オークション用SS送受信システム

 

[概要]

オークションに於いて、競り人が持った端末から発した情報を同時に受け入れて、競りの結果が得られるシステムである。
SS(スペクトラム拡散)方式の電波を使用しており、同時に多数の電波が送信されても、混乱無く処理する事が可能である。
また、この無線システムは高度の秘守性を保つことが出来る。
端末には受信機も収納されているが、こちらはコスト面/電池寿命面において従来の方式(光通信)を使用する。

 

[機器構成]

応札参加者は全て応札ターミナルを持ち、このターミナルのID番号による登録を行い、応札のアクションは全てこのターミナルでのみ行なう。

 

 

 

[基本仕様]

許容競り人数: 750人以上(注:末尾補足に記載)

端末送信情報: ID/商品番号/金額/オプションデータ

端末受信情報: 競り結果/オプションデータ

データ転送速度: 9600BPS

転送エラー率: 10−6 (エラー処理前)以下

 

[応札ターミナル]

以下のような構成になっており、形状は携帯電話の様なイメージが一般的であり、電池動作(充電仕様)をする。

 

 

 

[管理システム受信側]

 

受信側の同期補足にはSAWコンボルバ素子を使用し、同期補足時間の短縮及び、回路の簡素化を実現している。
750のIDに分類されたPNコードを復調するために、この部分には750個のユニットを並べる。
実際には、下図のように16ユニット単位で、基板スロット上にまとめ、スロットの数を必要数量まとめて1システムとする。

 

 

応札ターミナルからのデータは、全てこのユニットに一時保管される。
ユニットの出口は、コンピュータのシステムバスに接続されているので、これらのデータを順に読込んで処理をする。

 

[補足]

SS方式の通信が、同時多数の電波を許容できる事は基本的仕様ではあるが、自ずから限界はある。
特に電界強度の強い電波が、弱い電波を阻害することは、電波であることの宿命でもある。

 

本装置では全数量をこの数毎の、タイムスロットに分けて処理する。

下に一例を示す。

1タイムスロット: 0.5秒

タイムスロット数: 8

スロット当り台数: 96

同時に発射される電波は96となり、この程度であればトラフィックに問題は無い。

全処理時間は0.5×8=4秒となる。