ではある。 |
| 15.どこへ行くの 川崎幸子・敏子 ★★ |
| 謎の汽車で双子姉妹はどこへ行く。あてもない旅を終結させるのは船村徹しかいなかった。 |
ニャオニャオ甘えて(日本コロムビア編)1995
さすがの日本コロムビア、PART2もあった。さすがにひどい曲は出尽くしたか、「埋もれさせておくにはもったいない曲」が中心。しかしそれだけに「噛めば味の出るイカ臭い一枚」なのである。
「コロムビアの美樹克彦」港孝也は絶叫し、海道はじめは美声をとどろかせる。ラテンのノリで万博にはガイジンがいっぱい来る。その影響か「さすらい未練町」ではガイジンが演歌を歌う。お宝たっぷり。
筆者は2005年に再プレス盤を入手。ブックレットが張り付いて独特だったケースはブックレットが分離され普通のタイプとなり、味のあったワープロ製版ではなく普通のDTPになっていた。しかし「幻汁」は相変わらず噴射しているのであった。
コサキンソングは「涙のラーメン」ただひとつである。
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| 1.ニャオニャオ甘えて 民悦子 ★★★ |
| トップ・チューンにふさわしい一曲。一歩間違えれば売れたかも知れない崖っぷち度がたまらない。 |
| 2.鞭で打たれて愛されて 池亜里沙 ★★ |
| ジャケを見ればオバサンだが、こりゃオバサンでないと歌えない。三十路になって分かるリアルMの道。 |
| 3.桑の実赤い実故郷の実 ヤングペット ★★★ |
| 石本美由起ワールドここにあり。個人的には「ポー」よりも、ため息まじりの「アカイミ」がいい。駆け抜ける2分7秒。 |
| 4.悲しみを蹴飛ばせ 港孝也 ★★ |
| 美由起ワールドを彩る、御大・和田香苗の8ビート。孝也も燃えます。 |
| 5.パッション 港孝也 ★★ |
| 名匠・丘灯至夫の情熱的な歌詞に反し、和田香苗はスローなテンポを孝也に問う。それもまた一興。 |
| 6.さすらい未練町 斉藤不二雄とマスタッチ5 ★★ |
| 革新的なガイジン演歌。「ターヌィマヌィサーヒタァ」巻き舌バッチリ、コブシ回ってますよ。 |
| 7.甘えていいわ 叶ひろ子 ★★ |
| なかにし礼&鈴木邦彦。絶叫唱法だがまともかな。 |
| 8.愛そして命 清原準 ★★ |
| 「愛と死を見つめて」のコンセプトを持つ歌。 |
| 9.めぐり逢えても 海道はじめ ★★★ |
| よくぞ収録! 声が美しすぎてこれじゃ売れない(笑)。やはりスナッキー坂越達明は生粋の民謡歌手なのだ。 |
| 10.涙のラーメン こまどり姉妹 ★★★ |
| 古参コサキンソング。ラーメンはなだめた「人」であり、無邪気な「娘」だと、遠藤実は教えてくれる。 |
| 11.旅に出るんだって じんじん ★★ |
| 汽車を知らない沖縄っ子がシュッシュポッポ、丘灯至夫ワールドを三線弾き弾き唄います。軽やか。 |
| 12.波 林エイコ ★★ |
| 藤本卓也作曲だが、普通かな。 |
| 13.若い天国 田中マサコ ★★ |
| サイケな歌詞だが曲調はノーマルラテン。スローな「黄色い世界」(Jガールズ)か。 |
| 14.天国への階段 夏木ミミ ★★ |
| 「天国」つながりか。天国もここまで来ると火焔地獄のおもむきが。 |
| 15.ジャズ・ロック エイプリル・フール★ |
| よく分かりませんが、有名なバンドのようです。 |
| 16.万博でヨイショEXPO'70 カサノヴァ7 ★★★ |
| いっぱいガイジン来たよ大阪に。このトンチキお祭りぶりを、愛地球博も見習って欲しかった。 |
愛のイエスタデイ(トリオ編)2000
コサキンソングは全く収録されていないので参考出品とするが、好きなもんで(笑)。トリオレコードとは、いまのケンウッドのこと。音響機器メーカー・トリオは、ケンウッドに通称を改めた後の80年代前半までレコード会社でもあった。いまはレコード・CDはリリースしていないので、貴重な音源といえる。
