小浜城 (陸奥) 福島県二本松市

 小浜城は奥州探題の塩松城の支城として南北朝時代に築城された。室町時代は百目木(どうめき)城主石橋氏の配下の大内氏の居城になった。永禄年間に大内定綱は主家を滅ぼし国人領主になったが、天正13(1585年)年伊達政宗に攻められ落城した。約一年間二本松城攻めの拠点として、伊達政宗の居城になった。
 岩代町役場裏に位置している。役場から脇の坂を上ると、一曲輪がある。公園として整備され、ブランコや滑り台がある。高台なので眺めはよく、ここから二本松城を望める。当然、政宗の時代も見えたはずで、政宗は父輝宗の仇畠山氏の二本松城をどういう心境で眺めていたのだろうかと思う。城跡には政正宗お手植えの松のほか、石垣が現在残っているが、この石垣は政宗時代のものではなく、政宗の後の蒲生氏時代のものと思われる。
 平成14年4月11日、小浜城を再訪した。あれから6年も経っている。城巡りも長くなってきたな、と思う。東北はやっと春が来て、桜が満開である。夏に来たときは木が鬱蒼としていたが、今は桜の花びらだけですっきりしている。写真を見比べると随分違うことが分かる。

  1996年攻城時  

*攻城時は福島県安達郡岩代町