趣味の本屋さん (Amazon.co.jp アソシエイト・プログラム)
「本屋さん」では、主として伸Kの専門領域関連の学術書を扱っていますが、ここでは「趣味の本」をご紹介します。少しずつ充実させていきます。
| 著者 | 書名 | 出版社 | 出版年 |
| 種村 季弘 | 畸形の神 -あるいは魔術的跛者
伸Kが昔「畸神」という作品を描いたとき(いずれ公開予定)、最も参考にしたのがミルトン「失楽園」、 澁澤 龍彦「エロティシズム」、それに 種村 季弘「悪魔礼拝」だった。 (特に最後の書は必読かも。)本書は、種村 季弘の(おそらく)遺作。技術系オタクの元型が既に神話時代に完成していたことが分かる。 |
青土社 | 2004 |
| 別役 実 | 台詞の風景
別役実というと、最近はエッセイや犯罪評論の方が有名かもしれないが、日本の劇作家の第一人者である。この本は戯曲に関する評論集。自作に関する評論が独特。 |
白水社 | 1984 |
| 蓮實 重彦 | 反=日本語論
多くの場合、蓮實の文体には辟易させられるが、本著だけは見事にはまっている。「反日本語」論(フランス語公用語論とか)ではなくて、反「日本語論」。ま、タイトル通りだが。 |
筑摩書房 | 1986 |
| C.G. ユング (著), 林 道義 (翻訳) | ヨブへの答え | みすず書房 | 1988 |
| ニッコロ マキアヴェリ | 新訳 君主論 中公文庫BIBLIO
私が読んだのは旧版なので、新訳がどの程度、変わっているのか分からないが…色々な人が色々なことを言っている本書であるが、 私は、フォルトゥナ(fortuna、運命)とヴィルトゥ(virtu、力量)の相克のドラマとして読んだ。(これらの訳語を「運と意思」と勝手に読み換えた)。 |
中央公論新社 | 2002 |
| ジャック・モノー | 偶然と必然―現代生物学の思想的な問いかけ
バイオインフォマティクス全盛の昨今だからこそ読んで欲しい名著。「生命とは情報の流れである」と、明確に見抜いている。 |
みすず書房 | 1972 |
| B.H. リデル・ハート | 戦略論―間接的アプローチ
「歴史」カテゴリーに入れるべきかどうか迷ったが…史実(戦史)を題材に、物事の攻略のツボについて説く本(ちょっと違う気がする)。「一点突破、全面展開」ってこのことか?(これも違う気がする) |
原書房 | 1972 |
| 著者 | 書名 | 出版社 | 出版年 |
| 日垣 隆 | 偽善系―やつらはヘンだ!
伸Kは「買ってはいけない」は嘘であるで 初めて著者を知った。”科学的”な物の見方ができると言う点で、最近のジャーナリストの中で最高の知性の持ち主だと思う。 科学的、は 1)願望と予測を混同しない 2)結論先にありき、ではなく、事実と論理を積み上げて思考する といった意味。あと、もっと単純に、 理系的な知識が非常に正確でもある。著者の全てに同意するわけではないが、 見通しの確かさ、鋭さには常に脱帽する。ひねくれたユーモアセンスも心地よいが、文体は著者がかつて読み通したと言う「筒井康隆全集」の影響か。 |
文芸春秋 | 2000 |
| 町山 智浩 | 底抜け合衆国―アメリカが最もバカだった4年間
今はなき「宝島30」をはじめ、数々の優れた雑誌や本を世に送り出した名物編集者(「キネ旬パイ投げ事件」でも有名)の米国在住記。 |
洋泉社 | 2004 |
| 斎藤 貴男 | カルト資本主義
最近の斎藤 貴男はもう遥か左の方に逝ってしまって帰ってこれないようだが、この書に書かれている事実は大変興味深い。ちなみにSONYのエスパー研究所は井深氏の死去に伴い撤退したそうだ。 |
文芸春秋 | 2000 |
| 森 達也 | 職業欄はエスパー
「カルト資本主義」とエスパーつながりで。 |
角川書店 | 2002 |
| 与那原 恵 | 物語の海、揺れる島 | 小学館 | 1997 |
| 諏訪 哲二 | オレ様化する子どもたち
大学で若い子たち(下手をすると若い教員も)と接していると「オレ様化」に実感がある(笑)ただこの手の本を読んでいつも空しく思うのは、当のオレ様たちは この本を読まないだろうし、読んでも理解できないか自分のこととしては捉えないだろうということ。なお、本書を読み進めるにはフロイト流の心理学が前提知識として必要。 |
中央公論新社 | 2005 |
| 著者 | 書名 | 出版社 | 出版年 |
| ジョン・トーランド | 大日本帝国の興亡 1
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後に修正主義に走ってしまったとも言われる著者だが、この本は絶妙のバランスの元に書かれている。イデオロギーに曇らされず、さりとて客観性にこだわるあまり無味乾燥にもならず。 この本が書かれた時期には、まだ、多くの証人が存命しており、生の証言に基づいて構成されているのが大きいだろう。この本を読まずして昭和、そして日本は語れないと思う。 |
早川書房 | 1984 |
| 井沢 元彦 | 逆説の日本史〈1〉古代黎明編
「逆説の日本史」シリーズはどれも目から鱗が落ちまくるが、第一巻はとりわけ面白い。教科書の歴史にどことなく感じていた違和感への解答(と、思しきもの)を与えてくれる。 |