2000年リリース。2005年、二子山親方死去に伴う再プレス盤。ブルース・インターアクションズのWEB通販では通常価格で販売。AMAZONやヤフオク等で中古を買い、ふっかけられた方も大勢いるようだが、ご愁傷様でした。
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| 1.愛のイエスタデイ 中原美樹 ★★ |
| 藤本卓也作。いい曲だが、普通の曲。ラストトラックでリフレインするほどの価値はないような気が。 |
| 2.花嫁の手紙 中原美樹 ★★ |
| 1のA面。こちらのほうが藤本汁が出ている気がする。不幸を書かせたらフジタクは上手い。 |
| 3.忘れろよ 睦五郎 ★★ |
| セリフ演歌。本業は俳優。 |
| 4.独身花 渡辺隆二 ★★ |
| どっかの趣味人の自主制作盤。まあ、賭け事で身をやつしたのでしょうね。 |
| 5.猫の大行進 井上恵子 ★★★ |
| 「ニャオニャオ甘えて」の民悦子の腹違いの子供が精一杯歌います。松井ひさしのクラリアレンジGOOD。 |
| 6.パンパカパンダ 小松方正 ★★ |
| んまあ、なんというか…方正らしい。コミックソングは幻の名盤っぽくないが。 |
| 7.貴ノ花男の花道 貴ノ花健士 ★★★ |
| 25歳とは思えぬ味わい。上手くはないが、哀感があるフォーク。高田弘のアレンジも良い。 |
| 8.俺等を歌う 魁傑★★ |
| 松井ひさし再登場。実直さがよく現れている。 |
| 9.花嫁はティーン・エイジャー ホットピンク ★★ |
| 独特の節回し。10代で結婚してもろくな結果にならないことが多い。 |
| 10.愛のメモリー ホットピンク ★ |
| 松崎しげるの曲じゃないですよ。素人くさいガールスポップ。 |
| 11.醜女狩り 芝紀美子 ★★ |
| 唯一のショーボートレーベル。救いのない歌詞なのにこのポップさはなんなんだ。1975年、早すぎた才能。 |
| 12.恋はウムウム エルナンド ★★ |
| 大きい納戸の歌うソウル。ビンヨヨヨ〜ンの音がこの曲の価値。 |
| 13.六本木小唄 藤沼千美 ★★★ |
| ソウルフルなイントロとコーダにはさまれたベタベタ小唄。歌謡界の革マル派。「少年ジェット」を歌った人らしい。 |
| 14.曳かれ者ブルース 彫徳 ★★★ |
| この入れ墨師、歌が上手い。竜崎孝路のアレンジはどれもこれも絶妙だ。 |
| 15.雨の他人街 加山ひろし ★ |
| 理由は分からないが、ジャケも歌詞も載っていない。普通の演歌。 |
| 16.夫婦花 浅田治 ★★ |
| 「男人生(戸田まさみ)」とのダブルA面自主制作。下手さ加減がいい。というか「浅田飴」に似てる。 |
| 17.トラック野郎の三度笠 須賀良・グループ一番星 ★★★ |
| 和太鼓、ベース、タンバリン。軽快かつ華麗なアンサンブルにショボ声が素敵すぎるんですけど。 |
| 18.トラック野郎・望郷はぐれ唄 須賀良・グループ一番星 ★★★ |
| あのショボ声はどこへやら、セリフ回しも素敵です。味があります。 |
| 19.あいつ 南条景子 ★★★ |
| 高田弘ロック調アレンジGood。可憐な歌声、巻き舌の気っぷの良さ。ただジャケは見たくなかったな。 |
| 20.北の伝説 桑原まゆみ ★★★ |
| 作詞・作曲は19と同じ。インド音楽ではなくアイヌ音楽だな。「マリン模様」ではなく「マリモよ」である。 |
| 21.がんばれジャイアンツ!! アラジン・スペシャル ★ |
| 邪道。ラストトラックにこれはやってほしくなかったなぁ… |
THE BEST OF幻の名盤解放歌集 王道「でも、やるんだよ!」2007
