小さな庭の自然観察
 北海道・里山・いこいの森・臨海公園、いずれも自然が豊かで、出かけて行きたいと思う場所です。しかし、遠くへ行かなくても、身近な所では自然を楽しむことは出来ないのでしょうか。
 このコーナーでは、私の家の猫の額ほどの庭と、そこから外界へとつながる私道部分で、どれだけ自然のドラマが見つかるか挑戦してみようと思います。
玄関が左にあるため、中央が通路となっています。南側にはアパートがあるため日当たりは今ひとつ。 道路は舗装されていないのですが、砂利が敷いてあって、土はかなりやせています。また、駐車場の方にはコンクリートが割れて土が見えている所もあります。
ソロモンの指輪はこんな市街地から発信しています。

春の野草 2001.3.20
スミレ オニタビラコ ナズナ オオイヌノフグリ
おもに私道の方で見つけた花です。道路わきにスミレの葉っぱがたくさん顔を出していました。
 
春の野草2 2001.4.30
カタバミ イモカタバミ ムラサキカタバミ トキワハゼ コオニタビラコ
ハコベ セイヨウタンポポ
カタバミにもいろんな種類があるんですね。
種をまいたわけでもないのに、どうしていろんな種類が出てくるんでしょう。



庭へのお客さん
 わが家のメダカ池に、いつも水を飲みにやってくるキジバトの夫婦がいます。最近はすっかりなれてしまって、人が庭の手入れなどをしていても平気で歩いてくるのです。
 キジバトの足元にあるのはスイレン鉢ですが、小田原メダカの池として使用されています。
2001.5.6

庭へのお客さん その2
 ふだんは山の方にいることが多いヒヨドリも、冬になると街中でもひんぱんに姿を見せるようになります。これはちょっと水を飲みに立ち寄ったところ。
 枝先にミカンをさしておくと、皮まで全部平らげてしまいました。やっと花を咲かせたクロッカスまでついばんでしまうのは、ちょっとこまりものです。2002.2.24

雨戸でハチの巣づくり
アシナガバチのなかま 部屋には卵が見えます
 雨戸のところでハチが巣を作りはじめました。このハチ君、毎年庭にやってきては巣を作ろうとします。口から何か出しながら巣を作っているのですが、たまに土のあるところへ飛んでいってはもどってきます。巣の様子からは想像できませんが、材料は土でいいのでしょうか、ハチ君?                             2001.5.20

プラナリアの大量発生
 高校の生物の学習などで登場するプラナリア。身体を切っても再生できることで有名です。きれいな水を好むようですが、なぜかメダカの池の中で増え続けています。
いつもはホテイアオイのうらにくっついているのですが、この日は数十匹ものプラナリアが水面をさかさになって散歩していました。   2001.7.23


トンボの羽化
 メダカ池のホテイアオイにヤゴがとまっていました。メダカが食べられてしまうと困るので、見つけしだい別の容器に移すのですが、それでも見落としてしまうヤゴがいます。
 大きさや色からするとシオカラトンボのメスでしょうか。この後、雨がおもいっきり降ってきてしまったので、このままの状態で動けなくなってしまいました。    2001.8.12


夏の終わり



 ヘクソカズラ



  ヤマイモの花
 家の北側には貯水タンクがあります。そこは人が入れないように柵(さく)がしてあるため、中は草がしげり放題なのです。そして、フェンスを伝ってこちらに進入してくるのが、上の2つ。夏の間どんどん葉をしげらせてきたヤマイモは、この時期になると土に向かってツルをおろしてきます。それが土にとどくと、新しい株の誕生へとつながるのです。それがちょうどこの季節で、夏休みもそろそろおしまいだよ、と教えてくれるのです。  2001.8.25


春を待つ芽
  ハナミズキ   ミモザ   ジンチョウゲ
 春にきれいな花を咲かせてくれる、これらの花のつぼみはいつできるのでしょうか。普通の草花なら花の咲く少し前に少しずつ大きくなってくるのですが、ハナミズキなどは夏が終わる頃には、もう準備が出来上がっているのです。春が来たらすぐに花を咲かせようと、今か今かと待ち構えているようです。  2002.2.3