小学館 | 1997 |
| 吉田 満 | 戦艦大和ノ最期
立花 隆が絶賛。当時の軍人が、決して盲目的に聖戦を戦っていたばかりではないことが良く分かる。時代の中の自分の役割は何かを考えるために、また、本物の知性というもののありようを知るために、是非読んで欲しい一冊。 |
講談社 | 1997 |
| 著者 | 書名 | 出版社 | 出版年 |
| 坂口 安吾 | 白痴・二流の人
安吾といえば堕落論がよく知られていると思うが、 伸Kが個人的に最も思い入れがあるのは「二流の人」である。特に豊臣秀次のエピソードは、(才能を)持たざる者、愛されざる者の切実な悲哀を描き切っており、読んだときは涙が止まらなかった。 |
角川書店 | 1989 |
| 平井 和正 | 狼の紋章 狼の怨歌 狼のレクイエム 1 狼のレクイエム 2 貴方がまだ十代なら、絶対に読むべし!ただし、あまりの面白さにその後の人生が狂ってしまったとしても伸Kは関知しない。また、この小説の価値は、若い人間でないと理解し難いかもしれない。 |
角川書店 | 1982 |
| 中島 らも | ガダラの豚 1
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伸Kの小説に対する「傑作かどうか」の基準は、「この世界の深淵を、垣間見させてくれるかどうか」である。本作は、その意味での「傑作」の一つ。 なお、私が「呪文」でやろうとしていたことが、この小説のテーマと同じであると見抜いたK君は さすがに慧眼の持ち主だ。K君、生きてるかい〜? |
集英社 | 1996 |
| レイモンド・チャンドラー | 長いお別れ | 早川書房 | 1976 |
| 別役 実 | マッチ売りの少女,象 | 三一書房 | 1969 |
| 別役 実 | そよそよ族の叛乱 | 三一書房 | 1971 |
| 北村 想 | 十一人の少年 | 白水社 | 1983 |
| 北村 想 | ザ・シェルター | 白水社 | 1984 |
| 北村 想 | 北村想の劇襲
「寿歌」「寿歌II」収録。 |
而立書房 | 1982 |
| 谷川 俊太郎 | 定義 | 思潮社 | 1975 |
| 八木 重吉 | 八木重吉詩集 | 思潮社 | 1988 |
| 著者 | 書名 | 出版社 | 出版年 |
| 小野 篤司 | ウミウシガイドブック
ウミウシの写真集。ここに収められているウミウシ達は、ほとんどが僅か数ミリのサイズだと言うのに、この豪華絢爛さはどうか。形状や色彩を視認できる外敵(もしくはその他の生物)がいるとは思えないのだが…「進化」というものについてつくづく、考えさせられる。 2巻、 3巻、 クラゲ、 イカタコ、 エビカニなどもある。(「ウミウシ」の大ヒットで気をよくした出版社が、続々と出している) |
ティビーエスブリタニカ | 1999 |
| 著者 | 書名 | 出版社 | 出版年 |
| 長谷川 裕一 | マップス MF文庫 1
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ノーラコミックスの同名作品の文庫版。熱い!盛り上がりが凄い!まあ、キレイな絵じゃないと受け付けない人や、「SF」に科学的厳密さを求める人には向かないが。これぞ「正しい少年漫画」である。 |
メディアファクトリー | 2002 |
| ふくやま けいこ | ゼリービーンズ
「リベンジ」から「リターン」へ。主人公アメリア・イアハートの「この10年は、そんなに悪くなかった」というセリフが泣ける名作。可愛い絵柄と裏腹な、練りこまれた構成。ただ、ふくやまけいこは本作で過大評価されてしまったような気がする。初版は1983年。 |
徳間書店 | 1993 |
| 白土 三平 | 忍者武芸帳 影丸伝 1
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「カムイ伝」はともかく、(2005年現在で)30代以下の世代でこちらを読んだことのある人はそう居まい。行き当たりばったりの展開は他の白土三平作品と同様である(ぉい)が、娯楽作品としての勢いはとりわけ強烈である。 禊ぎを済ませ、死地に赴く蛍火の、何と美しいことか。「重太郎、地獄で会おうね。…ホホホ、明美は天国だものね」という台詞が忘れられない。カムイ伝にも蛍火と同じ造形(サエサ)が出てくるが、 作者も余程このキャラクターは気に入っていたのではないか。 |
小学館 | 1997 |
| 萩尾 望都 | 銀の三角 | 早川書房 | 1982 |
| 萩尾 望都/光瀬 龍 | 百億の昼と千億の夜 | 秋田書店 | 1982 |
| ジョージ秋山 | ザ・ムーン 1
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般若心経を唱えると飛ぶロボット…というのは空前絶後だろう。学部生時代の行きつけの食堂に単行本があったが、最終巻まで揃っておらず、ラストがどうなったのか大変気になっていた。まさかあんな終わり方だったとは… |
小学館 | 1997 |