注意 よく見ることだともいますが、ここをご覧になって、試していただいても私は何も責任がとれません。自己責任で楽しんでください。測定器は校正してないのであくまで参考データです。



シングルピックアップのノイズ対策とその効果

1.最初に音をオシロスコープで見てみると
上から 20,000Hz 、15,000Hz 、10,000Hz 、 5,000Hz 、 1,000Hz の正弦波です
縦軸が電圧
横軸が時間軸

なぜ最初に20,000Hzの正弦波をサンプルを表記したかですが、いわゆる”高級オーディオ製品”を使って
も20,000Hzの音は”普通”には聞こえません。人間の耳の可聴域の限界だからです
が、オーディオをやっていると20,000Hz以上の音が出ているという装置をつけると雰囲気が変わるのが
わかる人とわからない人がいます。・・・・いろいろな意見がありますが、これは好きな人同士で論議してください
ここでは20,000Hzの波形をノイズを比較していただきたいためのものです









某メーカーの入門用ストラトギターのノイズです。

縦軸が電圧(ノイズの大きさ)で
横軸が時間軸(写真のように大きなノイズ小さいノイズの繰り返しというより実際は大きなノイズが続いているように聞こえます)
ピックアップから と ジャックからはシールド線。ボリュームからセレクターの配線は単線でした。

測定時に測定器、楽器、シールドはだいたい同じ位置にしていますが、楽器の向きが変わるとノイズの大きさも変わりますので
多少の誤差はご容赦ください。またある特定の本体の結果であり、ほかの楽器全てにおなじ現象がでる保証はありません。

ボリューム、トーンは最大にしてあります。
上から、セレクター位置がフロント、フロント+センター、センター、センターリア、リア、フロントでボリュームを最少にした状態です。
左側がメーカーから来た状態です。右側がセレクターとボリュームの単線をシールド線に交換した状態です
数cmの線を数本交換しただけです。
たったこれだけでもノイズが減っています。聴感状は小さい音量で演奏していたらわからないですが、音量を上げれば上げるほど
このノイズの差が何倍にも増幅されるので違いがはっきりわかります。
横幅が小さい波ほど高周波です。



次も某メーカーの入門用ストラトギターのノイズです

ピックアップからはシールド線。ボリュームからセレクターとジャックからの配線は単線でした。
単線をシールド線に交換

次はそれなりの値段のストラトです。今回はオリジナルを重視してシールド線への交換はしていません。
上から、セレクター位置がフロント、フロント+センター、センター、センターリア、リア、フロントでボリュームを最少にした状態です。









次は標準でノイズレスピックアップが装備されている高級ストラトギターです
上から、セレクター位置がフロント、フロント+センター、センター、センターリア、リア、フロントでボリュームを最少にした状態です。
すばらしいですね。








国産ビンテージストラトギター
セレクター位置がフロント、センター、リア、フロントでボリュームを最少にした状態です。

ピックアップからは単線2本。ボリュームからセレクターは単線でした。
以上をシールド線に変更 ピックアッップのポールピースを導電剤でアースに落として
コイル部分を銅でシールドした結果です
左はノーマル、右は改造後です









改造後のピックアップ







上の銅シールドはアースに落としていませんが、取付時にはアースに落としてあります。

注意 ポールピースをアースに落とすことは、見た目を元に戻すことはかなり難しいと思うので
    注意が必要です。
    改造前にポールピースとアースでテスターで導通している場合、ピックアップの線材の絶縁が
    はがれていると思うので、この場合はアースに落とすと音が出なくなります。
    また改造後に絶縁がはがれたりした場合も音が出なくなります。
    銅シールドは上の場合はあとではずせることを前提にしているのですぐにはずせますが
    銅シールドがピックアップの線材を切らないように工夫が必要です。
    長期的視野でみると、ピックアップのノイズ対策は多少のリスクがあるということだと思います。


以上の結果から

オシロスコープのノイズの減少より、実際のアンプに接続した音のほうが体感は大きかったです。
しかし、小さい部屋で小さい音量で聞いているとこの改造の差は小さいと思います。
音量を上げればあげるほど、このノイズの差を何倍にも増幅するわけですから
ノイズ対策の体感度が大きくなると思います。

改良後のノイズがもう少し小さく表示されるとわかりやすいのですが
20,000Hz以上の高周波のノイズも含まれているので、実際のギターからでているノイズ(オシロの写真)と
それをアンプ(ギターアンプのユニットはフルレンジが多いので高域はもともと少ないですが)
を通して人間の耳が聞き取りができるノイズとは別物なので
オシロスコープで見るノイズと実際の聴感状の差が大きくなったのだと思います。