  4月下旬   2月下旬   2月下旬


ムクドリの災難
 駐車場のあたりにたくさんの羽が散らばっていました。状況からしてネコなどにおそわれた痕(あと)のようです。
 数日前にムクドリの集団が遊びに来ていました。その中の一羽のものでしょうか。白い斑点が入っているのは尾羽で、風切羽は見当たりませんでしたから、無事に逃げられたのかなと思っています。  2002.3.2
 

トカゲのひなたぼっこ
 ふだんは鉢の下や草むらにかくれているトカゲ君ですが、たまにお日様の下でひなたぼっこをしていることがあります。このトカゲ君もよっぽど気持ちがいいのか、いつもの腕立て伏せのポーズではなく、前足がだらんとしていました。
 この他にもしっぽがきらきらと青く光るトカゲ君もいるのですが、それは子どもの時の特徴だそうです。 2002.4.27
 

テントウムシの食べ物は?



キイロテントウ
成虫



キイロテントウ
幼虫
 いつもの年にはあまりみられないキイロテントウが、この年だけはハナミズキの木にたくさん集まっていました。それはどうしてなのでしょう。
 実は、この年のハナミズキは随分とひどいウドン粉病にかかっていたのです。
 テントウムシの餌といえばアブラムシをつい連想してしまいますが、このキイロテントウは成虫も幼虫もウドンコ病菌(白渋病菌)等の菌類を食べています。そこでたくさんのキイロテントウが集まってきたのでしょう。
 それにしても、虫たちの餌を見つける力には感心させられてしまいます。 2002.6.24



カマキリはどこ?
 最近ショウリョウバッタが増えてきたせいか、カマキリの姿もよく見かけるようになりました。このカマキリはまだ子どもですが、明るい黄緑色でまわりの景色にすっかり溶け込んでいます。まもなく秋になりますが、まわりは茶色い葉っぱが増えてきます。そうするとこのカマキリも、もう少し落ち着いた緑色になり、羽には茶色い模様が入った成虫へと変わっていくのでしょう。餌をとるための不思議な色の変化です。  2002.8.17


キジバトの日向ぼっこ
私道のほうに水たまりができると、羽根の汚れを落とすために水浴びをするのが日課のようです。その後、ぬれた羽毛を、太陽の力で殺菌しながら乾かすのですが、庭で日向ぼっこをするのがお気に入りになってきました。翼の表が済むと身体を横向きにして翼の裏側も日光に当てるなど、結構念入りです。夫婦そろっての日向ぼっこなんて、なんだかのどかな感じがしますね。  2002.9.20


家の守り神
 小さな庭に、ニホンヤモリ初登場です。暗くなった頃帰宅すると、塀のところにぴったりと張り付いていました。夜行性のため、出会う機会が少なかったのでしょうか。写真をとろうとしたのですが、容器に入れてじっくりとと考えているうちに逃げられてしまいました。個人的には、飼育されているものは何度も見たことがあるのですが、自然環境下で見ることはなかなかありません。ヤモリは家の中に入ってくる昆虫を食べてくれる有益な爬虫類なのですが、我が家で見かけるとは思ってもいませんでした。
 5月〜9月頃までが繁殖期で、戸袋や縁の下の隙間等に通常2個の卵を産みます。人間の生活環境に密着した生き物で、都市化の進んだ地域でも、案外見かけられるのだそうです。 2002.10.23


霜    柱
土の地面であっても、霜柱の出来るところと出来ないところがあります。この霜柱は畑のように土がふんわりとしているところに出来ました。ひょろんと伸びたその格好はキノコのようにも見えます。
 土の中にある水分はいつも少しずつ地表ににじみ出るのですが、寒い外気に触れると凍ってしまいます。凍った後も次の水分が土の中から上がってくるので、それがつながり、霜柱となります。このとき外の気温は0℃以上でなければなりません。ところが、地面の中は地表よりも暖かいので、気温が0℃になっても、すぐには凍らないのです。 2003.2.1
 

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