某ネット通販で「在庫多し」との表示につられて購入ボタンをプッシュするもみごとに2週間待たされる。やはり世に出回りにくい商品なのだろう。
これまでの「幻の名盤」シリーズはレコード会社ごとに分類されていたが、それをミックスしてリリースされる、ニューシリーズ「THE BEST OF幻の名盤解放歌集 王道」の6枚目。(さすがにシリーズ全部を大人買いするのは躊躇した)
ジャケット、ライナー、ディスクには、いつもながら趣味の悪いコラージュデザインが炸裂し、好事家を誘う(私は興味ないですけど)。
音楽評論家・湯浅学&船橋英雄が、いつも通り、分かったか分からないようなエッセイを執筆しているが、読まなくても可(笑)。
ラストトラックはカリスマ・藤本卓也が自ら歌うアルバム「相棒」から1曲セレクトして収録されている。96年作であり、60〜70年代の曲ばかりのこのCDではあきらかに異質だが、平成の世にも、藤本なりの「解」があることを知らしめてくれる。しかし藤本先生はこの扱いに満足しているのだろうか(笑)。
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| 1.慟哭のギター 紫四郎 ★★ |
| この歌い方じゃ売れないだろう(笑)。「からぁぅ」がちょっとカワいい。 |
| 2.お願い入れて 操洋子 ★★ |
| 藤本卓也作。とにかくこの曲は「ピンポーン」に尽きる。 |
| 3.嵐の夜は二度来ない 操洋子 ★★★ |
| 藤本卓也作曲。クィーカーフガフガ。トランペットが印象的。 |
| 4.三つで五百円 西条ロック ★★★ |
| 因果な味付けのコミックソング。「按摩」ってピー音扱いしないといけませんか? |
| 5.ミミの甘い生活 沢久美 ★★★ |
| 「アー、アッ、アー」と歌っているおじさんの様子を想像してしまう。 |
| 6.さすらいの一匹狼 ミスター・ワイルド ★★★ |
| さすらっている一匹狼の割には、恋人も仲間もいる不思議な世界。 |
| 7.新宿野郎 間宮ひろし ★★★ |
| 微妙に残る青森訛りと高音がイカス。「吸いつけろ」の意味が分からん。 |
| 8.夜を抱きしめたい 平泉征 ★★ |
| ケーナ造りの達人。ゴーゴー風のリズムに乗っていると絶叫が聞こえてくる。 |
| 9.貴ノ花男の花道 貴ノ花健士 ★★★ |
| 将来を暗示している、と話題になった曲。都倉俊一の腕が光る逸品。 |
| 10.ハメハメ 南州太郎 ★★★ |
| 隠喩にもなっていない歌詞だが、放送禁止に。南州は、阿久悠作のエッチな歌も残している。 |
| 11.いつでも拍手を チャコとアップリーズ ★★★ |
| ヒット曲と紙一重という感じ。遠藤先生、サビが複雑すぎました。 |
| 12.旅に出るんだって じんじん ★★ |
| 三線の音色が心地よい。81年、沖縄サウンドブームにはあまりにも早すぎたか。 |
| 13.万博でヨイショ EXPO'70 カサノヴァ7 ★★★ |
| ハリー・ベラフォンテ風音頭からヒデとロザンナ風バラッドへ。世界は広いゼ。 |
| 14.シューベルト物語 ニッキー ★★★ |
| シューベルトなのに英語。この企画を通した奴は誰だ。 |
| 15.おじさまいや? 黒沢良、麻里エチコ ★★ |
| 黒沢良(当時39歳)の美声が素敵。C/W「キッスしてっ」も気になるな。 |
| 16.0-ゼロ-電気三味線による哲学浪曲(A面) 堀井清水 ★★ |
| 歌声をもっと聞きたいのに、半分以降三味線ソロになってしまうのが惜しい。 |
| 17.0-ゼロ-電気三味線による哲学浪曲(B面) 堀井清水 ★★★ |
| 死生観ソング。狂ったようなドラムの音にマインドコントロールされそうになる。お勧め。 |
| 18.相棒Part6 東京探偵物語 藤本卓也 ★★★ |
| 冗長な日記のような歌詞、無駄なエフェクト。平成の世も、藤本卓也は健在である。 |