中里村役場庁舎プロポーザル弊社応募案の概要
これからの村役場に望むもの
都会へ「情報発信」する
山の中の生活というと、とかく自給自足や高齢化などの面が後ろ向きにとりあげられることが多い。
しかし、自然に囲まれた生活は快適で人間らしさを取り戻せるすばらしさがある。
自然と共生し、環境にやさしい建築の「村役場」から、山の中に暮すことのすばらしさを都会に向けて
情報発信し、新しいライフスタイルを提案しよう。
都市と村民をつなぐ「生活基地」をつくる
情報センター(ITセンター)
高速回線網を整備し、中里村をIT化モデル地域とする。これにより村民の利便性を高めると同時に
ソフト開発関連の企業・個人の人口増加が期待できる。その中心となるのが「ITセンター」だ。
生活物流基地
24時間営業、翌日配達の公共コンビニを現在の役場の跡地につくる。これにより、生活物資などの
調達の利便性を高める。
医療施設・学校施設の充実
過疎地で暮すものにとっての不安のひとつに、病気や怪我あるいは子供の教育がある。既存の施設以外に
診療所と小・中学校の充実をはかることは、地域に暮す方々の共通の願いといえる。
集う
村内の人は皆顔見知り。だから村のことは、皆が集まって話し合って決めよう。
そして、年に何度かは、コンサートや劇などをやろう。
2月に一度くらい有志による小音楽会や集会も開こう。
そのためには、皆が青空の下に集まる場所がいい。野外村民ホールは、そうした考えから生まれた
まじめな提案だ。英国の民主主義の発祥の地のように。避暑地のコンサートホールのように。
この野外ホールは「集う」ための装置として役割を果たす。
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提出パネル ・設計趣旨説明 (これからの村役場に望むもの) ・施設計画の概要 ・各階平面模型写真 ・断面スケッチ S=1:300 ・外観模型写真 などをA2サイズのパネル1枚に まとめて提案した。 |
施設計画の概要
T) 配置計画・導線計画
北側の国道から10mほどの空地をとり、駐車スペース(6台)とする。
庁舎の手前に野外村民ホールを配置し、庁舎への入り口は東側通路をメインアプローチとするが、
西側車路より地下駐車場から地下1階の玄関に入ることも、あるいは屋外村民ホールの屋外階段より
テラスを通り2階ロビーに直接到達することもできる。
各階の移動は、2ヶ所の階段か中央のELVを使用。
来訪者と職員のゾーンは明確に分け導線の交差を避ける計画とした。
また、各階の導線は村民ホールと野外村民ホールによって有機的に交わり、
交流と出会いの空間となるよう配慮している。
U) 平面計画
2階 ミィーテング・エリア
オープンなミィーテングスペースや会議室などがあり、庁内および来訪者との
会談・会議のエリアとした。村議会もこの会議室の利用を考えている。
村長の執務・応接空間はこのフロアーにおく。
1階 公共サービス・エリア
住民課などの村民との接触の多い部門を村民ロビーに面しておく。また、農協出張
スペースもこのフロアーを予定している。
地下1階 サポート・エリア
企画・財政課などサポート部門の事務執務スペースとITセンター、職員のロッカー室
・倉庫・守衛室・機械室などをおく。
V) 自然環境・省エネへの配慮
自然採光・通風を生かし、屋上緑化や地場木材などの自然素材を用いる。